軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

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昨日、あややクラブの部室での会議でサクラのチームが二つできた。

チーム風は魔術クラブのベラドンナ先輩と、錬金術のタチアナ先輩、そしてオスカル先輩に嫉妬していた美術クラブのデラミス先輩だ。

チーム羽は魔術クラブのスミス先輩と錬金術のオスカル先輩の2人になった。

蓋を開けてみればデラミス先輩がハーレム状態だったけど、決して女子メンバー2人に恋愛感情を持たれている訳ではない・・・・。

ご愁傷様、デラミス先輩。

彼らは早速二班に分かれて作業をするそうだ。

一旦はサクラ2組の作業があややクラブの手を離れたので、私達は企画側の作業に没頭する事になる。

そんな中、手芸部から納品があった。

とっても綺麗なレースで、値段以上の出来だった。

これだったら今後もっと利用させてもらおう。

そうだ!あややクラブのみんながする鳥人コンテストでの原始人のコスチューム作りを頼んでみたらどうだろう?

みんなにデザインを見せて同意を得られたら、どれくらいの料金や納期で作ってもらえるか聞いてみよう。

ということで、綺麗な仕上がりのシルクのレースを手に入れたメグと私は、夕食の後、夜寝る前まで私の部屋で一緒に夏用のボンネット作りをする予定だ。

夕食の後は錬金術は道具がないから出来ないし、勉強は特段する必要もないし、後は、鳥人コンテストの準備があるけど、たまには息抜きも必要よねと一緒に御裁縫をする事にしたのだ。

ボブが実家から持って来ていた電灯を貸してくれたので夜でも目が痛くならずに作業できる。

スイカズラ工房様!ありがとうございます。

フェリーペが調べたところ、救命胴衣は元々湖で貸しボートをしている業者に有料で借りる事が出来、料金も良心価格らしい。

レスキューのクルーたちも、貸ボート屋さんとその従業員が格安でやってくれるらしい。

舟も持っているし、当日は営業できないしで、どちらにとってもウィン&ウィンだね。

ヘルメットはレスリングクラブで何個か所有しているらしく、フェリーペがセシリオ様にお願いして、レスリングクラブと交渉してもらったらしい。

交渉事には貴族を使った方が早いもんね。

サクラのチーム風は長い翼の機体を作るらしく、美術クラブの一角を使って組み立て式の物をちまちま作っているらしい。

操縦士は繭の様なコックピットに入り、寝そべる形になるそうだ。

ってか、まんま私のデザイン画の通りだな。

チーム羽は学食の裏のスペースを使って、所謂ハングライダー的なデザインの物を作っている。

操縦士は上半身だけ守られた形だ。

雨が降っても濡れない様に、簡易なタープテントを建てて、その下で作業している。

学食の裏は結構な数の生徒が行き来するので、あそこで作業してもらうのはあややクラブとしてもありがたい。

鳥人コンテストに参加したくなる人が増える可能性があるもんね。

実際、参加受付のフェリーペの所には既に5グループが参加を申請して来ている。

フェリーペは都度、安全のための注意事項が書かれた紙を渡し、ヘルメットと救命胴衣着用の確認書にサインを貰っている。

闇王様は明日の放課後、学園の先生に付き添われて王城と役所へ行って話すそうだ。

学園とは今日の放課後細部まで話し合ったみたいなので、王城の方の話し合いが終れば部室で詳細を教えてくれるだろう。

セシリオ様は校医と話し合ったり、解説役をお願いした風魔法の教師フント先生との打ち合わせも終えた様だ。

最近は、みんな部室を出たり入ったりだけど、それぞれの仕事をちゃんと熟している。

まだまだやらなければいけない事はいっぱいあるけど、こういう忙しさって嫌いじゃない。

あ、私はクラブ全員の仮装に同意を貰わないとだな!

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「じゃあ、夕食の時に~」とフェリーぺはボブを後ろに引き連れて、寮の男子棟に入って行った。

一般寮は食堂が男女共通で、その左右に男子棟と女子棟がある。

私たちはいつも大体6時くらいに食堂に集合してから一緒に夕食を食べている。

大体座る席も決まって来ていて、平民用のスペースの端っこから1つ内側に入ったテーブルに座っている。

食堂は午後5時から開いているから、私たちの前にも誰かが既に食べているハズ。

もし、私たちより先に来て食べ始めた人がまだ私たちの席に座っている時は、別のテーブルを使ったりする事もあるんだけど、いつも同じ席の方がなんかしっくりくるんだよね。

今夜のメニューは優しい味の野菜のスープとステーキだった。

付け合わせはジャガイモと人参を湯がいてバターを絡めた物でとっても美味しいんだけど、あまり食べすぎると洋服のサイズが変わってしまう危険が高いメニューでもある。

食べ終わって食後のお茶を楽しんでいる時、思い切って原始人のコスチュームの絵をフェリーペとボブに見せた。

だって、メグはもう見てるからね。

「ぶはははっは!何だこれ?何かの動物の骨か?」

「うん。簪代わりにしたり、イヤリングや鼻輪とかのモチーフにも使うよ」

フェリーペにはめっちゃウケた。

「これって平民の服を豪華な毛皮で作っただけじゃないか」

フェリーペの言うとおり、普通の丸首のシャツと膝までのパンツなのだが、こちらの世界で有名な黄色地にこげ茶の三角が二つ重なった模様が繰り返されるリンクールという動物の毛皮柄にしたのだ。

ちなみにリンクールの毛皮は高級品だ。

でも、手芸クラブなら普通の黄色い布に刺繍やアップリケをして感じを出してくれると思うんだよね。

刺繍だってきっちりする必要はなくて、イベントの日1日持てば良いクオリティで十分だからね。

だから、値段的にはそんなに高くはならないと思う。

ボブもフェリーペもこれでいいんじゃない?なんて言ってたから、後はザ・お貴族様ズだね。

その夜、メグと一緒にチクチク針を動かしてボンネット作りをしたけど、普段から裁縫をしていない二人の腕では遅々として進まなかった。