作品タイトル不明
第876話 神Cの召喚獣
イルゼはガディアック島と暗黒界の大陸を示した世界地図を渡した後、コケトリスに乗って「1時間で戻る」と言われてどこかに行ってしまった。
何日も島を後にするので自分のコケトリスをこの街の守護兵たちに預けるらしい。
守護兵は守護番の下位の組織で、守護兵長をトップに守護兵で構成され、街や村単位で設置されているのだとか聞いた。
「……手伝いは必要かしら」
「お構いなくです。散らかしてしまって申し訳ありません」
「いいのよ。私も少し外に出るわね」
「分かりました」
創生スキル上げに勤しむアレンはクラシスの家で1人、残されてしまった。
(さて、創生スキルが捗る捗る。まもなく神Cの召喚獣ができるぞ。3巡目コンプリートだ。ここからペースを上げていくぞ)
1日8億の創生スキルのスキル経験値を稼いで、ようやく3巡目最後の神Cの召喚獣が創生できそうだ。
【創生スキル1巡目、創生に必要な召喚獣と霊石数と霊力量】
①鳥Hの召喚獣は、虫Hと獣Hの召喚獣、霊石1個、霊力1000必要
②草Gの召喚獣は、虫Gと鳥Gの召喚獣、霊石2個、霊力2000必要
・石Fの召喚獣は、鳥Fと草Fの召喚獣、霊石5個、霊力5000必要
・魚Eの召喚獣は、草Eと石Eの召喚獣、霊石10個、霊力10000必要
・霊Dの召喚獣は、魚Dと鳥Dの召喚獣、霊石20個、霊力20000必要
・竜Cの召喚獣は、石Cと霊Cの召喚獣、霊石50個、霊力50000必要
・天使Bの召喚獣は、竜Bと霊Bの召喚獣、霊石100個、霊力10000必要
・神Aの召喚獣は、天使Aと竜Aの召喚獣、霊石200個、霊力20000必要
【創生スキル2巡目】
③草Hの召喚獣は、虫Hと鳥Hの召喚獣、霊石2個、霊力2000必要
・石Gの召喚獣は、鳥Gと草Gの召喚獣、霊石5個、霊力5000必要
・魚Fの召喚獣は、草Fと石Fの召喚獣、霊石10個、霊力10000必要
・霊Eの召喚獣は、魚Eと鳥Eの召喚獣、霊石20個、霊力20000必要
・竜Dの召喚獣は、石Dと霊Dの召喚獣、霊石50個、霊力50000必要
・天使Cの召喚獣は、竜Cと霊Cの召喚獣、霊石100個、霊力100000必要
・神Bの召喚獣は、天使Bと竜Bの召喚獣、霊石200個、霊力200000必要
【創生スキル3巡目】
・石Hの召喚獣は、鳥Hと草Hの召喚獣、霊石5個、霊力5000必要
・魚Gの召喚獣は、草Gと石Gの召喚獣、霊石10個、霊力10000必要
・霊Fの召喚獣は、魚Fと鳥Fの召喚獣、霊石20個、霊力20000必要
・竜Eの召喚獣は、石Eと霊Eの召喚獣、霊石50個、霊力50000必要
・天使Dの召喚獣は、竜Dと霊Dの召喚獣、霊石100個、霊力100000必要
・神Cの召喚獣は、天使Cと竜Cの召喚獣、霊石200個、霊力200000必要
【創生スキル4巡目】
・魚Hの召喚獣は、草Hと石Hの召喚獣、霊石10個、霊力10000必要
・霊Gの召喚獣は、魚Gと鳥Gの召喚獣、霊石20個、霊力20000必要
・竜Fの召喚獣は、石Fと霊Fの召喚獣、霊石50個、霊力50000必要
・天使Eの召喚獣は、竜Eと霊Eの召喚獣、霊石100個、霊力100000必要
・神Dの召喚獣は、天使Dと竜Dの召喚獣、霊石200個、霊力200000必要
【創生スキル5巡目】
・霊Hの召喚獣は、魚Hと鳥Hの召喚獣、霊石20個、霊力20000必要
・竜Gの召喚獣は、石Gと霊Gの召喚獣、霊石50個、霊力50000必要
・天使Fの召喚獣は、竜Fと霊Fの召喚獣、霊石100個、霊力100000必要
・神Eの召喚獣は、天使Eと竜Eの召喚獣、霊石200個、霊力200000必要
【創生スキル6巡目】
・竜Hの召喚獣は、石Hと霊Hの召喚獣、霊石50個、霊力50000必要
・天使Gの召喚獣は、竜Gと霊Gの召喚獣、霊石100個、霊力100000必要
・神Fの召喚獣は、天使Fと竜Fの召喚獣、霊石200個、霊力200000必要
【創生スキル6巡目】
・天使Hの召喚獣は、竜Hと霊Hの召喚獣、霊石100個、霊力100000必要
・神Gの召喚獣は、天使Gと竜Gの召喚獣、霊石200個、霊力200000必要
【創生スキル7巡目】
・神Hの召喚獣は、天使Hと竜Hの召喚獣、霊石200個、霊力200000必要
アレンも召喚獣も神界にいるころから創生スキル上げをしてきたので手が勝手に動いて、出てきた①金の卵、②旬の味覚、③非常食の成果物を魔導書の中にゴロゴロと入れていく。
【①②③の効果】
①全ステータス3000上昇
②仲間たちの霊力10000回復
③大人1人1日分の食事になる
※覚醒スキルで100人分の実で「栄養食」が増える
金の卵、旬の味覚は覚醒スキルの状態にしているのだが、非常食は栄養食にしない。
たった1つのカブの特技「非常食」と違い、覚醒スキル「栄養食」は10メートルほどの大木に実る100個のカブだ。
大木を発動後も存在し続けるので引っこ抜かないといけないし、実をとらないと魔導書にも入れられない。
特技の状態で魔導書に注ぎ込んでいく。
(人間界は戻っても食糧難になっているかもしれないからな。暗黒界にいる間にいくらか作っておくぞ。40億で400万個か。創生スキルで600億稼ぐ予定だから最終的に6000万個できる予定か)
アレンは創生スキルを高速で発動させながら、何が何個できるか考える。
ランクが上がった魔獣が跋扈する世界で人間界の人々は食料の生産にも苦慮しているはずだ。
喫緊で必要かもしれないのでまんべんなく、①金の卵、②旬の味覚、③非常食を創生していく。
人間界でいうところの今日は11月6日だ。
そもそもこの世界のカレンダーがどうなっているのか分からない。
ただただひたすら、暗黒界に来て40億ほどの創生スキルのスキル経験値を稼いだ。
①②③全てにおいて、霊石1個当たりでスキル経験値1000稼げる計算だ。
40億÷1000=400万個
①金の卵は5割、②旬の味覚は2割、③非常食は3割だと、①200万個、②80万個、③120万個(栄養食だと1200万食分)を概ね創生したことになる。
『プルップー!!』
目の前でペクタンが回っている。
ペクタンの特技「菌床栽培」だと②旬の味覚、③非常食、そして、メルスに任せている天の恵みは2倍の収穫ができるようになる。
ブンッ
『創生3巡目のスキルのレベルが8になりました。神Cの召喚獣を召喚することができるようになりました。創生スキルは2巡目が全て召喚可能となったため、創生スキル4巡目を解放します』
とうとうログが流れたので、アレンの思考の途中で魔導書が開いた。
【種 類】神
【ランク】C
【名 前】破軍の鎧
【体 力】500
【霊 力】300
【攻撃力】300
【耐久力】500
【素早さ】300
【知 力】300
【幸 運】300
【加 護】全ステータス75
【特 技】無限蓄積
【覚 醒】無限修復
「お? 鎧だぞ。リオン、着てみてくれ」
『ぬ? おお! 外套の下に着るのだな』
全長10メートルのリオンで着れるような古代ヨーロッパ風の赤の布地と鉄を貴重とした鎧だった。
狭く小さな庭で作業をしているリオンは身長を2メートルまで特技「伸縮自在」で小さくなっているのだが、リオンの体の大きさに合わせて収縮を始めた。
どうやら、リオンの意思次第で、大きさの調整は利くようだ。
「ふむふむ、外套の下の鎧が神Cの召喚獣だったか。装備のパターンはメルスと違って1つだけだな。メルスはオールラウンダーでリオンは特化系の装備を創生スキルで用意しているようだな……。成長レベル9まで上げてと」
亡くなったルプトはどれほどの思いでリオンの召喚獣の設定をしてくれたのだろうか。
「ルプトはどれだけのことを考えていたんだろうな。少なくとも今回の結末を予見できていたようだな」
『……私がいなくなってから神界を随分調べていたようだな』
メルスが魔王軍の神界への侵攻でキュベルに倒された後、Aランクの一部分、Sランクの召喚獣の設定などからルプトが引き継ぎを行った。
創生スキルの設定を1から行ったのもルプトだとメルスから聞いている。
メルスはアレンのスキルを特技「天使の輪」の管理者権限、そして創生スキルによる多様な戦闘スタイルで万能であらゆる事態の打開を想定した
「リオンは創生スキルも、これから手に入れるアクシリオンの肢体も究極の召喚獣を作るために設計されているようだな」
ここからの強化のほとんどがリオンをどこまで強くできるかにかかっているようにも思える。
『期待が大きいようだの』
足元に転がる金の卵を拾いながらリオンは答えた。
創生スキルの4巡目が解放されたので、すごい勢いでスキルレベルを上げて新たな召喚獣を創生できるようにスキル経験値を稼ぐ。
(今後のことも考えないとな。あとは天の恵み100万個欲しい。さらに言うと人間界に戻っても魔石を集める余裕ないかもしれないし、戦闘用を含めてそれなりの魔石を持っておきたいぞ。魔獣は普通にいるようだし、この街にも冒険者っぽい恰好した人たちがうろついているからな。冒険者ギルドでの募集とかできないかな。あとでイルゼに確認するか)
アレンは暗黒世界でやるべきことも整理する。
アレンは創生スキルのスキル経験値を稼いでいる。
創生スキルの召喚獣を合成するには召喚獣を生成して、その後霊石と霊力と共に創生スキルを発動する必要がある。
この時、Eランク以上の召喚獣を創生しようと思うと過程で魔石が必要となるのだが、GランクとHランクの召喚獣なら魔力、霊力、霊石は必要だが、魔石は必要としない。
軍事物資である金の卵がランクの低いHやGランクの召喚獣を創生できるため都合が良かったため魔石は必要なかった。
だが、天の恵みをメルスに生成させているのだが、できれば100万個は欲しい。
人間界のアレン軍に残した天の恵みなどの回復薬も魔王軍との戦いですごい勢いで消耗しているはずだ。
100万個の天の恵みを作ろうと思ったら、Bランクの魔石で最低250万個必要だ。
これはペクタンによって500万個の魔石を半分に減らせる計算だ。
だが、人間界に戻った瞬間激闘が始まることを考えれば、天の恵み分の魔石だけでは明らかに足りない。
次にやるべきことを整理していると本人から声が掛かる。
「おい、アレン。準備ができたぞ。片付けて出かけるぞ」
「ん? ああ、分かった」
アレンは立ち上がり、暗黒界で次にやるべきことを整理するのであった。