軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

奴隷達と波に備えて

なんて感じに時間が過ぎ、後はメルロマルクの波に挑む際のメンバーの選出となりました。

「あまり大人数を俺たちが所持してるって思われると面倒そうだからなー……今回は少数精鋭でメルロマルクは済ませて参加しても問題なさそうなシルトヴェルトの波にラフタリアちゃんたちや協力してくれている人たちは参加して貰おう」

「わかりました」

パンダの村でみんなを集めて作戦会議となりましたな。

ちなみにお姉さんたちもゼルトブルからこちらに一部移動してますぞ。

「なおふみ様、私たちは参加できますか?」

「メルロマルクはリファナちゃんやラフタリアちゃんたちは留守番が良いと思う。守りたい気持ちはわかるけどね」

お姉さんの友人がお姉さんと一緒にお義父さんを見上げてお願いしてますぞ。

「人助けをしても国の兵士とかに流れ弾と称して攻撃されるのを守るのは中々精神的に来るからさ」

「でも……」

それでも参加したいという顔をしているお姉さんたちにお義父さんは優しく微笑みかけますぞ。

「俺が意地悪で言ってる訳じゃないんだよ? 君たちが危険な目に遭いそうな所に行くのはサディナさんに申し訳ないんだ」

「そうよーどうしても出たいなら他の所で起こる波で困ってる人を助けるわよー勇者たちはいろんな所で波と戦うから我慢しましょうねー」

お姉さんのお姉さんもお義父さんの意見に同意してなだめていますぞ。

「絶対に参加させてね!」

「絶対だよ!」

「ええ」

「まあ……注意してればやれなくは、ないだろう」

パンダの祖父や老婆も居ますからな。戦力は問題ないでしょうな。

「それでワシたちは?」

パンダの祖父たちも出られるのか聞いてますな。

「腕が立つとは言っても病み上がりでもありますし、体力も万全ではないでしょう? 次の波で参加して貰おうと思います」

「そうか」

「勇者殿達がそういうのなら名残惜しいがここはぐっと我慢するのじゃ」

パンダの祖父や老婆は歳によるブランクがあるので今回は見送りのようですぞ。

確かに技のキレが記憶よりもありませんからな。

「となると勇者様は誰を選出しようと思っていらっしゃるのですか?」

シルトヴェルトの使者がお義父さんに尋ねますぞ。

「まあ、俺と元康くんは鉄板だね。俺としては国内で俺の奴隷だと思われているシオン、テオ辺りが無難な参加者かな」

お姉さんたちは留守番ですからお姉さんのお姉さんも不参加という事でしょうか。

雑種のリザードマンとウサギ男が頷きましたぞ。

波に挑むことに関して了承しているという事ですな。

「……やっていく」

「ボクが出来るベストを尽くします。やる気は十分ありますよ。物語の登場人物になったような気分です」

ウサギ男はどうも物語が好きらしいですな。

「ヴォフ!?」

自分の名前が呼ばれなかったヴォルフが信じられないとばかりの声を上げますぞ。

「ヴァウヴァウ!」

自分! 自分も何をするかわからないけど出たい!

とばかりにヴォルフが声を上げましたな。

「わおーん!」

出たい―! っとピョンピョン跳ねて尻尾を振ってますぞ。

「ヴォルフ兄ちゃん、凄いアピールしてるぞ。兄ちゃん。俺も出たいーわおーん」

キールがそんなヴォルフの隣で自己主張ですな。

まさに犬たちですぞ。

「キールくんはともかく……うーん……まあ、ヴォルフはLvこそ高いけど再起不能戦闘奴隷って扱いだから大目に見て貰えるのかなー」

ちなみにウサギ男と同じくヴォルフもお義父さんが色々と介抱しているおかげか古傷が良い方向に快復してきてるそうですぞ。

「ただ、公的な場所……城とか教会には連れていけないね」

「そうですね」

「えー! 俺も出たいー!」

「ルナもキールくんと出たいー」

「……ブブ」

で、怠け豚が端っこのソファーで当たり前のように横になってますぞ。

なんでお前がここにいるのですかな?

作戦会議だからお義父さんが連れてきたのですかな?

「エレナ姉ちゃんは出るのかー?」

「エレナさんは親の命令で勇者の仲間をするのを決められてるからねー」

「じゃあエレナ姉ちゃんが俺を連れてきたんだから良いだろー?」

「あー! キールくんずるーい!」

「ずるーい!」

お姉さん達にキールが抗議されてますぞ。

「うーん……」

お義父さんが非常に困った顔をしてますぞ。

メルロマルクに留まった際のお義父さんは迷わずキールを参加させていましたが今は違いますからな。

悩ましいのでしょう。

キールを連れて行けばお姉さんたちも参加させねばいけない形ですな。

お姉さんのお姉さんの目がある分、お姉さんたちは参加したくても安全面から遠ざけられているのですぞ。

「あらーキールちゃん。気持ちはわかるけど今回は留守番しましょうね。あんまりナオフミちゃんたちを困らせないようにね」

「ちえー……」

お姉さんのお姉さんの注意でキールは引き下がりましたぞ。

シルトヴェルトの方での波ならば問題なく参加できますぞ。

メルロマルクでは妙な因縁を付けられかねませんからな。

「ねーコウはー?」

「ユキも出られますか?」

「ユキちゃんたちはフリーですぞ!」

何せ俺のフィロリアル様達ですからな!

「わーい。みんな、コウたちがみんなの分頑張るから待っててー」

「腕が鳴りますわね」

コウがお姉さんたちに後は任せろと宣言してますぞ。

おお、頼れるお兄ちゃんとしてお姉さんたちをなだめる役までコウはしてくれるのですな。

ゾウとお姉さんたちの教育の賜物ですぞ。

「私はどうしましょうか?」

ここでゾウも出られるか尋ねてきましたな。

「エルメロさんも出ると危なそうかな……あまりメルロマルクを刺激したくない」

「そうですか……大丈夫ですか?」

「まあ……元康くんの話だと場所が場所だから……奴隷商人のサーカステントで待機して貰って波が近くで起こったから派遣された奴隷って扱いでゆっくり来てくれると良いかもしれないね。それならキールくんたちも来て良いよ」

「お! マジで!? やったー!」

「まあ、みんなが来る前には終わらせておくけどね」

「えー」

お義父さんが微笑んで口元に指をあてて言いますぞ。

この動作……優しいお義父さんはするのですな。

……改めて思う似てると感じる一面ですな。

「キールくん」

ルナちゃんがここで挙手しますぞ。

「なんだルナちゃん」

「そんなに出たいならキールくんをルナが包んで急いで駆けつける」

「よーし! 俺はエルメロの姉ちゃんと一緒に後から行くぞー! ヴォルフ兄ちゃん頑張れよー!」

参加をしたがっていたキールが手のひらを返すようにゾウの方へ参加表明をしていましたな。

「ぶー……」

ルナちゃんが不満そうですぞ。

そんな訳でメルロマルクの波に参加するのはお義父さんに俺、雑種のリザードマンとウサギ男、ヴォルフ、怠け豚、そしてユキちゃんたちを筆頭とした一部のフィロリアル様となりましたぞ。

さあ、この波さえ乗り越えればフィーロたん実験まであと一息ですぞ。

そんな訳で波に備えたメルロマルクで使う装備の選定ですぞ。

魔物商の所で支給された名目の装備でも良いのですがもう少し奮発すると言った様子でメルロマルクの武器屋に行きましたぞ。

波に備えた編成で怠け豚は留守番ですぞ。フィロリアル様はユキちゃんとクロちゃんが今回は同行してますな。

「お? アンちゃんたちか久しぶりだな」

武器屋の親父は俺たちを見て気さくに返してきました。