軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第434話 結婚式パレード

楽団により音楽が奏でられる。

開いた門の先にはここからでも人が溢れているのが分かった。

警備担当の 始原(01) 団員達が止めなければ、今にも駆け寄ってくる勢いである。

楽団が音楽を奏でながら歩き出す。その後に正装した新・純潔乙女騎士団の団員達が続く。

マーチングバンドと団員達の足並みが揃うように何度も練習してきた。

お陰でスムーズに動き出す。

正門をくぐり抜けると『ワッァ!』と左右から声が響き渡る。

反射的に耳を押さえそうになるが、オレや妻達は堪えて笑顔で手を振る。

馬車には技術的、魔術的に振動軽減措置が施されているが、それでもある程度揺れるため手すりに掴まり、片手を振る形になる。

左右の道は人で埋め尽くされ、収まりきらずに建物の窓や屋上にまで人が溢れかえっていた。

屋上も今回人が入れるように改造してある。

改造といっても落ちないように手すりと柵を作った程度だが。

今回の結婚式パレードが終わったら撤去する手筈になっている。

空からはパレードに合わせて街全体に色とりどりの花びらが舞い落ちてくる。

レシプロ機(擬き)を 始原(01) 団員に貸し出し、パレードに合わせて花びらを投下してもらっているのだ。

また屋上に居る人々には籠に花びらを入れて渡している。パレードが来たら中の花びらを撒いて欲しいと頼んである。

屋上に居る老若男女は皆楽しげに、祝福するように花びらを撒いてくれていた。

空から舞い落ちる花びら。

楽団が演奏する音楽。

団員達が甲冑姿で規則正しく進む姿と人々の歓声・拍手が青空にどこまでも響く。

全てが重なり合い、その場に居る皆を非日常空間へと連れていく。

オレ達を含めて観客達全員が興奮しているのを肌で感じた。

純潔乙女騎士団本部は街の北側奥、街を囲む壁近くに建てられている。

本部から出たため、まずはココリ街を貫く大通りへと向かう必要があった。

その途中で、最初の知り合いと出会う。

建物の改造された屋上に妖人大陸、孤児院の子供達やオレ&スノーがお世話になったおばさん達が居た。

スノーも彼らの存在に気付き、オレの袖を引っ張って彼らに手を精一杯振る。

当然、オレもそれに習う。

子供達やおばさんも手を振り返えしてくれたり、花びらを撒いてくれる。

特に子供達が目を輝かせて手を振ってきた。

どうやら音楽、騎士団、オレ達の姿にいたく興奮しているようである。

また孤児院の知り合い以外にも、重要人物が居ることに気付く。

なぜか孤児院の関係者に宛われた見晴らしの良い屋上に、商人のマルトンさんが居た!

オレがまだ孤児院に居た時、『リバーシ』の権利を売った商人である。

彼が『リバーシ』の権利を買って、魔術液体金属を売ってくれなければ銃器開発は孤児院を卒業してからになっていただろう。

さらにスノーをゴブリンから助けられず死なせていたかもしれない。

そういう意味ではある種、オレ達にとってとても重要な人物だ。

当時は『やり手IT企業の若社長』と言った風貌だったが、今では白髪が目立ち奥さんと子供達と一緒だった。

子供時代の関係者ということで、おばさん達が覚えていてパレードが見やすいよう割り当てておいた屋上に上げたようだ。

オレとスノーは改めてマルトンさんに手を振る。

彼も自分に向けられて振られたことに気付き、眩しいモノを見るように目を細め振り返えしてくれる。

奥さんとお子さんらしい人物達が、マルトンさんへ興奮気味に話しかけている。

オレとスノーが彼に向けて手を振ったことに興奮しているようだ。

楽団の先頭が大通りへと出る。

ココリ街は中心分に大きく1本、十字を描くように1本大通りが交差している。

上から見ると『十』を描いている。

これは港街から送られてきた物品を各街々に送るため、輸送しやすく区切られているからだ。

普段は商業馬車が行き交う大通りも、今回の結婚式パレードで通行止め。

オレ達が余裕を持って通れる幅だけを残し、後は全て観客達で埋まっているのだ。

この大通りを通って、身内が待つ式場へと移動する。

クリスがオレの袖を引っ張り、大通りへ出る角、その一角を指さす。

割り当てられた関係者屋上に、ブラッド家の関係者が集まっていた。

執事長のメリーさんにメイド長のメルセさん、料理長マルコームさん、他見知ったメイド達などがこちらへ向けて手を振っている。

クリスが負けじと手を振り返す。

オレも彼女に倣い身を乗り出す勢いで手を振った。

メリーさんはオレとクリスが並んで手を振っているのを見て、耐えきれず泣き出してしまう。

メルセさんはそんなメリーさんを放置して、オレ達の姿を目に焼き付けるように魅入って拍手していた。

一方、マルコームさんがハンカチを取り出し、メリーさんを慰め始める。

他のメイドや使用人達も拍手や花びらを撒いて祝福の声をあげる。

オレは彼らに応えるように、手すりに掴まるクリスと手を重ねて、一緒に手を振り返えした。

パレードが完全に曲がり切って、大通りを進むとすぐ観客の中に知っている顔を見つける。

竜人大陸でオレ達が住んでいた一軒家のご近所さん達が集まっていたのだ。

どうやら結婚するということで、わざわざ来てくださったようだ。

スノーやクリス、リースがご近所付き合いを積極的にしていた。彼女達にご近所付き合いは完全に任せていたので、存在に気づけたのはほとんど偶然である。

スノーやクリス、リースはご近所さんに気付き、手を振り返していた。

さらにその一角に、オレとしては最も馴染み深い人物を発見する。

竜人大陸で初めてウォッシュトイレ製作をするため、立ち寄った魔石店の主が居たのだ!

最初こそ商品である魔石をトイレに使うと知って激怒した。しかし、試作品完成後、ウォッシュトイレを使用してもらった後はその素晴らしさに感動していた。

スノー達身内を除けば初めてウォッシュトイレの素晴らしさを理解してくれた人物である。

魔石店の主もオレが結婚式をするということでわざわざ来てくれたのだ!

オレはスノー達に負けない勢いで主へと手を振る。

魔石店の主は照れくさそうに手を振り返してくれた。

彼は口を動かし、何かを伝えようとするが、観客達の声と拍手で側に居る妻達ともまともに話ができない状態である。

オレ自身、唇を読む『読唇術』の心得がある訳ではないが、彼が何を伝えたいのかはすぐに理解した。

『ウォッシュトイレは今でも使っている』、『ウォッシュトイレ最高!』と言いたいのだろう。

大丈夫だ同志。

同志の想いは今確かに伝わっている。

オレは万感の思いを胸に手を振り返す。

――が、感動で満ちていた心に冷や水を浴びせられた。

パレードが進み同志の姿が消えると、次に 冒険者斡旋組合(ギルド) の受付嬢さんが居たのだ!

(馬鹿な! 知らせていないはずなのに! どうしてここに居るんだ!?)

しかしよく見れば纏う空気が違うことをすぐに理解する。

彼女に何度も迷惑をかけられたオレ達だからことそ分かる違いだ。

また彼女の周囲を冒険者の男達や一般男性が囲っている。彼らの首からはペンダントがぶら下がっていた。

あのペンダントはハイエルフ王国エノールで売られている見た目がハイエルフに変わる魔術道具だ。

魔術道具といっても、お土産レベルでたいした力はない。

今は魔力が切れているためか、ただのペンダントと化している。

つまり、男達に囲まれている受付嬢さんは、ハイエルフ王国エノールでお世話になった妹さんだ。

し、心臓に悪い……。

本物の受付嬢さんが来たかと勘違いしてしまったじゃないか。

……彼女も本物の受付嬢ではあるのだが。

本当にめんどくさい姉妹だ。

しかし、姉はあれだけ結婚に苦労したというのに、妹は結婚相手どころか『オタサーの姫』状態である。

背格好、顔、産まれも同じだというのにどこで差が付いたというのだろうか……。

胸中で疑問を抱きながら笑顔で手を振ってくる妹さんに笑顔で手を振り返す。

余計なことは考えない方が良い。

経験上、絶対に後でろくなことにならないからだ。

次、気になった人物達は一箇所に集まった女性達だ。

皆、大人の女性ばかりで、他観客は結婚式パレードの主役であるオレや妻達に注目している。

しかし彼女達は全員、馬車の前後を行進する新・純潔乙女騎士団の団員達に釘付けになっていた。

他観客も見ている人は居るが、全員が団員達のみを見ているのは珍しい。

また女性の中には感動し、涙を流している人も居り、誇らし気に団員達を眺める人もいた。

そのため余計に目立って見てしまう。

(……そうか旧純潔乙女騎士団のOG達か!)

ピンと閃く。

旧純潔乙女騎士団OG達なら、団員の晴れ姿に涙し、誇らし気に眺め、憧憬の瞳を向けるのも納得できる。

昔を知る彼女達は、大勢の人々に祝福され行進する団員達の姿に、過去栄えていた時代を重ねているのだろう。

一時は軍団が衰退するどころか、団長が街に害を及ぼし人々から白眼視されたりもした。

それが今、オレ達の結婚式パレードとはいえ、誰も団員達へ敵意ある視線を向けてはいない。

それどころか憧れて尊敬している瞳を向ける子供達が大勢居る。昔、自分達が純潔乙女騎士団に向けたものと同じ輝きを今、子供達が瞳に宿しているのだ。

彼女達が今どれほどの感動を胸に抱いているのか、オレには想像もつかない。

旧純潔乙女騎士団OG達の姿に心を打たれていると、一生懸命に手を振りアピールしてくるハーフエルフの姿に気付く。

そのハーフエルフは女性で、どこかで見たことがある顔立ちをしていた。

(アイナだ! スノーの友達のアイナじゃないか!)

人種族と妖精種族、エルフ族のハーフで魔術師Bマイナスの少女、アイナだ。

スノーとは魔術師学校の寮で同室だった。

アイナは学校卒業後、わざわざ獣人大陸にある本部まで会いに来てくれた上、スノーの『卒業証書』を持ってきてくれた人物でもある。

本来であればスノーの学友として、結婚式場に招待する側だったのにすっかり存在を忘れてしまっていた。

アイナに気付かず、手を振るスノーの肩を叩く。

彼女がこちらへ顔を向けると、アイナを指さす。

スノーは最初『?』と首を傾げて、手を振り存在をアピールするハーフエルフを見つめていた。

数秒後、彼女の頭上に『!』というマークが浮かび、アイナの顔を思い出す。

やはり、スノーもアイナの存在を忘れていたようだ。

数年前にココリ街の本部で顔を会わせた後、アイナは『世界を見て回りたい』と旅立つ。

以後、彼女がどこに居るのかも知らず、手紙一枚寄越さなかったため、すっかり存在を忘れていた。

どうやらオレ達の結婚式パレードの話を聞きつけ、駆けつけてくれたらしい。

『魔力消失事件』も無事に乗り切ったのだろう、五体満足で顔や手足は旅のせいで汚れているが元気そうだった。

スノーが手を振ると、アイナはより一層笑顔で振り返えしてくる。

忘れて結婚式に招待したことについては怒っていないようだ。

本人も手紙一つ、一度も顔を出さなかったためお互い様と割り切っているのだろう。

今から式場に入れるのは難しいので、結婚式パレード後の宴会時は本部へと呼び込もう。

アイナが今までどこで何をしていたのか個人的にも気にはなる。

アイナに続いてスノーの関係者が姿を現す。

臨時に設置された屋上に白狼族の面々が集まっていた。

大人達は手を叩き祝福し、子供達は競って籠から花をまき散らしている。

一時はアムの弟オールの画策で、トルオ・ノルテ・ボーデン・スミスが白狼族に多額の懸賞金をかけ、懸賞金のせいで白狼族はより雪山に篭もるようになってしまった時もあった。

それが今では結婚式を祝うためとはいえ、集まってくれるとは……。

感慨深いモノである。

「!?」

感慨に耽っていると再び心臓が止まりそうになった。

白狼族が集まる屋上。その下に集まった観客達の中に受付嬢さんの姿があったからだ。

だが――よく見ると顔立ちや背丈は同じだが、恰好が違う。

あれは北大陸の 冒険者斡旋組合(ギルド) 支部、支部長だ。

受付嬢さんの叔母である。

旦那さんらしき人物と話をしながら、手を振ったり手を叩いて拍手を送ってくれる。

オレ達はなるべく笑顔を作りながら、手を振り返す。

わざわざ北大陸から来て祝ってくれるのは嬉しいのだが……突然、視界に入ると驚くから勘弁して欲しい。

本当に心臓に悪い一族である。

受付嬢さんの叔母の存在に引いていると、ココノが涙を目尻に浮かべていることに気付く。

彼女が涙を浮かべながら、見つめる先に天神教の巫女服姿の少女達が居た。

ココノの元同僚や友人達だろう。

静音暗殺者(サイレント・ワーカー) との一戦後、二度とちょっかいを出さないよう天神教幹部を少々脅したため、天神教とは近づき辛くなってしまった。

ココノはそんな中、わざわざ会いに来てくれた友人達に嬉し涙を浮かべながら手を振り返す。

オレはココノの隣に並び、一緒に手を振る。

ココノを……妻をちゃんと幸せにすると友人達に伝えたかったのだ。

彼女達にも伝わったのか、オレ達に向けて天神教の作法で祈ってくる。

天神教上層部は多々問題を隠し偽っていたが、彼女達の友を想う気持ちは本物だ。

パレードの終わりが見えてくる。

もうすぐ式場へと到着だ。

このまま無事に終わるかと思いきや怪しげな集団が屋根の上に集まっていた。

頭からマントを被り、人相を完全に隠している。

如何にも怪しい集まりだ。

『結婚式パレードの責任者であるテン・ロン達は何をしているんだ?』と訝しんでいたが、すぐに答えが判明する。

オレ達が近付くと集団の一人が興奮して顔を隠していたマントが取れてしまう。

元黒トップのシャナルディア・ノワール・ケスランだ。

彼女の周りにいる者達が慌てて被せ直す。

つまりあの集団は元黒メンバーということだ。

結婚式パレード前、ミューアの報告で、元黒メンバーはココリ街で色々やらかしているため正体を隠し、隔離して参加させることになっていた。

周囲にパレードとは違う警備が数名彼女達の周りに配置されている。

面倒事が起きないための配慮だろう。

しかし『正体を隠して~』とは聞いていたが、あの恰好は怪しすぎないだろうか?

元黒メンバーはパレードに興奮するシャナルディアを押さえつつ、祝いの声と拍手、籠に入った花を散らす。

シャナルディアは花を散らすことが気に入ったのか、率先しておこなっていた。

オレ達は互いに顔を合わせ、微苦笑しながら手を振り返す。

結婚式パレードの終着地点が近付いてきたため、楽団も併せて盛り上がるパートへと入った。

空から降り注ぐ花びらの量も増える。

空を見上げるとレシプロ機(擬き)の中に、ドラゴンの姿があった。

ドラゴンが籠を持ち、ゆっくりと空を飛ぶ。

その飛行に合わせて籠から花びらが落ちてくる。

レシプロ機(擬き)では花びらを撒く手が足りなかったので、 始原(01) の元 四志天(ししてん) 、妖精種族黒エルフ族、魔術師A級のシルヴェーヌ・シュゾンが参加してくれた。

彼女はエル先生の友人で、『魔力消失事件』の際、孤児院を護ってくれた人物の一人である。

シルヴェーヌには恩があるためエル先生と一緒に式場への参加を促したが、拒否されてしまった。

始原(01) の元一員として仕事を優先したらしい。

エル先生とは既に会って話をしているのと、彼女なりにケジメをつけたかったのだろう。

実際、空から花を撒く人員、機材も不足していたためシルヴェーヌの申し出はありがたかった。

空から視線を戻すと、シルヴェーヌとは正反対の人物が居ることに気付く。

建物の影。

旅装束姿で、頭からフードを被る人物が居た。

獣人種族、 虎族(とらぞく) 、魔術師S級、 獣王武神(じゅうおうぶしん) のタイガ・フウーである。

エル先生の双子の妹であるアルさん封印の旅に出ていたタイガが、予告通り結婚式を祝いに戻ってきたのだ。

シルヴェーヌとは違ってエル先生やギギさんに出会わないように影に隠れ、気配を消してオレ達を祝福する。

エル先生は耳がよく、ギギさんは鼻が利く。

タイガといえど気合いを入れて身を隠さないと見つかってしまう。

とはいえは見た目は完全に追われている犯罪者だ。

よっぽど2人に会いたくないらしい。

タイガはオレ達の姿を見て、祝福の拍手を送った後、影に溶けるように姿を消す。

まさかこれほど早く立ち去るとは思わず、驚いてしまった。

お陰で観客の一部が驚くオレに気付き首を傾げる。

慌てて笑顔を作った。

タイガの奴……どれだけギギさんやエル先生と会いたくないんだよ……。

――気持ちは分からなくない。

敬愛していたエル先生の旦那に横恋慕した上、告白、振られた。

顔を会わせ辛いのは当然である。

当人であるエル先生やギギさんは気にするどころか、タイガ本人のことを心配しているのだが。

……その心配すら今の彼女には辛いのだろう。

タイガの気持ちに同調ししんみりしていると、目的地の結婚式場へと辿り着く。

「兄貴! 姉さん方! おめでとうございます!」

「お嬢! お幸せに!」

「兄貴、姉さん方に祝福を!」

目的地の結婚式場前には多数のマッチョ達が集まり、観客達の声を貫き聞こえるほどの野太い祝福とポージングを送ってくる。

彼らはザグソニーア帝国関係者だ。

旦那様を『師匠』と仰ぐ彼らからすれば、オレや妻達は『兄貴』『姉さん』になるらしい。

クリスなど『お嬢』と呼ばれていた。

今回、唯一の国家参加者達である。

他国からも参加希望を頂いたが、街にそんな余裕はない。

個人での参加は問題無いが、国家単位ではお断りした。

唯一、ザグソニーア帝国には孤児院を護ってもらった恩があるため、参加を承諾。

お偉いさんが多いが(なぜか全員がマッチョだが……)、全員を式場内部に入れるスペースは無い。

そのため一番立地が良い式場前に配置するとは聞いていたが……。

暑苦しいマッチョ達が祝福のポージングを取り、祝いの声援を送ってくる。

タイガの心情を思いしんみりした気持ちなど消え失せるほどのインパクトである。

妻達も目の前の光景に、どう反応すればいいか分からず微苦笑を浮かべていた。

唯一の救いは彼らが心底オレ達を祝福してくれているのが分かることだ。

楽団、団員、馬車が式場前で停止する。

と、とりあえず気持ちを切り替えよう。

これからいよいよ式がおこなわれるのだから。

オレ達は大勢の人々(+マッチョ)達の歓声、花びら、拍手を浴びながら馬車を降りる。

そして結婚式会場へと向かい歩き出したのだった。