軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

レアドロップハンター・剣

「確かにこれは攻撃力が同等なら隙が無いですね」

「二刀流で振ってみたらもっと凄い事になるんじゃない?」

「所持数が1で二刀流は出来ないぞ」

「じゃあ元康くん、キャラチェンジしようか」

「お任せあれですぞー!」

バシュッと錬とキャラチェンジをしますぞ。

俺は最初の場所に戻り、俺が居た場所に錬が出た様ですぞ。

偶々円の所に錬がいた様ですぞ。

お義父さんは調理をしておりました。

で、画面では錬が剣を片手に抗議してますぞ。

「おい! なんでいきなりキャラチェンジさせたんだ!」

「さっきの魔物を二本目が出るまで狩ろう。それだけで誰も接近を許さないぶっ壊れな最強の剣の勇者の誕生だよ」

「しかし! これが最強なんて言えないだろ」

錬がぶんぶんと画面で素振りをすると光の刃が三個時間差で発生しておりますぞ。

アレの全てに斬撃が起こっているならダメージ覚悟で行かないと確かに攻撃出来ませんぞ。

しかも武器同士がぶつかるのでしたら弾かれますな。

槍でしっかりと点での攻撃をしないとダメージを入れられないですぞ。

ブリューナクで消し炭に出来るとは思いますが、このループの錬は武器強化をしっかりしていますので弾かれかねませんな。

「試し切りしてみれば良いさ」

「く……」

と、錬がウィプゴースが出て来る場所を行き来して剣を適当に振っていきますぞ。

近づいてくる魔物がそれだけで切り刻まれて倒されていきますな。

「……」

おや? これは思ったよりも悪く無いのでは? っとそんな顔を錬がし始めましたぞ。

「適当に振りかぶるだけであんなにも斬撃が出ると確かに凄いですね」

「エクレールさんとの稽古でアレを見せたら感心しそうだね」

「逆に卑怯だと言いません? 確かにあの方の剣技は素早いですけど今の錬さんの攻撃程不思議な攻撃はしてませんよ」

斬撃が何個も出ますからな。しかも斬撃同士がぶつからずに敵を切り刻んでいますぞ。

「これは剣術もくそもないぞ!」

「壊れ武器ってそういうものだよね。錬ってフロート系が苦手だし、そっちの方が良いかも」

「上位互換とかに一振りで全方位攻撃とかあるかもしれないですよ」

「けど二本目は持たせておいた方が良いでしょ。フロート武器にも付けさせて適当に飛ばすだけでも凄い事になるよ」

こうしてお義父さんと樹が二本目をドロップするまで戦う錬を見つめていました。

「中々強力な武器なの。あの剣って再現出来るなの?」

「どうだろ? けど確かにここは良い武具が手に入る可能性があるなー。樹だって矢がスリーウェイになるとかあるかもよ」

「鉄板ですね。通常攻撃で矢を三本出して飛ばすのは確かに強力ですよね」

「ホーミングとかでマシンガンだったらより厄介だし」

「こう……威力は最強とは言いがたいし、治療不可とか妙な効果は無くても使い方次第でルドガモイラを超える武器が出て来るですか……この世界は奥が深いですね」

「樹! 元康! 覚えてろよ!」

何やら錬が呪詛を吐きましたぞ。何がそんなに嫌なのですかな?

ちなみに錬は二本目がドロップするまで二時間ほどそこで狩り続けていました。

狩り自体は……淡々と狩り続けるのは得意だとかドヤ顔で語っていました。

俺はその間にお義父さんが作って下さったシーフードパスタを頂きました。

二刀流でその剣を操作した錬と模擬戦をしたのですが、八連撃の斬撃となって全く近寄れませんでしたな。

しょうが無いので乱れ突きとグングニルで攻撃の隙間を縫って攻撃しましたが、そこは見切られて避けられました。

お義父さんが強力だという理由は納得でしたぞ。

ですが錬は意識的にその組み合わせを封印してダンジョンに挑むと宣言していました。

曰く、これに頼ると技術が落ちるというこだわりらしいですぞ。

そうして交代した俺が進んで行くと龍刻の砂時計によく似たオブジェクトに通りかかりますぞ。

先に行く道には何やら四つ紋章が纏めて掛けられた扉があったのですぞ。

「露骨にセーブポイントっぽいなぁ」

近寄るとピカッと龍刻の砂時計っぽいのが光りましたな。

触れるとマップが表示されましたぞ。入り口にカーソルを選べますな。

決定ですぞ!

するとフッとお義父さん達の元へと戻って来れましたぞ。

「おや元康さん」

「ポータルも完備かー……露骨にボス前っぽい感じだったね」

「間違い無くボスがいるのでしょう」

「元康様! お帰りなさいですわ!」

ユキちゃんは俺を元気よく出迎えて下さいました。

「誰が行こうか? いや、元康くんが立候補するのは分かるから他の実験もした方が良いかな?」

「実験ですか?」

「うん。ボス戦でキャラクターチェンジ出来るかとか、武器変化が出来るか? とかさ」

Lvは錬が頑張ってくれたお陰で十分だと思うんだ。と、お義父さんが検証案を提案しましたぞ。

「確かにその辺りは大事ですね。Lvを上げて物理だけでは無理な事もあり得るのでボス戦で試してみましょう」

「分かりましたぞー! 俺がボス部屋に入って武器変更が出来るか確認後にチェンジですな」

「樹が変われ」

「ここは錬さんで」

「遠慮するな。俺はLv上げで疲れてるから樹がやれば良い」

どうぞどうぞと錬と樹が譲り合ってますぞ。

「いつきくん。やりたくないなんだね」

「イツキ様、大変ですね……」

ラフえもんとリースカがそんなやりとりをして居る樹を傍観してますぞ。

「ぐー……」

サクラちゃんは退屈だったのでお昼寝中ですぞ。

お義父さんがそんなサクラちゃんに抱えられておりますぞ。

「俺は根本的に戦えないから蚊帳の外だなー……根本的に」

「適材適所なの。なおふみは何処で活躍出来そうなの?」

「まあ、言うまでも無く水のあるステージだね。後はトゲ地帯じゃないかな? トゲを壊して進めたんだよねー」

「楽しみにしてるなの」

「お義父さんが行きますかな?」

ゲーム知識にない場所は今まで色々とありましたが、ここはその中でもとびきり変わった場所ですな。

何だが楽しくなってきましたぞ。

お義父さんと一緒にゲームプレイですな。

「俺は耐えるだけだからねー……錬も樹もそこは分かってるから俺を巻き込まないんだし、反撃系の盾を装備してチビチビって手もあるけど時間が掛かるでしょ。だから遠慮するよ。それこそ俺が耐える前提のギミックがあったらで良いかな」

確かにごり押しが効く所ではお義父さんが前に出る必要はありませんぞ。

「ここは多数決にしましょう! 皆さん! キャラクターチェンジは誰がしましょうか!」

「卑怯だぞ樹! 俺の味方をする票が集まらないだろ!」

ここで樹が連れ添いが居ない錬へ多数決を提案して、錬が抗議しましたぞ。

「ならすぐにクロタロウさんを連れてくるんですね。いえ、それでも足りないでしょうか」

「く……ラフミは村で俺の代わりをしているし、ウィンディア辺りを呼ぶか! この際ルナを自爆覚悟で呼んで……」

「そこまでやりたくない訳?」

お義父さんの質問に錬は腕を組んで考えてから俺達に顔を向けますぞ。

「そこまでじゃないが、ここで負けるのが嫌だ」

……激しくどうでも良い意地で錬は駄々をこねたようですぞ。

「そもそもすぐに元康様に変われば良いのですわ!」

ユキちゃんがここで抗議の声を上げると錬も樹も納得したように頷きましたな。

「そうですね。それで良いでしょう。キャラクターチェンジのクールタイムはないみたいですので元康さんで実験してすぐに戻れば問題無いですね」

「だな。という訳で元康! 行ってこい!」

なんで錬が俺に命令しているのですか!

俺に命令出来るのはお義父さんとフィーロたんですぞ!

と思っているとお義父さんが行ってらっしゃいと笑顔で手を振っております。

お昼寝中のサクラちゃんに抱えられていて目の保養に良いですな。

「ではこの元康! 行ってきますぞー! まずは樹にチェンジですな」

「では僕は錬さんにチェンジをしますね」

「俺は元康にチェンジだな」

と、話し合いは終わったので俺は再度出撃しました。