軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

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鳥人コンテストでは利益がちょっぴり出たので、学園に支払う1/3を除いた後、音楽クラブや乗馬クラブなどにもお手伝い料を気持ちばかり出したら、とても喜ばれた。

多分、次回別のイベントをする時に頼み事をしても、喜んでお手伝いしてくれるだろう。

無事、期末テストも終わり、錬金術クラブの即売会を迎えた。

オスカル先輩は前回の即売会で売れ残っていた大量のオペラグラスを、鳥人コンテストの際、急遽学園が出した店で出品し、完売しており、今回の即売会では念願のドライヤーを出品だ。

オペラグラスの売り上げも今回の即売会の売り上げとして計上するらしく、売上げトップになるのではないかと見られている。

それくらい高額商品のオペラグラスが鳥人コンテストで売れまくったのだ。

ドライヤーは、もちろん私にも事前に一つ無料でくれました。

地球で見慣れた物より若干大きめなので、私の子供の手では片手で操作するのはまだ難しい感じだ。

錬金術の特許だが、共同開発をすれば登録者に名を連ねる事が出来、販売される度に幾ばくかの金額が懐に入るのだが、アイデアを出しただけでは権利がない。

つまり、ドライヤーはアイデアを出し、いくつかのヒントを出しただけだから、私の懐には何も入って来ない。

でも、懐中時計に関しては、作成に関与した6名全員で特許を申請した。

売れるといいなぁ。

こちらは売れると微々たる金額だけど、収入が増えるんだよね。

収入はいくらあっても邪魔にはならないからね。おほほほ。

前回売上げトップのペアは、今回も引き続きキーホルダーを売る様だ。

彼らによると、デザインも増え、充実したラインナップだそうだ。

「あら、今回は香水瓶は売ってないの?」なんていう保護者の声があったけど、あれはあの後すぐ貴族が店を出したので、その商売を邪魔するのもねぇと言う事で今回は見送ったのだ。

ってか、鳥人コンテストの準備とスノーボールクッキーづくりに忙しく、懐中時計しか作る時間が無かったというのもある。

鳥人コンテストのスクリーンについてはコンテストよりも耳目を集めた様で、スイカズラ工房へは投影機を求める貴族が殺到しているらしい。

なんでもお茶会やパーティで使うそうだ。

その内、画像鑑賞会なるモノも出てくるんじゃないかなと思ってる。

ボブによると、増産に次ぐ増産で、工房の職人がボロボロになっているらしい。

ご愁傷様です。

「リアは・・・・色々かき混ぜておいて・・・・知らん顔」なんてボブに言われちゃったけど、工房の売り上げに貢献したんだからいいじゃんねぇ。

おほほほほ。

私たちの懐中時計の蓋は、タチアナ先輩とボブ、そして私がデザインして計6種類のバリエーションがあったりする。

その他にも後からイニシャルだけのものも作ったんだけど、それは一番良く使われる5文字だけ作っている。

つまり良くある名前の頭文字5つだけを用意したのだ。

前世の日本で言えば、田辺、田中、田上、田代、高橋、武田などのイニシャルTとか、斎藤、佐藤、佐々木のSと言った具合だ。

その辺の発想はフェリーペで、商人として効率よく儲ける事を考えての事らしい。

みんな幼くても実家の家業を良く見て育っているんだなぁ。

そんなこんなで夏休み前、つまり学年替わり前の即売会ではオスカル先輩が売上げトップになった。

鳥人コンテストでもサクラとして頑張ってくれ、さらに一人でドライヤーまで完成している所が何気に出来る男って感じだ。

サラサ部長が、来年の部長としてオスカル先輩を指名するだけの事はある。

4年生は卒園後の進路を見極めるためにクラブ活動に参加しないので、3年生がクラブ内のトップになるのだ。

大抵のクラブでは現部長が次の部長を指名するのが普通らしい。

せっかくコンテストでは汚れたイメージを植え付けようと頑張ったのに、普段が綺麗な顔で、仕事(?)も出来るし、クラブの新部長となれば、そりゃあ女子人気は下がらないと思うよ。

残念だったね、オスカル先輩!

私達の懐中時計も可成り良い売上げを叩きだしたんだけど、如何せん部品数が多く、すなわち原材料も多く使っているという事でもあり、工数が多いので時間的に作成数が伸びなかった事でもあるので、利益率から言うと上から3番目に納まった。

それでも一番頑張ってくれたランビットをみんなで称え、また来年良かったら一緒に即売会の製品を作ろうねと約束をした。

同じクラスでもあるので、仲良くできる人は多い方がいいしね。

即売会の後は、週明け2日間だけ学園で過ごせば、夏休みだ。

この2日間で、教室の片付けをする。

掃除は用務員がするので、生徒がするのは教室の片付け。

私物を片付けて、教室には最初からあった備品だけになる。

夏休み明けこの教室は新しい平民1年生のための教室となり、私たちは1階上の2年生の平民用の教室がホームルームとなる。

今日は、授業がある訳ではないので、午前中の数時間でホームルームの片付けが終わる事もあり、錬金術クラブの部室大掃除をしたり、あややクラブでゴンスンデ行きの打ち合わせをしたり、途中ポンタ村に宿泊するための手配をしたり、フリアン伯父さんの農場に温室を作らせてもらう為に、塀やガラス抜きの鉄枠だけ設置の工事人を手配したりしていると、あっという間に夏休みだ。

今回も期末テストは1位が私。

2位は闇王様、3位がメグたんで、4位がセシリオ様、フェリーペは頑張って7位まで上がっていた。

アドリエンヌ様の成績は聞かないであげて・・・・。

ヘルマン様はこれで卒園。

最後の最後にあややクラブの部室で、ヘルマン様のリクエストで飲茶パーティを開いて送り出した。

「来年には異母妹が入園予定なので、無事入園したらよろしくお願いします」と闇王様に頭を下げながら部室を後にしていたのが印象的だった。

だって、ヘルマン様のお母さまは悋気が強くて、異母妹のファティマ様の母親であるフアマ様に散々嫌がらせをしていたので、兄弟仲も悪いのかと思っていたよ。

私が伯爵家に住んでた時も仲良し兄妹って感じじゃなかったのにね。

どういう風の吹き回しなのか・・・・。

女子の入部はお断りと公言している闇王様が、ヘルマン様の妹だからと言ってファティマ様を入部させるかどうかは怪しいところだけれど、まぁ、それは新学年になったら分かるよね。

とりあえず今は、夏休みをめいいっぱい楽しむのが先だ!