軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第1058話 艦隊集結

「ほぉう、ついにオルテンシアが動きおったか」

ウィンダム陥落、の報を聞き、西方大帝ザメクは獣のような笑みを浮かべた。

「では、いよいよ出撃ですかっ!」

「うむ、時が来た」

遠足を楽しみにしているような顔のロイに、ザメクは鷹揚に頷き応える。

オルテンシアが動き出した以上、ついに大戦が始まる。ウィンダムを占領し、アスベル山脈に陣取ったオルテンシア軍は、そのまま山を降りればアヴァロンへと雪崩れ込む。

エルロード帝国はついに、オルテンシアという刃を喉元へと突きつけられたのだ。

「ギルを呼べ」

「陛下、ここに」

呼びつける間もなく、すでに扉の前までやって来ていた。

ザメクが入室を許すと、一人の男が臣下の礼をとって跪く。

男の名はギルフォード・ヴェルミリオン。

ロンバルト軍を代表する6人の将軍、『六聖将』の一人である。

「よい、そこに座れ。話は聞いているな」

「はい」

ギルフォードは長身痩躯に、長い金髪に眼鏡をかけた、如何にも文官といった外見である。魔力の気配は一切無く、洗練された立ち振る舞いは王宮務めのエリートだと、誰もが思うだろう。

しかし彼の手にあるのは真紅の 長杖(スタッフ) 、そして全身を包むのは純白のローブ。その装備が、彼が魔術師であることを示していた。

「アスベルの山にオルテンシアが陣取り、帝国もヴィッセンドルフに戦力を集結させているところであろう」

ザメクが手をサっと翳せば、浮かび上がるのは大きなホログラムのマップ。

アヴァロン北東部、アスベル山脈に面したヴィッセンドルフ辺境伯領の地図が浮かび上がり、予想されるオルテンシア軍の配置と、帝国軍の防衛線が光るラインで彩られた。

ここは玉座の間ではなく、此度の大戦を指揮する総司令部。

すなわち、ロンバルトの誇る古代兵器、天空戦艦アスガルドのブリッジである。

「戦いが始まるのは一週間ほどの後となりましょう」

「即日、山を降りてくるやもしれぬぞ。なにせ奴らは無敵の戦人機部隊を擁しておる。ウィンダムを落とすに、何ら消耗もしておらん」

「魔王が出て来るまで、女帝は動かない……陛下もお判りでしょう」

四帝会談の内容は、ギルフォードも一字一句逃さず把握している。

エカテリーナが『北天星イオスヒルト』の神命に従って動いている以上、ただの戦術よりも重要視する部分がある。基本的に神が課した試練なり条件なりとなるが、それを知るのは加護を授かった者のみ。

だがそれを知らずとも、エカテリーナが魔王クロノを正々堂々と決戦で討ち果たす、という結果を望んでいることは、会談から明らかである。

「神の言いなりになるのは大変だな。戦も己の自由に出来ぬとは」

「その代わり、人の身に余る力を授けられるのです」

「ふっ、お前のルミナスは何と言っておる?」

「ただ魔導の道を進むのみにございますれば」

ギルフォードが授かる加護は、『紅蓮爵ルミナス』。

絶大な炎の魔法を操ったとされる、魔術の神の代表格であり――――魔王の花嫁の一人である。

「ならば良い。加護を持たぬ余には、神のコトなぞさっぱり分からぬ。本物の魔王を相手に、お前達が神に言われて寝返らぬかと密かに肝を冷やしておった」

ギルフォードを含む六聖将の大半は、魔王の花嫁たる女神の加護を授かっている。

西部統一の中で、彼らの力は遺憾なく発揮されてきたが……流石に史上初の本物の魔王の加護持ちを前に、女神達が如何なる神託を下すか、予測できなかった。

さしものザメクも、六聖将それぞれに神命が下り、新たな魔王に尽くすよう命ぜられれば止めようがない。

「人の世に、神の理は持ち込みません。黒き神々はただ、我々に加護を授けてくださるだけです」

「ただ天上よりご照覧されるならば、結構。このザメクの覇道を、とくと見せつけてくれよう」

「はい、我らは陛下と共に」

ザメクは徹底的な実力主義だ。生まれも身分も関係ない。

ギルフォードは20になったばかりの若者だが、それでもザメクは一軍の将として取り立てた。

何故ならば、彼はザメクの西部統一において、最初にして最大の障害となった男なのだから。

「して、前衛艦隊はどこまで進んでおる」

「間もなく、ルーンの領海手前まで辿り着きます」

ギルフォードが新たなホログラムの地図を呼び出せば、ロンバルトから東へ伸びて行くレムリア海全域が映し出される。

先発させた前衛艦隊の航路が赤い線で描かれ、その先端は確かにルーンを標的に捕らえられる位置にまで伸びていた。

「ふむ、今から出発すれば、ちょうど間に合うな」

ザメクの乗る旗艦アスガルド含む本隊は、ロンバルト最大の港町ビフレストに停泊している。

前衛艦隊はルーンまでの海路を確保するための先遣隊。それが目的地へと辿り着いたならば、遠からず本隊は出港していた。

図らずとも、こちらの準備がちょうど整った辺りで、オルテンシアが動いてくれた、良いタイミングでもあった。

「前衛艦隊の様子はどうだ。消耗はしておらぬか」

「各地で多少の小競り合いはあったものの、艦隊はほぼ無傷です」

「六聖将も三人つけたからな」

「いえ、彼らが出る幕も無かったと。歌姫一人で、全て事足りたと聞いております」

「ふふん、だから言ったであろう、エミリアはロンバルト一の歌姫になると」

「流石の御慧眼でございます」

流離いの歌姫と呼ばれたエミリア。

彼女はザメクの誘いに応じ、ロンバルトの歌姫となった。

そして見事に『天音神楽ミクゥー』の加護を授かり、今では『聖歌隊』で圧倒的なトップエースとなっていた。

「全てが順調、計画通りに進んでおる。あまりに出来過ぎているようにも思えるが……これぞ天の配剤というヤツなのかもしれぬな」

「そうですね、黒き神々がこの時代の覇者が決まることを、望んでおられるのかもしれません」

ザメク、エカテリーナ、そしてクロノ。

この三人がそれぞれ別の時代に生きていれば、パンドラ大陸がここまで揺れることは無かったであろう。

少なくとも、古代以来で最大の兵力がぶつかり合う、巨大な戦が始まるのに違いはない。

「ならば迷うことなく、征くとしよう――――ロンバルト征服艦隊、出撃だっ!!」

「おおぉー!」

ザメクの力強い号令に、話の半分も聞いていなかったロイが、無邪気に拳を掲げた。

◇◇◇

紅炎の月4日。

ルーンにはロンバルトを迎え撃つべく、海軍戦力が集結していた。

この日は朝より、エルロード帝国とルーンによる同盟艦隊を率いる将軍級が、王宮に勢揃いする。

「ついに、ロンバルトの艦隊が動き出しました」

静かに言い放つのはネル・ユリウス・エルロード。

衣装こそ着慣れた純白の治癒術士のローブだが、今の彼女の肩書は医療大隊を預かる軍医総監だけではない。

エルロード・ルーン同盟艦隊提督。

それが今のネルの立場である。

「な、何故、私が……」

と絶句しながら遠慮したのは、緑風の月の頃。

「いや、分かっている。海軍を預かる提督なんて、ガラじゃないということは」

「でもね、ネル、これが出来るのは貴女しかいないのよ」

ネルが特別に海軍での経験があるワケではないことなど百も承知。

だがしかし、クロノとリリィが揃ってネルに頼み込むのには、それなりの理由があった。

「今回はルーン海軍との合同作戦になる」

「フィオナに指揮権を預けたら、どうなるか分かるわよね?」

「はい……分かりました……私がやります……」

ネルとフィオナは、共に魔王の婚約者であり、『アンチクロス』に名を連ね、その実力も帝国における最強格だ。

勿論、ネルはアヴァロンの姫君という生粋の王族であり、フィオナは太陽神殿の御子の一族であるソレイユの血を継いでいることが明らかとなった。身分的にも大きな優劣はない。

むしろ合同作戦であることを考えれば、ルーンと縁が深いフィオナの方が、同盟艦隊を指揮する提督に相応しいが――――

「やめてください! 絶対にやめてください、指揮権を預けていい女じゃないんですよ、あの姉は!! 私だって止められませんからね!?」

という、妹である御子フィアラからの強い訴えもあり、フィオナの提督就任には難色を示さざるを得ない。

そんなこと言われなくたって、フィオナに大軍を預けたりなんかしない、とクロノとリリィの思いは一致していた。

「ネルは海魔軍の一件でも、ルーンとよく連携してくれた。向こうも、ネルが大将に立つなら納得してくれるだろう」

「それに帝国海軍といっても、その大半はアヴァロンで編成した艦隊だから。同盟艦隊を率いるのは、ネルが適任よ」

「はぁ……そうですよねぇ」

無論、ネルとしても納得せざるを得ない話である。

お飾りでいいのであれば、ネルの父親であり、今も総督としてアヴァロンを統治しているミリアルドが最も無難な人選だが……今回はロンバルトだけが相手ではない。

戦時下でのアヴァロンを安定させるためにも、ミリアルドが王として、総督として、王城に居続けるのが最善である。

それにネルとて、リリィやフィオナほどの派手な武勇伝こそ無いものの、クロノの隣で共に戦い、使徒との戦闘経験もある歴戦の将である。この局面で自分を置いて、他に相応しい人材もいないだろうという自覚もあった。

そう、本来ならトップに立つべきクロノとリリィは、ロンバルトとの艦隊決戦に参加はできないのだ。

現状、最も脅威となるのは、本物の戦人機の軍団を擁するオルテンシア。女帝エカテリーナとの対決のため、クロノとリリィは二人でオルテンシア軍に当たることとなっていた。

「重責を押し付けるようですまないが、頼んだぞ、ネル」

「はい、慎んで拝命いたします」

「しっかりフィオナの手綱を握ってちょうだいね」

「それはリリィさんからも、ちゃんと釘を刺しておいてくださいよ」

かくして、ネルは一度決まったからには、堂々とした態度でルーン王城の司令部にて、提督として座している。

麗しの美姫として有名なネルだが、戦を知らぬ小娘などと侮る者は一人もいはしない。

提督就任が決まってより、ネルは最前線となるルーンに滞在し艦隊訓練を共にしてきた。一朝一夕で艦隊指揮など身につくものではないので、任せるべきところは将に任せ、締めるところは締め、数か月の短い間ながらも、見事に帝国海軍とルーン海軍を連携させるに至っている。

魔王の加護を授かったクロノのようなカリスマもなく、リリィのように絶対的な支配力もないが、ネルはただ対話の能力でもって、これを成し遂げていた。

「ソージロさん、敵艦隊の動向を」

「はい、ロンバルトの先遣隊は、すでに我が領海の手前にまで進出してきております」

先んじてロンバルトへの潜入調査を行っていたソージロは、すでにルーンへと帰還していた。現地と、ロンバルトがこれから辿る海路に、選抜された忍が配置され、敵艦隊の動きを逐一観測できる体制が整えられている。

それらの情報はまず忍の長たるソージロの下へ全て集められるので、現状、ロンバルト艦隊について最も詳しいのは彼であった。

帝国から持ち込んできた投影機によって、司令部にホログラムのマップが表示されると、ソージロは敵を示す赤い船のアイコンを指しながら、淀みなく説明を始める。

「先遣隊とはいえ、これらは大艦隊と呼ぶべき十分な数でもって編成されています。ロンバルトでは前衛艦隊と呼び、ルーンまでの航路を確保する露払いの役目を持ちます」

前衛艦隊は道中で、幾度かの海戦を経ている。

ロンバルトにも帝国にも属さぬ、独立を維持している国家はレムリア海にはまだ幾つもある。

しかしレムリア海は東西に長く伸びており、大艦隊であるほど途中での補給は必至。ザメクはそれを、シンプルな力によって解決することを選んだ。

すなわち、協力しない国には砲火を浴びせ、協力すれば適正価格で物資を補給すると。

「前衛艦隊の多くは、すでにロンバルトが支配した西側の同盟国の艦艇で編成されています。大砲や機銃など、多少は古代兵器を搭載しているようですが、これらは通常の海軍戦力と見てよいでしょう」

パンドラ大陸において軍艦の主流は、すでに帆船ではなく魔法動力へと移り変わっている。

しかしながら、その魔法動力による推進機関の構造や性能は千差万別であり、優劣の差が大きい。それは基本となるような汎用的な量産型の魔導機関が普及しておらず、国ごとの独自規格となっているからだ。

故に、その国での魔法技術が、そのまま艦艇の性能に反映される。

ルーンはレムリア海の島国として、パンドラでも最先端を行く軍艦の性能となるよう、海軍戦力に力を入れている。アヴァロンのような中部を代表する大きな都市国家であっても、ルーンほどの海軍は無い。それは他のレムリア沿岸の国家も同様であった。

だがしかし、古代兵器の利用が盛んな、西の大国ロンバルトにおいては、その限りではない。

ロンバルトの同盟国となった西側のレムリア沿岸国家は、その豊富な古代兵器の供与を受けることで、海軍戦力は大きく底上げされている。

しかしロンバルトも、そこまで強力な古代兵器を与えることはない。それによる武装強化を含めても、通常想定される艦の性能が超えることは無いが……

「前衛艦隊の中核戦力は、やはりロンバルトの艦船で編成。惜しみなく古代兵器を搭載した艦の性能は、火力、機動力、防御力、全てにおいて通常の艦を大きく上回ります。さらに前衛艦隊には、六聖将の三人が乗っていることも確認されております」

「誰が乗っているかは、分かりましたか?」

「はい。『蒼雷騎士アルテナ』のジン・ブリッツ。『大盾公ベルシルテ』のバーダン・レイザーバック。『幽姫オフィーリア』のマイア・ロスダイア。以上の三名で間違いありません」

アルテナ、ベルシルテ、オフィーリア、の三柱の加護については、説明するまでもなく全員が知っている。

何れも、魔王の七人の花嫁であり、パンドラにおいて広く加護を与えている女神だ。

『蒼雷騎士アルテナ』は、『暗黒騎士フリーシア』と並ぶ忠義の騎士。その加護の力は騎士として必要な全ての戦闘能力に及ぶ。

ザメクが自ら六聖将として特別に任じた者である以上、その実力は英雄と呼ぶべき領域にあるのは間違いない。

『大盾公ベルシルテ』は、その名の通りに大盾による守りに特化した加護である。

手にした盾そのものの強化は勿論、広域結界の展開も可能とするため、ベルシルテの強い加護持ちが一人いれば、民家に立て籠もってもそこは砦も同然となるだろう。

『幽姫オフィーリア』は、強力な精霊使いだ。『幽姫』の名を冠する特殊な精霊を使役できる者は滅多にいないが、あらゆる属性の精霊への適性は、この加護を授かった全ての者に与えられる。精霊の力を借りて、純粋に強力な魔術師となる。

「攻防共に優れた人選です。しかし、前衛艦隊で最も脅威と見るべきは、『聖歌隊』でしょう」

「歌で非常に強力な強化を与える、と聞いていますが」

「その通り、聖歌隊の隊員は全員、『天音神楽ミクゥー』というロンバルトに伝わる音楽の女神の加護を授かっております。強化だけでなく、回復や結界の展開と、その能力は多岐に渡ります――――中でもエミリアという歌姫は、一人で前衛艦隊全てを覆うほどの広域結界を張るほどの使い手」

エミリアの『聖歌隊』による恩恵だけで、前衛艦隊は方々に喧嘩を売りながら突き進んでも、ほとんど無傷でやって来れたのだ。

六聖将が出る幕も無く、連戦連勝の圧勝。

単独であらゆる艦隊支援をこなすエミリアは、すでに六聖将に匹敵するスーパーエースである。

「やはり、前衛艦隊だけでも強敵ですね。これに天空戦艦を旗艦とした、本隊も加わるわけですか」

はぁ、と思わず溜息を吐きそうになるほど、空前絶後の大艦隊である。

これを相手にしなければならない重責が、ネルの肩に圧し掛かって来る。正直、リリィに全て任せてしまいたくなる大戦だ。

しかし、ロンバルトに天空戦艦があるように、こちらにも奥の手はある。

「フィオナさん、準備はよろしいですか」

「全然よろしく無いですよ。私、朝ごはんまだ食べてないんですが?」

私は不機嫌です、と言わんばかりにあからさまな不満顔でフィオナが言い放てば、司令部の空気は凍り付いた。

だがもっと凍り付いたのは、同席していたフィアラである。

ここ数か月で嫌というほど姉の破天荒ぶりには思い知っている。それでも帝国軍の最大火力にして、兵器産業の一翼を担う『 魔女工房(ウィッチクラフト) 』の長、そして魔王の伴侶であり最も信頼を置かれる魔女フィオナは、戦時においてネルにも勝る立場を誇るのだ。

この同盟艦隊総司令部に堂々と出席しているのは至極当然なのだが……こんな姉が、本当に公の場にいさせて良いのか、とフィアラは思ったが、案の定、全然良くなかった。

そもそも初めて出会った時にボヤ騒ぎの後も、謝罪風勝利宣言をかまして、やんわりクロノに退室させられていたのだ。

しかし今ここに、フィオナの横暴を当たり障りなく治めてくれる、お優しい魔王様はいない。

えっ、じゃあ私が頭下げることになるの――――と、肝をガチガチに凍らせていたフィアラであったが、

「もう、そんなに言うなら朝食を済ませてから来れば良かったのですよ」

「集合時間が早すぎるんです。私は気を利かせて、集まってあげたのです」

「貴女が空腹で来られても困ります。この報告だけ終えたら、そのまま食堂に直行して構いません。ルーンの海の幸食べ放題ですから」

「ふっ、いいでしょう」

気安い冗談を飛ばしたような空気にネルが変えてくれて、フィアラは一気に肩の荷が下りた気分であった。

正直、ただのお姫様だと思っていたが、伊達に彼女も魔王の婚約者ではない。

同じ婚約者である以上、女王リリィ、魔女フィオナ、彼女達と対等に渡り合えなければいけないのだなと、こんなところで実感した。

自分が婚約者にならなくて良かった、と安堵すると共に、ウチのファナコ姫様は本当に大丈夫なのかと心配する気持ちも湧いてきた。

「――――というワケで、いつでも発進できますよ」

「ありがとうございます。ロンバルトの本隊が前衛艦隊と合流するまで、一週間ほどはあるでしょう。最終調整の方をお願いします」

ネルの見事な舵取りによって、フィオナに恙なく状況報告をさせるという偉業を成し遂げ、魔女はお腹を鳴らして堂々と退場していった。

「はぁ……ネル姫様が姉だったら良かったのに」