軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

【絶死】のデストラ

「さて――――死んでくれるかな?」

目の前の白髪の男――――デストラの言葉を受け、俺たちは一斉にその場から飛び退いた。

そしてそれぞれが武器を構え、今までにないほどデストラに対して警戒する。

だが、そんな俺たちを見て、デストラは苦笑いを浮かべた。

「いやあ、距離を置いたところで関係ないんだよねぇ。どこに逃げようが、それこそこの世界じゃなくても、僕の能力からは逃げられないよ」

「能力だと?」

アルが険しい表情でそう訊くと、デストラは笑みを深める。

「知りたい? それじゃあ教えてあげる。僕の能力は――――」

そう言いながらデストラが近くの草に手をかざすと、その草は突然枯れてしまった。

「ふふ、どうだい?」

「ど、どうって……」

何? 草を枯らす能力ってこと? でもそれだと周りの魔物の死体の説明がつかないし……。

でももしかしたら、草を枯らすことで何か副次的な効果があるのかもしれない。よく分かんないけど。

ただ、本当に草を枯らす能力だとすれば――――。

「じ、地味……?」

「じ、地味だとぉ!?」

俺の反応にデストラは顔を赤くして叫んだ。

いや、地味って表現はよくないな。申し訳ない。

「い、いや、農家の人には重宝されそうだなぁって! その、雑草処理とかで……」

「お前はどこ視点で見てるんだ!?」

俺の素直な感想に対し、アルがそうツッコんでくる。すまん、俺もよく分からん。

今デストラのことで分かっていることといえば、【魔神教団】の『神徒』って……ん? 『使徒』じゃなくて、『神徒』? ますます分からん。一つだけハッキリしてるのは、敵ってことくらいだろう。

そんな考察をしていると、デストラは笑みを引きつらせた。

「ざ、雑草処理……ふふ、ふふふ……ここまでバカにされたのは初めてだ。ああ!?」

「っ!?」

その瞬間、何やらデストラの体から よくないモノ(・・・・・・) が吹き出した気がした。

それに対し、俺はほぼ反射的に【 憎悪溢れる細剣(ブラック) 】を振り抜いた。

するとデストラは微かに目を見開く。

「んん? 今ので殺せたと思ったんだけどなぁ……」

「殺すって……」

「誠一、ソイツはやべぇ! 今すぐ動きを止めるぞ」

アルの言う通り、目の前で不敵に笑うデストラという存在が俺は妙に気持ち悪かった。

「ひとまず、一度気を失ってもらうぞ!」

俺は【無限地獄】のスキルを発動させつつ、死なないレベルでデストラへと殴りかかる。

もちろん、それだけ手加減しているとはいえ、俺の動きは正直認識できるような速度ではなく、簡単にデストラの懐に潜り込んだ。

そして、俺は手加減した状態のままでデストラの腹に一撃を入れる。

だが――――。

「……ふふふ」

「……」

おかしい。

俺の一撃を受け、死にはしないが、気を失うと思っていたデストラが、無傷で立っていた。

「ふふふ……驚いてるみたいだねぇ?」

「……アンタ、何なんだ?」

俺は一度距離を取ながらそう訊くと、デストラは厭味ったらしく嗤った。

「勘違いしていたようだけど、僕の能力は……対象を自由自在に殺す力」

「何?」

「僕は自分が死ぬ未来を、それどころか傷つく未来のすべてを 殺した(・・・) のさ。だから、僕は絶対に死ぬことはないよ」

「はあ?」

なんだ、その反則能力! 俺も大概だけど、そこまでじゃないぞ! …………たぶん!

「それだけじゃない。僕の異能……【絶死】は、僕が望むままに有形無形、事象、概念、因果……それこそこの世界や神ですら殺すことができるんだ。それに、僕が意識しなくても、僕に敵意、害意、殺意、または僕にとって不利益になる何かが起きても、それすら反射で殺すことができる。どうだい? 絶望的だろう?」

いや、本当に滅茶苦茶だなぁ!?

冗談抜きで、俺なんかが勝てる相手か、コイツ!?

いや、でも、そもそも死んでる存在とかならどうなんだ? それに、そんな反則的な力を使えるヤツがいるんなら、逆に蘇生させる力を持ってるヤツもいそうだけど……。

すると俺の表情に出ていたのか、デストラは笑みを深める。

「今、僕の能力の弱点を探そうとしたでしょ? それこそ、死んだ存在には効かないんじゃないかって……そんなことないんだよなぁ。僕はたとえ死んだ存在でも殺せるよ。なんせ、僕はすべてを殺すわけだからねぇ」

「はあ!?」

コイツ、俺なんかよりよっぽど化物ですよ、化物! てか死んだ存在も殺せるって意味が分からん! 死んでる人をどう殺すっていうんですかねぇ!?

本当に倒しようがなくないか!?

「というわけで、死んでよ」

「しまっ!?」

あまりにもぶっ飛んだ能力に驚いていると、デストラは俺に手をかざしてきた。

「はははは! 僕をバカにしたこと、後悔しながら死になよ!」

「ぐあああああ! し、死ぬのかああああああ!」

「誠一ぃぃぃぃいいいい!」

俺は反射的に胸を押さえ、サリアがそんな俺を見て叫んだ。

『スキル【進化】が発動しました。これにより、体が適応されます』

…………………………。

「なんか大丈夫らしいっす……」

「……………へっ!?」

デストラは呆けた表情の俺を見て、目を見開いた。

「な、何で! 【絶死】が効かないはずがない! そんな存在、この世界どころか多次元、多世界、それこそ神ですらあり得ないのに!」

「そ、そんなこと言われましても……何かスキルで大丈夫になったみたいで……」

「はあ!? この世界のシステムでしかない、スキル程度にこの僕の力が防がれただと?」

デストラはそう叫ぶと、すぐに冷静さを取り戻す。

「ふ、でも種が分かれば問題ない。そのスキルを殺しちゃえば、もう終わりなんだからさ!」

「っ!」

またも、デストラが俺に向けて手をかざした瞬間、再び脳内アナウンスが流れた。

『適応いたしました』

「大丈夫みたいっすね……」

「なんでだよおおおおおおおおおおお!」

俺の反応に、デストラはその場で頭を抱えた。

あまりにも無防備な姿に俺だけでなく、アルたちも困惑の表情を浮かべるが、少なくとも即死させる力を持っている以上、アルもサリアもヘレンも迂闊に動けない。

「おかしいだろう!? 僕と似た能力者は全宇宙、多次元にもいるだろう。だが、その中で一番強いのは僕だ! その僕の力が通じない!? 全世界、宇宙、言葉通りのすべてを作り上げた神ですら殺せる僕の力が!?」

いや、本当に物騒な能力だな。てか、全宇宙だの神だのスケールがおかしくない?

そう思いつつ、俺は思わず疑問に思ったことを聞いてしまった。

「てか、お前、【魔神教団】の人間なんだよな? そんな人間が神を殺すとか言ってていいのか?」

「はあ? 僕が本当に魔神の下についているとでも思っているのか?」

心底馬鹿にした様子で俺を睨むデストラ。いや、そんなバカにしなくても……。

「てか、お前の力も魔神のモノじゃねぇのかよ」

「違うに決まってるだろ? 魔神から授かった力なら、魔神を殺すことはできないだろうからねぇ。これは生まれつきの力さ。だからこそ、僕はいつでも魔神を殺すことができる。ただ、それを簡単にやっちゃつまらないからね。自分が従えていたと思った存在に、喜びの絶頂で殺される! ああ、その時、魔神はどんな表情をすると思う!? それを想像しただけで僕はもう……!」

恍惚とした表情を浮かべるデストラに、俺だけでなく全員ドン引きだった。ええ、コイツ本当にやべぇ……。

すると再び俺たちに……いや、俺に視線を戻し、キッと睨みつけてきた。

「だからこそ、何で死なない!? 僕の能力は絶対だ! たとえ即死無効の能力だろうが、概念操作だろうが、どんな方法を使っても防ぐことはできないのに!」

ってデストラは言ってますけど、どうなんですか、脳内アナウンスさん! ていうか俺の体っ!

答えてくれないと分かっていても、思わず俺が心の中でそう問いかけると、まさかの脳内アナウンスさんは無感情に教えてくれた。

『無効を無効だとか概念だとか防ぐだとか絶対だとか……そのレベルで語っている時点でたかが知れます。効かないから効かない。それだけのことです』

相手が複雑かつ難しいこと言ってくるのに対して俺はとんでもなくシンプルですねぇ!?

でもそのシンプルさが俺には有難い。正直デストラの言ってることの一割も理解できてないから。何? 事象だとか概念だとか。シンプルイズベストでしょ。

っていうか、回答が返ってくるとは思わなかったよ! いつもはレベルアップの時や、スキルが発動した時しか聞こえないから、こうして会話できているのが少し不思議だ。

「あり得ない……あり得ないぞ……! 他の世界じゃ使えない、ステータスやスキルなんていうスキルに頼り切ってる雑魚にこの僕の力が通じない!? そんなことがあっていいはずがない!」

「そんなこと言われても……ねえ?」

「いや、誠一は何でそんな緊張感ないんだよ!?」

だってよく分かんないけど俺には効かないみたいだし。

そんなやり取りをしていると、デストラは何かを思いついたといった表情を浮かべた。

「そうだ……お前に僕の力が効かないとしても、他の連中はどうかなぁ!?」

そう言いながら今度は俺でなく、アルやサリアたちに手をかざすデストラ。

どうすればいいのか分からないけど、つい反射的にブラックを構えた瞬間、再び脳内アナウンスが流れた。

『スキル【同調】が発動しました。これにより、周囲と同調いたします』

え、同調?

デストラが邪悪な笑みを浮かべ、サリアたちが顔を強張らせている中、俺は脳内アナウンスに気をとられ、間抜けな表情を浮かべていた。

『同調を完了しました。今回の同調内容は、誠一様の体質を同調の本体とし、周囲と同調したため、周囲のアルトリア様、サリア様、ヘレン様は同じ体質へと性質を同調させました』

高笑いするデストラに、緊張した表情を浮かべるアルたち。

それを見て、俺はポツリと呟いた。

「えっと……俺のスキルでサリアたちも大丈夫になったみたいです」

「だからなんでだよおおおおおおおおおおお!」

再び崩れ落ちるデストラ。あれ? コイツ、能力なかったらどう戦うんだ?

何はともあれ、俺のスキルのおかげでサリアたちも死ぬ心配がなくなり、俺は汗をぬぐった。

「ふぅ……やったね!」

「いやいやいや、お前マジでなんだよ!?」

「誠一先生……私、能力を聞いてからはアイツの方が非常識かつデタラメだと思ってたのに、やっぱり誠一先生の方が非常識かつデタラメなのね……」

「何で!? どこからどう見ても常識人じゃん! 普通だよ!?」

「普通は相手が絶対的自信を持つ能力を簡単に無効化したりしねぇんだよッ!」

アルとヘレンにツッコまれ、何とか俺が普通だということを説得していると、サリアはいつも通りニコニコとしていた。

「そっかぁ……私たち、誠一のおかげで大丈夫なんだね! ありがとう!」

「お、おう? そうお礼を言われると……照れるというか、何もしてないというか……」

いや、結果的にサリアたちのためになったのだから万々歳なワケだが、俺がどうこうしたって言うより、体が勝手に動いたって言うのが正しいだろう。自分の体に感謝というのも変な話だが、本当にありがとうございます。ただ、本格的に【人間】って何なのか分からなくなってきたので、ちょうどいい塩梅での自重も考えていただけると嬉しいです。

一気に緊張感がなくなった俺たちに対し、デストラは信じられないといった表情で頭を振った。

「認めない……僕は認めないぞ……! 嘘だ、嘘に決まってるんだああああっ!」

デストラが叫んだ瞬間、再び何だかよくないモノが吹き出した気がしたが、もう俺たちには関係ないので放置した。

ていうか、厄介だな……能力自体は効かなくなったけど、気分的には気持ち悪いし、即死なんていう目に見えないモノってのがなぁ……。

『適応いたしました』

「……」

突然、俺の視界に真っ黒いモヤモヤっとしたものが見えるようになった。

ちょっと待って。まさか、本当に見えるようになったの? ウソでしょ?

だが、実際に俺の目には急に黒いモヤモヤが見えるようになったし、よく見るとデストラの体からその黒いモヤモヤが噴き出しているのも見える。

驚く俺をよそに、それはまるで一つの意思を持つかのように動き、俺たちに襲い掛かる。

俺だけでなくサリアたちの方にも向かっていったので、俺は咄嗟にそのモヤモヤを手でつかんだ。

「ええ……? 見えるし触れるんですけど……?」

「……誠一、急に何もないところに手を伸ばしたりして何してんだ?」

手の中で何だか焦ったように暴れる黒いモヤモヤに困惑していると、アルとヘレンが俺を怪訝な目で見ていることに気付いた。

「あ、待って! ちゃんと理由があるから! だからそんな目で見ないで!?」

「そんな目で見るなって言われても……」

「いきなり虚空に手だけ動かしたらそんな目にもなるでしょ?」

そりゃそうだ!

だが、サリアだけは違ったようで、俺の手を見て首を捻っている。

「なんだかよく分からないけど、今誠一の手にはよくないモノがある気がする……」

「はあ? サリアはなんか見えるのか?」

「うーん……見えるというか、野生の勘?」

出たよ、野生の勘。でもその勘がメチャクチャ当たるもんだからすごいよな。

「何でだ、何で何ともないんだよ……!」

俺たちが和やかに会話している頃、デストラは認められないと言わんばかりに汗をダラダラと垂らしながら必死に両手を俺たちにかざしている。えっと……諦めないんだろうか?

デストラから送られてくる黒いモヤモヤをとにかく手で掴み、集めていると、ついつい力加減をミスって潰してしまった。

「あ、潰せるんだ、コレ」

『――――』

何故だか分からないが俺がそう呟いた瞬間、黒いモヤモヤは絶句しているようだった。

ただ、黒いモヤモヤを回収してて思ったのが、恐らくこの黒いモヤモヤは【死】そのモノな気がする。俺も具体的な説明はできないんだけど、何となく冥界の雰囲気と似ているのだ。

それはいいとして、俺は手に収まった黒いモヤモヤを見て眉をひそめた。

「もしこれが【死】そのモノだとして、デストラの能力なんだとすれば……正直、気分はよくないよな。無条件で対象の命を奪うなんて理不尽だ」

『!』

若干の怒気を含ませながらそういうと、手のひらに収まった黒いモヤモヤはビクッと固まり、急に真っ白い光に変わりだした。

「え、なになに!? 何が起きてる!?」

「いや、誠一。オレやヘレンからすれば、さっきから何言ってんだ? って感じなんだが……」

誰にも見えないモノに一人で反応する俺は確かに異常だよね! でも見えるんだよ!

「あれ? 誠一の手にあるモノ、さっきまではよくない感じだったのに、今はすごくいいモノに変わってるよ?」

すると俺のようにはっきりとは見えないものの、感覚的に捉えられているサリアがそう言った。

俺もサリアに言われて今度は慌てずに掌の白い光を見つめると、それはさっきとは逆に、何だか生命力に溢れ、体に活力を与えてくれるような力になっていた。

それに掌の光が『だ、旦那! これでどうっスか!? もう殺しから足を洗って、今度からは癒していくんで許してくだせぇ!』と言葉にはしていないが、そんな意思を俺に流してきた。ええ……?

つまり、あの黒いモヤモヤ……【死】そのものは、何故か逆の【治癒】や【生命力】といった、癒しの力へと変貌したようだ。

しかも、俺の掌にある光だけでなく、何故かデストラの体にまで光は伸びており、今までデストラの体からは黒いモヤモヤが噴き出していたのだが、今は白く温かい光が溢れ出している。

「何で……何で僕の力が効かないんだよぉ……」

いつの間にか号泣しながら必死に手に力を込めているデストラ。

すると新たに黒いモヤモヤから変わった白い光が飛び出し、それをわざと受けてみた。

すると俺の体が一瞬輝き、心なしか気分もよくなる。

「おお、体に力が漲ってくるね」

「「「へ?」」」

黒いモヤモヤに続いて白い光が見えないアルとヘレン、そして当の本人であるデストラが俺の反応に目を点にした。

「誠一、私も受けてみたい!」

「お、そうか? じゃあデストラさん。能力お願いします」

「は?」

訳が分からないといった表情のデストラだが、そんなデストラの意思とは関係なく、白い光がサリアに飛んでいった。

「ん~! 本当だ! 何だか元気が出るね!」

「だろ? アルとヘレンもやってもらえよ」

「お前何の話してるんだ!?」

「……分からない。私、誠一先生がどこに向かってるのか全然分からない……」

やはり何が起きているのか理解できていないアルとヘレンにはどうやって説明したもんかと頭を悩ませていると、再び白い光がデストラの意思とは関係なくアルとヘレン目掛けて飛んでいった。

「っ!? こ、コイツは……!」

「すごい……さっきまで誠一先生のせいで疲れていた精神が、一気に回復していく……!」

「ちょっと待て」

俺のせいで精神が疲れるって酷くない? 泣くよ?

まあとにかく、これでデストラの能力を体験してもらえたわけだから、少し説明が楽になった。

「今体験してもらった通り、彼……デストラの能力が【絶死】? とやらから【癒し】の力へと変わりました」

「意味が分からねぇんだが!?」

「何がどうすればそんなことになるのよ……」

俺もよく分かんない。何か【絶死】の能力の方から勝手に変わったわけだし……。

すると、そんな俺の発言を聞いていたデストラが、呆然とした表情で自身の手を見つめていた。

「ぼ、僕の力が……癒しに変わった、だと……?」

呆然としたまま、近くの枯れ果てた草にデストラが手をかざした瞬間、草は一瞬にして瑞々しい姿を取り戻した。

だが、その光景を見て、デストラは絶望した表情を浮かべる。

「う、ウソだ。こんなの、ウソだ。僕は、人が不幸になるのが……絶望した姿が好きなのに……僕の能力はそれができるはずなのに……」

まるで現実から目を逸らすように、必死に俺たちだけでなく、周辺の草に能力を発動さるデストラ。

だが、デストラの望む結果とは逆に俺たちは気分爽快になり、草も嬉しそうに青々しさを増した。

「あ、ああ……あああ……ああああああああああああああああ!」

そして、デストラはその場に崩れ落ちると、絶望したまま絶叫する。

それを見て、アルはどこか哀れんだ表情のままデストラの背後に近づいて――――。

「ま、ひとまず寝てろ」

「ガッ!?」

――――思いっきり殴った。

デストラは意識を失いながら、呆然と呟く。

「ぼ、ぼくの力が……傷つかないはずの未来すら、変わっ……たの……か……」

そして、デストラは完全に気を失うのだった。