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作品タイトル不明

幕末に転生したら近衛家の姫でした。まず屋根を直します 第十四話までの時系列。

●転生設定の確認

糸子の転生前(橘咲)の死亡時は享年28歳。

転生後は近衛糸子として五摂家の近衛家に生まれ直している。

●各話の時系列と糸子の年齢

第一話「雨漏りと算盤と、わたくしの野望」

時期 嘉永五年(一八五二年)頃、春から初夏

糸子の年齢 五歳

主な出来事

転生後の状況確認。近衛家の財政的な貧困の認識。父・忠房を説得して商売の許可を得る。西陣織・京焼・宇治茶の販路開拓を始める。屋根の修繕を完了する。お梅との信頼関係の確認。

第二話「大坂の虎と、六歳の算盤」

時期 嘉永五年(一八五二年)、夏から秋

糸子の年齢 六歳

主な出来事

鴻池伊右衛門が近衛家を初訪問。「秩序を乱している」という牽制を糸子が論破する。大坂ルートの窓口として鴻池を取り込む(手数料二分五厘で合意)。御所台所方への食材支援を開始する。御所御用達称号取得への地ならしを始める。

第三話「御所の目、と見抜く者」

時期 嘉永五年(一八五二年)、秋

糸子の年齢 七歳

主な出来事

糸子が御所を初訪問する。さとの信頼を獲得する。廊下で村岡と出会い、算術の才能を見出す。村岡を近衛家の手伝いに加える。

第四話「江戸への道と、商家の倅」

時期 嘉永五年(一八五二年)冬から嘉永六年(一八五三年)初頭

糸子の年齢 七歳から八歳

主な出来事

松屋善兵衛・善次郎が近衛家を訪問する。善次郎を近衛家の手伝いに加える。村岡・善次郎・糸子の三人チームが初めて一緒に帳面確認をする。それぞれの強みが補い合う形が生まれる。

第五話「情報という名の商い」

時期 嘉永六年(一八五三年)春

糸子の年齢 八歳

主な出来事

善次郎が江戸から「大名家奥向きが御所の動きと外国事情の情報を求めている」という書き付けを持参する。情報のつながりが価値を持つ時代の到来を認識する。ただし器が整うまで実行しない方針を確認する。

※この時期はペリー来航(嘉永六年六月)の直前。糸子はペリー来航を知っているため、この時期に緊張感を持って動いている。

第六話「清華家の異議と、広橋の青年」

時期 嘉永六年(一八五三年)夏から秋

糸子の年齢 八歳

主な出来事

広橋権中納言が異議申し立てに来訪する。御所御用達の称号を盾に論破する。幕府の御用商人が近衛家を面白くないと思っているという情報を得る。広橋実光が有職故実の知識で協力を申し出る。

※ペリーが来航した年(嘉永六年)。江戸では大騒ぎになっているが、京では表向き静かな時期。

第七話「田辺屋の影と、最初の牽制」

時期 嘉永六年(一八五三年)秋から冬

糸子の年齢 八歳

主な出来事

田辺屋儀兵衛が近衛家を初訪問する。探り合いで終わる。さとから田辺屋が御所台所方との関係を失った経緯を入手する(品質問題と対応の遅さ)。これを切り札として保持する。

第八話「御門様の御前にて」

時期 嘉永七年(一八五四年)春

糸子の年齢 八歳から九歳

主な出来事

御所御用達の称号が正式に下される。御門様との非公式謁見が実現する。南蛮の国々についての情報提供を約束する。御所の情報が外に漏れている可能性を示唆する。御門様から「さとを守れ」というお言葉をいただく。近衛家が独自に動くことへのお許しをいただく。

※この年(安政元年)に安政東海地震・安政南海地震が発生する。糸子は事前に知っている。

第九話「御用商人組合の文書と、四人の夜」

時期 安政元年(一八五四年)夏

糸子の年齢 九歳

主な出来事

田辺屋が御用商人組合名義で正式な懸念文書を送付する(六商家連名)。実光・村岡・善次郎の四人で夜間対策会議を開く。返答文の方針を決定する(御所御用達を盾に、組合との調整には触れない)。

第十話「老中の影と、広橋の決断」

時期 安政元年(一八五四年)夏から秋

糸子の年齢 九歳

主な出来事

広橋権中納言が老中の関与可能性を情報として持参する(名前は不明)。幕府が御所の独自行動を警戒していることが判明する。実光が父の「近衛家から距離を置け」という指示に反して独自判断で協力継続を決断する。

第十一話「御所の水面下と、村岡の決断」

時期 安政元年(一八五四年)秋

糸子の年齢 九歳

主な出来事

村岡が御所内の情報漏洩を発見する。装束担当商家を通じて御所の女官長に文書が渡っている経路を特定する。さとが半年前から知りながら一人で抱えていたことが判明する。御門様の御前での話も外に漏れていた可能性が浮上する。対処方針として装束担当商家の取引先変更をさとを通じて進めることを決定する。

第十二話「御門様との密談、そして決断」

時期 安政元年(一八五四年)冬

糸子の年齢 九歳

主な出来事

御門様との非公式密談が実現する。田辺屋・老中の関与・御所内情報漏洩を報告する。御門様も長年情報漏洩を感じていたが動けなかったことが判明する。「さとを守れ」「近衛家が独自に動くことを許す」「朕の名前は使うな」という三つのお言葉をいただく。実光から父への老中からの圧力文書の存在が判明する。老中が焦っている可能性が浮上する。

第十三話「田辺屋、再来」

時期 安政二年(一八五五年)初夏(梅雨の時期)

糸子の年齢 九歳

主な出来事

村岡を通じてさとが装束担当商家への取引先変更の働きかけを開始する。その動きが田辺屋に察知される。田辺屋儀兵衛が明確な圧力を持って近衛家を再訪する。「幕府として看過できない」という言葉を使う。糸子のスイッチが入る。糸子が圧力を正式問題として取り上げるか商売問題として処理するかを田辺屋に突きつける。田辺屋が引き下がる(ただし完全ではない)。実光が翌日訪問し、水野忠精の名前を確認する。

第十四話「水面下の連鎖」

時期 安政二年(一八五五年)初夏から夏

糸子の年齢 九歳

主な出来事

実光が水野忠精の名前を正式に確認する。善次郎への返書で情報収集を依頼する。村岡を通じて女官長が泣いて告白した経緯が判明する(息子の借財を使った田辺屋の工作)。御門様への報告が完了する。御門様から「余の気持ちは使えるかもしれない」というお言葉をいただく。女官長の息子の借財(三十二両)の詳細が判明する。借財買い取りによる田辺屋の情報源遮断という方針を決定する。

●重要な歴史的事件との対照

嘉永六年(一八五三年)六月

ペリー来航 ← 第五話から第六話の間

安政元年(一八五四年)三月

日米和親条約締結 ← 第八話から第九話の間

安政元年(一八五四年)十一月

安政東海地震・安政南海地震 ← 第九話から第十話の間

安政二年(一八五五年)十月

安政江戸地震(藤田東湖死亡) ← 第十四話の直後

安政五年(一八五八年)

日米修好通商条約・安政の大獄 ← まだ先

●現在の糸子の状況まとめ

年齢 九歳(安政二年・一八五五年の夏)

天朝物産会所の状況 正式には設立準備段階。近衛家の商売として動いているが、組織としての器はまだ完成していない。