軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

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「ねぇ、お二人は推薦が入っちゃったので、ミスコン出ない?」

マリベルがイベントクラブを代表して、メグたんと私に候補者としてイベントに出ないかと言って来た。

学食の入口に設置されている候補者推薦箱に私達2人の名前が複数投函されていたらしい。

「う~ん、候補者として出ると何か良い事があるの?」

メグたんがズバっと聞いちゃった。

学生がやるイベントだから名誉くらいしかもらえないと思うけど・・・・。

「別に何かが貰えると言う訳ではないけど・・・・学園で一番綺麗って認められるのって凄い事じゃない?まぁ、候補者となっても必ずミスに選ばれる訳じゃないから、候補者止まりだと何もないけれどねぇ」

マリベルって私達を勧誘したいのか、したくないのか良く分からないスタンスなんだよねぇ。

恐らく、自分の方が綺麗だと思ってるんだろうなぁ。

「う~ん、別に出てもいいけど・・・・候補者が多い様なら、出なくてもいいかなぁ~」

「で、アウレリアは?」

「あ、私は出場は遠慮する~。ごめんね」

「え?どうして?」

「人前に出るのが恥ずかしいし、私が出てもミスになれるとは思わないので、苦手な事をしなくてもいいかなぁ。大人しくメグを応援してるよ」

「へぇ~」

マリベルの勝ち誇った様な表情が何を意味しているのか良く分からないけど、別に引き止めもされなかったから候補にならなくて良いのだろう。

「じゃあ、メグだけ候補者って事で良い?」

「え?うん、私は良いよ」

「うん。私は候補ってのは無しでヨロ~」

「でさぁ、フェリーペも男子の部で推薦が挙がってるんだよね。彼は参加しそう?」

「それは私たちでは分からないから、自分で直に聞いてみたら?」

そっけないかもしれないけれど、それは本人に聞いてもらわないと私たちにも分からんよん。

「ふぅ~。分かった。直に聞いてみる」

マリベルはそそくさとフェリーペの方へ走って行った。

「ねぇ、リアは本当に候補者になりたくないの?」

勇者様が不思議そうな表情でこちらの顔を覗き込んだ。

「うん、人前に出るのは苦手なの」

「ええええ!?アナウンスは全校生徒の前でしてるのに?」

「あれは他にやる人がいなかったからやってただけで、あれも苦手なんだよ」

「ええええええ!苦手なのぉ?全然そんな風に見えないよぉ」

「マジで苦手だよ。ベレンちゃんが担当してくれる様になって、本当にホッとしてるんだよ。彼女は貴重な人材よ~」

「マジか!」

勇者様は候補者になる事自体は別にどっちでも良いらしいんだけれど、特技披露かスピーチが待ってるよって指摘したら、一緒に何をすれば良いか考えてって言って来た。

勇者様って勉強も出来るし、顔もカワイイし、性格も優しいんだけれど、思わぬ時にズバっと物を言っちゃう所が凄いんだよね。

でも、それを特技として披露するのはNGだしねぇ。

「メグってさぁ、本読むの好きだよね。でも裁縫は苦手だよね?」

「うん」

「実家のお店は良く手伝っているし、週末一人で寮に居る時は何をしているの?」

「読書かなぁ。後、あややクラブの方に行って、アドリエンヌ様のテラスを満喫したり、お風呂に入ったり、たまぁに錬金術やったりもしてるよぉ」

おお!錬金術!これって特技じゃん。

「ねぇ、メグの特技っていっぱいあると思うんだけれど、錬金術も特技の一つだよね」

「ああ~。でも、皆の前で特技として錬金術を披露するってどうやれば?」

「そうだよねぇ。錬金術の装置が必要だよね。でも、錬金術クラブの部長がボブだし、頼めば貸してくれるんじゃない?」

「う~ん。貸してくれたとして、何を作れば良いの?」

「「う~~ん」」

2人並んで悩んでいたけれど、ミスコンって優勝者は王冠かティアラを貰えるのが普通だったよね。

もちろん、それは日本とか地球の事で、こっちの世界では知らんけど。

候補者の一人が舞台の上でちゃちゃっとティアラを作って見せて、被ってみたらどうかな?

王制があるから王冠はだめかな。

花冠は?

錬金術で花冠なら造花?

あ、いいかも?

金属製で光る花冠。

いいかもしんない。

「ねぇ、メグ。鳥人コンテストで優勝者が被るオリーブ冠、覚えてる?」

「うん」

「美を競うミスコンだと、優勝者はティアラを被ったら良いんじゃないかなと思ったんだけど、ティアラだと王家からダメって言われるかもなので、花冠ってどう?」

「ん?」

「花で造る花冠じゃなくって、金属で造る花冠ってどう?」

「綺麗でしょうねぇ」

「でしょう?だから、先に設計図を引いて、材料も用意して、錬金術の装置は1台だけボブにお願いして舞台袖に用意してもらうんだよ。で、メグのデモンストレーションの番になったら、錬金術の装置を舞台中央に持って行って、魔力を通して、皆の目の前で花冠を作って、頭に載せるってのはどう?」

「おおおお!絵になるかも!」

「でしょ?カワイイメグが被ると、絵みたいになると思うよ」

「いやいや、私がどうこうじゃなくって、金属で造る花冠って綺麗な気がする」

「うんうん。この案はどう?」

「良いねぇ。私、花冠のデザイン考えてみるから、作る前に感想を聞かせてくれる?」

「もちのロン!」