軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

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「魔法学園のフェスがなくなったらしいな」

私が剣のお稽古をしているとアランお兄様がそう言った。

あまりの衝撃に私は腕を止めてしまった。

はい!?

魔法学園のフェスがなくなった?

もしかして私がリズさんと仲良くできなかったからかしら。

いや、それは関係ないわよね。だって私、魔法学園の生徒じゃないし……。

「さっきアル兄からの緊急の言霊が来たんだよ」

私が国王様とお話ししていた時かしら?

それにしても言霊の魔法なんてあるのね。凄く便利そうだわ。

「何かあったのですか?」

「リズが倒れたらしいよ」

アランお兄様に代わってヘンリお兄様が答えた。

リズさんが倒れた?

やっぱり、前に私が嫌な態度をとったからかしら……。

私、倒れるぐらいの罵声を浴びせたつもりはなかったのだけど。

「なんか、リズの魔法が暴走したらしい」

「魔法が暴走?」

「ああ、まだ理由は分からないらしいがフェスの時に何かあったら大変だから禁止になったらしい」

魔法が暴走なんてするのかしら……。

あまりにも強力な魔力を持っていたから暴走したって可能性があるわよね。

私は剣のお稽古を途中でやめて図書室に向かった。

魔法大全をもう一度じっくり読んだがどこにも魔法の暴走については書かれていなかった。

今までに魔法が暴走したって事はなかったって事よね。

私は近くにあった魔法書を取り出し、目を通した。

そもそも全魔法を使える者なんて現れた事がなかったものね。それも平民で……。

『闇魔法について』

闇魔法の説明?

役に立たない魔法だって書かれているのかしら。

私はページを捲った。

『闇魔法は破壊の魔法かつ治癒の魔法』

……どういう事?

矛盾している魔法って事なの?

私はもう一枚ページを捲った。

あれ? ……これだけ?

他の魔法は膨大な紙の量を使って説明されているのに、闇魔法はたったの一ページ?

やっぱりしょうもない魔法なんじゃ……、ダメよ、ネガティブに考えるのはやめましょ。

気分転換に魔法の練習でもしましょ。

私はレベル16からレベル20までの本を読んだ。

きっと、魔法学園の入学可能レベルがレベル20だから案外簡単に習得出来そうな気がするわ。

私はレベル16から順番に魔法練習を始めた。

本当に簡単すぎてレベルが上がれば手応えを感じるなんて事が全くない。

正直なところレベル1と同じノリでレベル20も出来た。

……あっさり入学レベルにまで達してしまったわ。

凄いじゃない、私!

段々ヒロインと対等になってきているわ。後はリズさんの体調が戻ればいいのだけれど……。

こんな事を言ったら卑怯かもしれないけど、リズさんが倒れている間に私がどんどんレベルアップしとけば、リズさんが目を覚ました時には完全に対等になるんじゃないかしら。

まぁ、そんな夢のような話あるわけありませんし、こつこつ頑張るしかなさそうね。

私はレベル21の本を手に取り、読み始めた。