軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第3話:スキルのレベルが上がったぞ!

今日も日課の薬草採集クエストを受ける。やっぱりギルド長の態度は悪い。いつか借りは返す!

薬草の群生地については、ステラおばあちゃんから場所を教えて貰っているので問題ない。採集した場所も一週間もすればまた生えている。毎日採集しても、何箇所か分けて採集すれば問題はない。

それよりも気を付けなくてはいけないのが魔物だ。

この辺だとゴブリンが居る。ゴブリンは見た目は人間の子供位で、緑の肌に醜い顔、繁殖力が異常に強く、ゴブリン討伐のクエストも毎日出ている。人間の女を攫って繁殖するそうで、嫌われ者の代表みたいな魔物だ。

ゴブリンの中にはこんぼうやナイフなどを装備している奴もいるそうで、強さ自体は大した魔物じゃないけど、俺から見れば十分脅威だ。

薬草を採取してそろそろ籠一杯になるかという時に、何か聞こえてきた。

「ググェ!? ギャッ!」

「よおぉぉぉぉえぇぇえぞっ! ギャハハハ!!」

声のする方に恐る恐る近づいていくと、3匹のゴブリンと人間が戦っていた。

戦っている人間は……ハーゲだった。

ゴブリン3匹相手にもかかわらず、余裕の表情でゴブリンを遊びながら殺していた。

集中してゴブリンを見ると、ステータスも低くスキルもパッシブで繁殖LV3位しかなかった。

ハーゲの動きを見ると、何かモヤみたいなものが見えた。集中して見ると、やっぱり見間違いではなく身体全体に何かを纏っているようだった。

それが何か気になり、ずっと見ているとあることに気付いた。ハーゲのMPが少しずつだけど、減っている……

ゴブリンの方はすでに2匹やられている。

「死ね! 二段突き!!」

その瞬間ハーゲの動きが速くなり、一瞬で2回の突きがゴブリンの首・腹に叩き込まれゴブリンは声もなく死んだ。

ハーゲは何が可笑しいのか、笑いながらゴブリンの耳を切り取り満足そうに帰っていった。あと欠片? みたいのも回収してた。

この世界に魔法があるのは、ステラおばあちゃんから聞いているが、ハーゲが魔法を使えないのはステータスで確認している。しかも、最後の二段突きと叫んだ瞬間に、MPが一気に5は減った。

自分のステータスを確認してみる。

名前 :ユウ・サトウ

種族 :人間

ジョブ:なし

LV :1

HP :10

MP :2

力 :3

敏捷 :4

体力 :4

知力 :22

魔力 :1

運 :1

パッシブスキル

なし

アクティブスキル

なし

固有スキル

異界の魔眼LV1

レベルは上がっていないが、この1ヶ月の薬草採集での山に行ったり来たりで、HP・力・敏捷が上がっていた。

MPの項目を見ると、俺のMPは2だ。ハーゲが纏っていた物が魔力なら、俺にもできるのかもしれない。俺は残りの薬草を採集し、急いで家に帰った。

薬草採集クエストの報酬を貰い。家に戻ると早速魔力を纏ってみようと練習を開始した。

「ぐっぬぬ!」

取り敢えず力を入れてみたが、まったく出ない……ジョブとやらに就いていないとできないのか? 単純にMPが少ないのかまったくわからなかった。

自分の身体を集中して見る……見る…………見る…………集中しすぎて、眼が痛くなってきた。

練習から1週間が経った……まだできない。村に行き、隠れてギルドを覗くと、中にはハーゲと取り巻きのPTメンバーが居た。

「ギャハハッこの間もゴブリンを瞬殺してやったぜ!」

「おいおいハーゲ、あんまり頑張り過ぎてゴブリンを全滅させるんじゃねぇぞ。俺らのメシの種がなくなるぞ」

「本当だぜ。それにしても俺らの実力からしたら、ここら辺の魔物は物足りねぇな!」

「違えねぇ。最近、盗賊をここら辺で見かけたそうだから、そいつらの貯め込んでるお宝でも頂くか?」

馬鹿な4人組を集中して見る。少しでもあのモヤについてヒントがないかを探る為に

観る……見る…………見る…………見……ん?

ステータスを見ているとあることに気付いた。HPの項目に集中すると――

【HP:生命力これが0になると死にます】

更に詳しく見れるようになっていた。MPの項目に集中した。

【MP:魔法・闘技を使う際に必要な力です。身に纏って肉体強化もできます。精神力】

(おぉ!!!)やっぱり間違っていなかった。家に帰り、他の項目についても見てみた。

【HP:生命力これが0になると死にます】

【MP:魔法・闘技を使う際に必要な力です。身に纏って肉体強化もできます。精神力】

【力 :肉体が持っている力です。高いほど重い物が持てます】

【敏捷:高いほど早く動けます】

【体力:スタミナ、多いほど長く動けます】

【知力:優れた頭の働き、高いほど高度な魔法に影響を与えます】

【魔力:魔法の威力に関係します。一度に放出できる量】

【運 :幸・不幸を支配する】

【パッシブスキル:覚えているだけで効果の発動するスキルです】

【アクティブスキル:使用しなければ発動しないスキルです。発動にはMPが必要】

【固有スキル:ジョブでは覚えられない。その人オリジナルのスキル。後天的に覚えることもあります】

各項目の内容は大体わかった。更に気付いたことが一つあった。

俺の持っている固有スキル:異界の魔眼がLV2になっていた。ここ一週間ずっと集中して見続けたので、レベルが上がったのかもしれない。また、そのおかげでステータスもより詳細を識ることができた。

魔力を纏うことに関しては、更に2週間掛かってやっとできるようになった。

魔力を纏う効果だけど…………身体能力が全ての項目で上昇した。あまりの効果に嬉しい反面、問題もあった。

俺自身のMPが低すぎるので、すぐにMPが空っぽになる。

MPを増やしつつ、効率の良い使い方を考えるのが今後の課題だ。

今日はステラおばあちゃんから、動物の捌き方を教えてもらった。