作品タイトル不明
206 光速レベルアップ ②
翌日からも、俺のレベルアップは続いていく。
7回目の戦闘。
リヴァイアサンの猛攻を潜り抜け、 無名剣(ネームレス) による怒涛の連撃でダメージを加えていく。
「はあぁぁぁああ!」
「シャゥゥ!」
多種多様な攻撃パターンを持つリヴァイアサンだが、何度も戦うことで、俺はその全てに対応できるようになってきていた。
結局、今回の戦いは終始 俺が優勢のまま、無数の斬撃を浴びせることで致命傷を与えることに成功し、無事に討伐できたのだった。
『経験値獲得 レベルが273アップしました』
『ダンジョン攻略報酬 レベルが400アップしました』
◇◆◇
攻略回数が10回を超えたあたりからは、海面の揺れを見るだけでリヴァイアサンの狙いを看破できるようになった。
海から水のレーザーを放ってくるのか、地上に降り立ってくるのか。
事前に狙いを見抜き反撃の準備を整えることで、討伐効率を格段に上昇させることができた。
後はかなり特殊なパターンだが、海水を操ることで自分の体を浮かばせ空中から攻撃してくることもあった。
その攻撃は事前に調べた情報の中にはないパターンだったため、正直かなり驚いたりもした。
しかし、
「初見時にその攻撃をされてたら、もしかしたらやられてたかもな」
俺は 無名剣(ネームレス) を力強く握りしめながら、リヴァイアサンに向かってそう告げた。
――――――――――――――
【 無名の騎士(ネームレス・ナイト) の 剣(つるぎ) 】
・無名の騎士が装備していた剣。
・装備推奨レベル:10000(MAX)
・攻撃力+100%
・敵のレベル(討伐推奨レベル)が自分より高かった場合、HPとMPを除くステータスの全項目を+100%。
――――――――――――――
俺のレベルは既に55000を突破していた。
リヴァイアサンのレベルは変わらず60000と格上であり、 無名剣(ネームレス) の効果を発揮するにはまさに最適の状況。
襲い来る水のレーザー、水球、水のカッター、後は巨体を活かした単純な質量攻撃を真正面から打ち破っていく。
『経験値獲得 レベルが128アップしました』
『ダンジョン攻略報酬 レベルが400アップしました』
◇◆◇
そういう意味でもっとも厄介だったのは、20回目以降の挑戦だろう。
俺のレベルが60000を超えたことにより、無名剣の効果が発揮されなくなる。
自分のレベルを上げたことによって能力が落ちる場合があるのが、この武器唯一の欠点だ。
ただし、だからといって俺に待っていたのが苦難だけという訳ではない。
「――遅いぞ、リヴァイアサン!」
「グ、グォォォオオオオ!」
レベル60000を超えてからは 魔奪剣(グリード) と 吸血剣(ブラッディ) に持ち替え、二刀流で攻撃を加えていく。
数日前まではリヴァイアサンの硬質な鱗をこの二振りで断ち切ることはできなかったが、レベル上昇に伴ってそれが可能となっていた。
無名剣(ネームレス) 使用時に比べて討伐時間は倍近く必要になったが、大きな利点も存在していた。
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【 吸血(きゅうけつ) の 短剣(たんけん) 】
・装備推奨レベル:60000
・攻撃力+68%
・敵(人・魔物)を切り裂いた際、刃に触れた血液を吸収することができる。吸収した血液に含まれる魔力を、HP、MPに変換することも可能。
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吸血剣が通用するようになったことで、MP効率が断然によくなった。
先日、魔力回復スキルのレベルを上げた分も合わせ、1日に攻略できる回数が格段に上昇したのだ。
そういった事情もあり、俺は出し惜しみすることなくスキルをふんだんに使い、リヴァイアサンが力尽きるまで斬撃を浴びせ続けた。
『経験値獲得 レベル52アップしました』
『ダンジョン攻略報酬 レベルが400アップしました』
◇◆◇
そして、攻略を続けること3日目。
計25回目となる、リヴァイアサンとの戦闘。
地上に上がってきたリヴァイアサンを、俺は真正面から見据えていた。
幾つものダンジョンを踏破してきた経験からだろうか。
このボスと戦うことになるのはこれが最後であろうことを、俺は直感的に理解していた。
「シャァァァアアアアアアアアアアアア!」
リヴァイアサンの周囲に浮かび上がる、幾つもの水球や水槍。
それらに囲まれた中、俺は小さく呟く。
「 全景支配(ピース・ルーラー) 」
直後、リヴァイアサンの周囲を飛び回る攻撃の数々が転移し、一斉にリヴァイアサンに襲い掛かった。
そして、
「――これで終わりだ!」
怒涛の魔力爆発の中、連続転移でリヴァイアサンに接近した俺は、無名剣によって一刀でその巨大な首を両断する。
頭を失ったリヴァイアサンは、抵抗することすらできず、その場にドシンと崩れ落ちていった。
『経験値獲得 レベル13アップしました』
『ダンジョン攻略報酬 レベルが400アップしました』
鳴り響くシステム音。
ただし今回に限ってはこれだけではなく――
『貴方は本ダンジョンを規定回数攻略しました』
『ボーナス報酬 レベルが1000アップしました』
『今後、貴方が本ダンジョンを攻略しても報酬は与えられません』
「……終わったか」
久々に聞いた、ダンジョン踏破を知らせるシステムの声。
かくして俺は、初めてAランクダンジョンを踏破するのだった。
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天音 凛 19歳 男 レベル:62878
称号:ダンジョン踏破者(10/10)・無名の剣豪・終焉を齎す者・賢者の意思を継ぎし者
SP:40950
HP:497160/497160 MP:23190/131620
攻撃力:114820
耐久力:97360
速 度:118260
知 性:101730
精神力:97310
幸 運:99300
ユニークスキル:ダンジョン内転移LV30・略奪者LV1
パッシブスキル:身体強化LV10・剛力LV10・忍耐LV10・高速移動LV10・精神強化LV10・魔力回復LV10・魔力上昇LV10・状態異常耐性LV4
アクティブスキル:金剛力LV10・金剛不壊LV10・疾風LV10・不撓不屈LV10・起死回生LV1・初級魔法LV3・纏壁LV9・留壁LV9(スキルレベルは纏壁に依存)・浄化魔法LV1・索敵LV4・隠密LV4・鑑定LV1・アイテムボックスLV10・隠蔽LV1
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