軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

素敵なデザイン

「とはいえヴォルフも読書家でもあったみたいだし、お勧めの本とかテオやリーシアさんと一緒に教えてくれたらいいかもね。まだ戦いは続くけどどうも元康くん達の話じゃ越えられない程じゃないみたいだから」

「ええ」

「フフ、自慢の古書をお勧めする」

「それはちょっと卑怯な気がしますよ、ヴォルフ」

「ヴォフー」

「……俺も読書をするか」

といった感じにヴォルフ達が部屋の本の話をしていくのでしたぞ。

「創作が大半何だろうけど世界を跨いでも物語ってあるんだよね。ゲームとかだと迷路みたいな図書館とかあるけどちょっと夢があるなー。元康くん、この世界にそう言ったダンジョンというか場所はある?」

「フォーブレイの魔法学園には大量の本がある図書館がありますが……あれをそれとするのはちょっと違う気がしますな。どうもタクト辺りがその辺りの謎を解いたんだったかの話がありましたな」

あそこのダンジョンには赤豚の本体が仕掛けたものがあったとかなんとかですぞ。

「ですが……お義父さんの仰る迷路のような図書館は他にもあったような?」

何処でしたかな?

パッと思い出せるのがアークの導きでホーくんと行った空間でしたが、絶対違いますな。

後は……と、なぜかウサギ男の方に視線が向かってしまいますぞ。

「なんですか? 何でボクを見るんですか? シルドフリーデンにあるとか思って言ってるんですか?」

「わかりませんな。あったら樹と冒険しているのではないですかな?」

なんでウサギ男に向いたのか皆目見当も付きませんぞ。

「あの人とは犯罪都市で汚職している貴族や犯罪者を退治してますよ。そう言った冒険より悪人退治の英雄譚ですよあれじゃ」

「いないから言うけど、樹って一周回ってもうあれはあれで正義だよねー」

「本人馬鹿にして、岩谷様に上ってクスクス嘲ますけどね。最近じゃ武器にワイヤーを付けて建物を縦横無尽に飛び回ってましたよ。滑空もしてましたし」

「某、スパイダーなヒーローっぽい事をしてるなー」

「挙句、火が出る武器で飛び上がっても居ましたし」

火炎放射で空を飛ぶ樹ですな。

「もうなんでもありだね。あれでダークヒーローな活躍してるんだろうけど……ごちゃまぜだ。ラフミちゃんと遊んでいるクロちゃんが興味持ってたみたいだし、樹用の乗り物としてなんかカッコイイ衣装でも着せて上げれば良いかな?」

錬とクロちゃんを押し付け合っていましたからな。

そんな錬はイヌルト姿で謎の料理人ケルススとなってキールとルナちゃんと料理の旅に出てしまいました。

「それとコウモリのヒーローモチーフの馬車を作らせてみるか」

「岩谷様、弓の勇者で遊んでますよね」

「遊ぶって程では……ルーモ種達が色々と手先の技術を持て余しつつあるから研究をお願いさせて見てるんだよ」

俺はメモ帳を出してサササっと記憶の中にあるアメリカンなヒーローのタッチで樹を描きつつ、お義父さんが考察する蝙蝠モチーフの馬車の想像図を作りますぞ。

木製で作るとカッコ悪いので金属板を使う形でしょうな。

黒で統一しつつ、任意にライトを出す流れでしょう。

場合によってはブースト機能を付けてスピードアップですぞ。

「こんな感じですな」

「まあ間違っても居ないかな。元康くん絵を描くの上手だもんね」

「これはこれで癖のあるタッチだとは思いますが……」

「クロちゃんの不満解消にはなりそうだね。ちょっと方向性違う気もするけど……まあ小型馬車なのか?」

「俺もやりますかな? ブルンブルンですぞー」

「ウサウニー姿に今なってるから頷きそうだけど違うような気もする」

ライバルが考察した変身アーマーが思い出されますな。

「元康様ー。ここにいらしたのですわね」

おや? 馬車を停めに行ったユキちゃんが追いついてきましたぞ。

「何か描いているのですわ?」

「ユキちゃん。樹と一緒に活動させるかとなったクロちゃんが喜びそうな馬車のデザインを描いたのですぞ。どう思いますかな?」

「黒いですわね。独特の形をしていてユキは判断に悩みますが……元康様の考えたデザインならばきっと素晴らしい物なのですわ」

「元康くん。ユキちゃん専用のデザインもしてあげたら良いんじゃない?」

「わかりましたぞ」

ユキちゃんが似合うデザインですな。

もちろん白いユキちゃんに似合うのは羽とユリやキク辺りをモチーフにしたものでしょうな。

「綺麗ですわ! 素敵なデザインですわね」

そこに並走するようにドライブモードの俺を追加ですぞ。

「も、元康様?」

ユキちゃんが何故かやや困った顔になりましたな。

安心してほしいですぞ。キラっと俺が輝く表情を描きましたぞ。

「えー……元康様の自画像の立ち絵だけが欲しいですわ」

おや? ユキちゃんの反応が鈍いですぞ。

「途中までは良かったのに余計な事をして困らせてますよ」

「ヴォフ、台無し」

「もっと小さい声にしないと聞かれるぞ」

「あー……描くの早いね元康くん。ウサウニーがお絵描きしているのは可愛いんだけど……」

「ですピョン。ユキちゃん、俺とのドライブモードを楽しめるようにこっちのデザインを描き直してドライブモードモチーフの馬車にしますかな?」

ユキちゃんが素晴らしいと褒めてくれたのでそんなに欲しいのでしたらと描こうと思いますぞ。

「クロ用の馬車デザインに集中してほしいですわ!」

ユキちゃんはリーダーですからクロちゃんの事を優先するようですぞ。

さて、クロちゃんですからな……似合いそうなピカピカでありつつ闇夜に溶けるカッコいい馬車というか操縦席兼動力部の車体を考えないといけませんな。

フィロリアル姿のクロちゃんにアーマー装着すれば良い感じに馬車とマッチしますな。

樹が座れるスペースと……リースカとウサギ男が座る所も確保しないといけないので意外と難しいですな。

手始めにウサギ男を追加ですぞ。

「なんでそこでボクまで混じっているんですか!」

「ラフ絵の状態だけどちょっとシュールだね。しかもウサギ姿だから乗り物に絶妙に似合わない。テオが異分子過ぎる」

「ウサギ男がデザインの邪魔なのですぞ」

その所為でカッコいい絵にならないですぞ。

まあそもそも樹がリスーカで、更にリースカと来てウサギ男ですからな。

どう頑張ってもクロちゃん用のカッコいいコウモリモチーフ馬車がこの三者では映えませんぞ。

「いや……根本的に難しいと思うよ。菓子パンマンの乗り物感出てるし……樹は小さいから乗り物の中に居ても目立たないけど着ぐるみのリーシアさんと獣人姿のテオがな……」

「ウサギ男の所為でクロちゃんが困りそうですぞ。そもそもウサギ男、樹に合わせた衣装で絵になるカッコいい感じにするしかないですぞ」

「理不尽です! なんで獣人姿で描いてるんですか!」

「確かに……ヴォルフやシオンならそっち方面でも違和感ないのによりによってテオだと浮いちゃうかもね。しかし……リスたちか……古いネズミー系の会社のアニメでリスのレンジャーがあったからカッコよくは出来るかもしれないかも?」

お義父さんが心当たりがあるみたいですぞ。

クロちゃんを乗り物としてカッコよくしつつ樹たちが乗っていても映えるものがあるのでしょうかな?

「いや……その場合は樹が探検家、リーシアさんがアロハシャツ……カッコつけるとするとゴーグルを付けさせて……テオは巨漢の力持ち食いしん坊ポジに」

「あの……岩谷様? 物語に関して興味はありますが、それ以上ここで呟くと槍の勇者が絵にして形にさせられそうなのですが?」

「フ……良いじゃないか。シルドフリーデンでの活動に使えるだろう?」

「ヴォッフ」

ワニ男とヴォルフが支持してますぞ。

俺も昔、豚共と遊園地に行った際にそのアニメやアトラクションを目にした気がしますな。

気球のような空飛ぶ乗り物に乗っている感じでしたな。しかも小さいのですぞ。小さくてもレンジャーをしていた話だったような気がしますぞ。

クロちゃんが好むクール系とは異なりますがヒーローではありましたな。

これにクロちゃんや錬好みのデザインを混ぜれば出来なくはないかもしれないですぞ。

何事も挑戦ですな!