軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第1053話 スパーダ抵抗軍

ミサとの関係と転生淫魔であることが明らかとなったピンクは、しばしの間は謹慎処分のような扱いを受けていた。

第十一使徒ミサ、本名ペトラ。彼女との関係は前世によるものであり、現在のピンクとは無関係であることは、他ならぬ妖精女王リリィのテレパシー尋問によって証明されたが……結果的には、レーベリア会戦が終結するまで、ピンクは混沌騎士団へ復帰することは無かった。

もっとも、だだっ広い大草原で大軍同士のガチンコ対決になど、ピンクは参戦しとう無かった。そこにいるのは殺る気満々の兵士と騎士と怪物ばかりで、お宝などそうそう望める場所ではない。戦場にあるのは全て、戦うためのモノだけなのだから。

そうして帝国の存亡を賭けた一大決戦をこれ幸いとスルーしたピンクは、この度ついに混沌騎士団へと復帰することと相成った。

流石に長く休み過ぎてダルぅ……このまま自由気ままな冒険者に戻ろっかなぁ……なんて思いもあったが、帝国を取り巻く環境の激変によって、そんな怠惰な希望は消し飛んだ。

「はぁっ、三正面作戦とか、冗談じゃないわよぉ……」

北のオルテンシアと西のロンバルトが、それぞれパンドラ大陸に覇を唱え、我らがエルロード帝国に迫ってきていることは、すでに市井でも知られるところなった。

ネロの大遠征軍を完膚なきまでに叩き潰し、いよいよ残るはスパーダの十字軍のみ、となっていた矢先に現れた、強大な大国である。しばしの間は戦勝ムードに湧いていた帝国も、連日報道される二大国の動向と、再び総力戦の姿勢を見せる帝国に、不穏な空気に包まれつつあった。

「オルテンシアもロンバルトも、向こうから侵攻してくる……つまりは防衛戦。参加したところでうま味は無い」

防衛戦の儲からなさは、スパーダでの冒険者時代にガラハド戦争に参加したことで骨身に染みている。儲かるどころか、サリエルに仲間を殺されてブレイドレンジャー強制解散となった苦い思い出が蘇ってしまう。

命を賭けて戦っても、プラマイゼロどころかマイナスに振り切れる大損害など、二度と御免である。

「この三正面作戦、何としてもスパーダ奪還に参加しなければ……次の戦争で、私の儲けはナイナイになっちゃうわ!!」

覚悟の決まったピンクは、即座に行動を開始した。

そもそも、オルテンシアとロンバルトの侵攻が無ければ、帝国軍はスパーダ奪還に全戦力を注ぎ込んだ。連戦連勝、無敵の帝国軍の精鋭が終結する中でも、ピンクは十字軍が占領したスパーダに溜め込まれたお宝を一網打尽にすべく、謹慎期間を利用して入念な準備と計画を進めていたのだ。

今回はそれをさらに急いで進めることとした。ボヤボヤしていれば、魔王陛下か妖精女王の気まぐれで、どことも知れぬ戦線に投じられるかもしれないのだから。

そうしてピンクはいつものアホみたいな全身ショッキングピンクカラーリングの装備を身に着け、恥ずかしげも無くパンデモニウムの街へと繰り出した。

向かう先は、カーラマーラ大迷宮の大きな入口がある、冒険者で賑わうエリア。その一角に建つ大きな館の扉を、ピンクは無遠慮にぶっ叩いた。

ドンドンドン!

「グスタブ、いるんでしょ! 大事な話があるの!!」

「こらぁピンク、またお前かぁ! ドンドンやめーや、近所迷惑やぞ!」

「いるならさっさと出なさいよ」

「分かった分かった、ええから上がれ」

「私はファーレン産の茶葉しか飲まないわよ」

「水も出さんわアホ」

そんな軽口を叩きながら、ピンクを渋々といった様子で迎え入れたのは、赤銅色のオーガ。

スパーダでランク5冒険者パーティ『鉄鬼団』を率いたリーダー、グスタブであった。

「前も言ったが、ワシはもう引退したんや」

ガラハドで負けて捕虜となったグスタブは、アヴァロンのミスリル鉱山での奴隷労働をさせられていた。そこには世話をしていた若手冒険者も何人もおり、グスタブは奴隷の中心となって、脱出計画を練っていた。

愛玩奴隷として監督役の下へ潜り込んでいたファルキウスと、ネロの気まぐれによって送り込まれたカイ、両者の協力を元に計画を進めていたが……実行よりも先に、魔王となったクロノが解放へやって来たのだった。

その後はアヴァロン解放のための戦いに従事し、最後は無事に鉄鬼団のメンバーとも再会を果たした。

そうしてパーティメンバーと共に、今のパンドラで最も安全であろう帝国の中心パンデモニウムへとやって来たグスタブは――――悩んだ。

このままカイ達のように、自分も帝国軍として参加するべきか。

あるいは、この新天地で再び冒険者をするか。

悩んだ末に出した結論は、引退だ。

元よりいい歳になってきた。遠からず引退も考えていたほどには。

そしてスパーダからパンデモニウムに避難してきた若者で、腕自慢はほとんど帝国軍へと入隊した。現在、スパーダ出身で冒険者を始めた者は、帝国軍への入隊条件に満たない年齢の、若いというより、幼い少年少女が多い。

そして未熟な彼ら彼女らを導く先達たる冒険者もまた、非常に少ない。即戦力の実力者は、カイの率いる第一突撃大隊へと入っているからだ。

故国スパーダを取り戻すための戦いに身を投じたい、という思いはある。けれど、目の前で右も左も分からぬまま、カーラマーラ大迷宮の闇に足を踏み入れて行く幼い冒険者の小さな背中を、そのまま見過ごすこともできなかった。

そうしてグスタブは決断した。最早、自分が冒険をしている場合ではない。次代を担う冒険者を一人でも多く育成することに尽力しようと。

「リーダーはダグララスに譲った。ワシはガキんちょ共に余計な世話を焼いとるだけのジジイよ」

「なぁにご隠居気取りしてんのよ。この間、緊急クエスト出た時真っ先に飛び出して行ったくせに」

グスタブが実力を保つために、よくダンジョンに潜っているのもピンクは知っている。いつでも鉄鬼団の一軍パーティを率いて、どこへでも戦いへ行けるだけの装備も整えているのだ。

今でもグスタブは、ランク5冒険者としてパンデモニウムでもその名を轟かせている。

「ともかく、ワシにその気は無い。スパーダ奪還に、参加はせん……頼むなら、『ヨミ』のババアにするんやな」

「勿論、おバアにも頼みに行くけどさぁ――――はぁ、仕方ない、ここはとっておきの情報を教えちゃうからさ。ホントここだけの話なんだけど」

「おわっ、聞きとうないわ、そんな怪しい噂話ぃ……」

いいからいいから、とピンクは本当に嫌そうなグスタブを宥めて、散々勿体ぶってから言い放った。

謹慎中にピンクが掴んだ、とっておきの情報を。

「剣王様、まだ生きてるんだって」

◇◇◇

スパーダの剣王レオンハルトが生きている。

その情報を探るためにピンクが利用したのは、勿論、妖精である。

自由気ままな妖精達は、リリィの呼びかけによって数多くがパンデモニウムに集まってきているが、その全てが帝国軍として軍務についているワケではない。これでいて、大人しく作戦行動に従事して、帝国軍を支える要たるテレパシーネットワークを維持し続けている妖精達は、リリィ直々に選び抜いたスーパーエリートで構成されている。

帝国兵は勝手でワガママな妖精達に振り回されて、泣いたり笑ったりしながら共に戦っているが、大多数の妖精はそんなレベルにも達しない。正に見た目通りの幼児であり、話は半分も通じないものなのだ。

しかし、ピンクは子供の相手は得意だった。

何故なら、子供は素直なもの。すなわち、そこに抱える欲望もまた素直なものである。相手の欲が分かっていれば、取り入るのは容易いこと。

ピンクはあの手この手でフリーの妖精の興味を引き、共に遊び、喧嘩し、彼女達に馴染んでいった。それはピンクの飽くなき欲望に正直な心と、謹慎によって有り余る自由時間があってこそ。

リリィとて、命令内容を理解できない幼い思考の妖精を、思い通りに動かすことは出来ない。そういう者を動かすための試行錯誤に割くだけの時間もない。

よってピンクはリリィですら支配の及んでいない妖精達を、動かすことに成功したのだ。

これによってピンクは、遥か最果てのパンデモニウムにいながら、十字軍占領下にあるスパーダの情報を仕入れることに成功したのである。

帝国軍のテレパシーネットワークとは別に、ほぼ伝言ゲームのように伝わって行く野良妖精達のテレパシーによる遠隔お喋りを通し、スパーダの噂話を収拾。

大半は取るに足らない内容である。それでも根気強く妖精に頼み込み、モノで釣り、ご機嫌を取り、こちらの要望を通す。

現在のスパーダの街の様子。十字軍の配置。ダンジョンの状況。

そんな中で、ピンクの元に届けられた噂の中で、最も驚くべきものが、剣王レオンハルトの生存説である。

「――――ふぅん、なるほどね。つまり、私の手が届かないのをいいことに、私の直臣たる妖精を勝手に使ったと」

「ははぁーっ! どうかお許しください女王陛下ぁ! 全ては、故国スパーダ奪還を成し遂げたいという、愛国心が故! そしてこれは、帝国が十字軍に完全勝利するために、必ずやお役に立つ諜報活動と信じた結果にございますれば!!」

「何が愛国心よ、サキュバスダンジョン生まれの貴女に、そこまでスパーダに対する執着は無いでしょ」

「ははは、滅相もございません」

「そういう泣き落としみたいな真似、クロノの前でしたら許さないから――――でも、面白い話ね」

確信を得るに足る情報収集と地盤固めを済ませたピンクは、畏れ多くもリリィ女王陛下への謁見を願い出た。

すでにして帝国では、冷酷無比な妖精女王とリリィは有名であり、よほどの大事でなければ謁見を望む者は少ない。逆にクロノ魔王陛下は慈悲深く、多少の無礼を働いたところで深い温情を与えてくれる、とその甘さも広まりつつあり、何か進言しようとするならば魔王陛下にすべし、との風潮が形勢されていた。

そもそも、心の内を丸裸にされ全て見抜かれると思えば、リリィの前に立つことを忌避するのは真っ当な感性である。建国したばかりの頃、それを噂半分程度に思って、リリィに取り入ろうと舐めてかかった者達は皆、『良い子』にされて帰って来たのだ。

しかしピンクは恐れない。

いやリリィのことは普通に怖いが、かと言って己の目的のためならば進言するのに躊躇もしない。

元より、ミサの件ですでに心の奥底まで無遠慮に検められたのだ。リリィはきっと自分よりも自分のことを理解しているに違いない。ならば隠すことなど何もない。

ありのままの心で、明確なメリットを提示すれば、リリィは必ず耳を傾けてくれる度量があることを、ピンクは知っていた。

「少なくとも、スパーダでは今でも抵抗軍が活動していることに間違いないわ」

「そして、その抵抗軍の柱になっているのが、レオンハルト王というワケね」

「剣王の戦いぶりを、直接この目で見た、と話してくれる子もいたわよ」

「なるほど、どんな様子だったのかしら」

「すっごいカッコ良かったって」

「はぁ、これだから妖精は……」

「でも、大剣一本であのクソデカゴーレムを斬り倒した、って言うならまず本物でしょ」

スパーダは大陸中部では名だたる大国でもあった。首都たるスパーダこそ完全に占領されているが、広大な国土の隅々まで支配を及ぼすには時間がかかる。まして十字軍はシンクレア貴族の連合軍であり、スパーダ領を誰がどれだけ切り取るか、と味方同士での小競り合いも絶えない。

故にこそ、各地に潜伏する反乱分子、いわゆる 抵抗軍(レジスタンス) が活動できる余地も生まれていた。地方で多少の反乱が起こっても、そこを治める貴族は限界まで自力で対処する。早々に十字軍を頼って応援を呼べば、統治能力ナシと無能の烙印を押されて、折角獲得した新領地を手放すことにもなりかねないからだ。

そうして首都こそ十字軍の本拠地となっているものの、そこから離れたスパーダの地方では帝国軍が粘り強くシンクレア貴族の圧政に抗い続けている――――それが現在のスパーダ情勢であった。

「派手に戦いすぎたわね。十字軍もレオンハルト王が生きている、と察して動き出している頃じゃないかしら」

「レオンハルト王は各地の抵抗軍と渡りをつけながら、一か所に留まることなく動き続けてるみたいよ。そのお陰で十字軍も捕捉するのは難しい」

「けれど、運悪く見つかったら、多勢に無勢だわ。そしてあの王様は、あまり運の良い方だとは思えないもの」

「そこで、私の出番というわけよ! このピンクがエルロード帝国の先駆けとして、スパーダに潜入するわ!!」

これがピンクの目的であった。

自らさっさとスパーダ入りを果たしてしまえば、他の戦線へ呼ばれることは絶対に無い。パンデモニウムにいるから悪いのだ。先に行きたい場所へ行ってしまえば、もうそこから動くことは無いのだから。

「潜入……出来るの? 貴女が?」

「勿論、このピンクにお任せください!!」

「自分の恰好を見てから言いないさよ」

「これは勝負服ですから。潜入する時はちゃーんと目立たない恰好するから大丈夫だって」

ピンクが脳裏に、自分の潜入用の姿を思いかべる。

ミサ本来の美貌を隠しつつ、街中ですれ違っても誰も気に留めない町娘の格好、あるいはどこにでもいる冒険者の装い。その気になれば十字軍のシスターにだって変装できる。そこは元々、シンクレア人でもあった前世のお陰。

ピンクならば誰にも違和感を抱かせることなく、シンクレア人に紛れることも可能であった。

「分かった、いいわよ、貴女の策に乗ってあげる」

「ありがとうございます!」

「どの道、もう一歩踏み込んでスパーダを探らせる必要はあったから。貴女の働きに期待するわ、ピンク」

かくして、リリィ女王陛下直々の命を授かり、ピンクはスパーダへの潜入へと向かうことと相成った。

◇◇◇

「うーん、久しぶり。サリエルちゃんと来て以来だわ」

今、ピンクは一人で第二の故郷たる、淫魔としての転生地であるサキュバスダンジョン、『プリムヴェールの地下神殿』へとやって来た。

ここはスパーダとアヴァロンの国境、南西側ギリギリに位置している。スパーダへ入り、まずはこのダンジョンへと飛び込めば、十字軍の警戒網に引っかかることはない。潜伏するのに、これほど絶好の場所はないだろう。

ただし、その中で無事に生活できればの話だが。そもそもダンジョンとは、人の手による支配が及ばぬからこそ、ダンジョンなのである。

しかしピンクにはその限りではない。すでにここは、一番弱かった転生したての頃に過ごした場所。

よって、今回は久しぶりの単独行動となる。

まずは潜入による情報収拾が中心のため、身軽なソロでの活動だ。ピンク大隊の仲間をゾロゾロ連れていては、潜入などできるはずもない。

しかし遠からずスパーダ奪還作戦は実行される。その際の即応戦力として、ピンク大隊はファーレン側のスパーダ国境付近に駐留することとなった。

パンデモニウムで彼らと一時の別れを済ませ、必ずやスパーダでの一攫千金を誓いあって、ピンクはアヴァロン側からスパーダへと潜入したのである。

「うわっ、結構荒れてるなぁ……おバカな男達が夢見てホイホイ来ちゃった感じか」

古くから淫魔の巣食うダンジョンと知られている『プリムヴェールの地下神殿』に、男が殺到するような事は無い。危険性は各地のギルドで十分に周知されており、それでも挑むのはサキュバスの魅了など通じない高ランク冒険者か、抑えきれない衝動に突き動かされた馬鹿だけ。犠牲者は年に十数人というのが常であった。

しかし十字軍がこの辺一帯を占領したことで、このダンジョンの危険性を知らず、興味本位で挑む野郎共が押し寄せたのだろう。

結果、ダンジョンの中では新鮮な若い男の精気を貪り喰って、強化を果たしたサキュバスや、上位種へ進化したような危険な個体も見受けられた。かつては危険度ランク3だった『プリムヴェールの地下神殿』だが、今ならば危険度ランク4にまで上がるだろう。

サキュバスの魅了に抗えない男達が大勢犠牲となったことで、流石につい最近は寄り付かなくなった様子。ダンジョン入口から浅い階層にも、人気は全く無い。

危険度が上がったことで、適性ランクで挑める女性冒険者も敬遠するようになったのだろう。典型的な割りに合わないダンジョンと化した『プリムヴェールの地下神殿』は、滅多に挑戦者は現れないと思われた。

「でも潜伏するなら、これくらいの方が安全よねー」

フンフンと鼻歌交じりに、ピンクは見慣れたダンジョン内を進む。雑魚は軽くあしらい、面倒なのは隠し通路や隠し部屋と知り尽くしたギミックを駆使してスルーする。

そうして辿り着いたのは、隠しエリアの一角。

すなわち、自分が転生を果たし、その後しばらく生活していた、クロノ曰く『ラブホ部屋』である。

「まさか、ここに帰って来ることになるとはねぇ。やっぱ人生、何が起こるか分かんないわ」

二度と戻るまい、と思った苦しいダンジョンサバイバル生活だった。

けれど今は、これほど良い隠れ家は他にない。住み心地は自分がよく知っている。ダンジョン内で衣食住揃った上に風呂シャワーまで完備されている物件など、そうそう見つかるものではない。

古巣であるここを拠点に、これからスパーダで暗躍するのだと思いながら、扉を開いて中へと入れば――――

「キャハ! キャハハ! ザーッコ!」

「クフッ、ウフフフフ……」

野生のサキュバス達が、一人の男に集っていた。

「あっ、スミマセン、間違えましたぁ」

まさかこの隠しエリアの隠し部屋まで辿り着く者がいようとは、と驚きつつも、宿屋で部屋を間違えました風に言いながら、そそくさと退散しようと思った矢先、

「むっ、お前は……ピンク、だな……ランク5冒険者『ブレイドレンジャー』のリーダー」

姦しいサキュバス達の鳴き声の中で、威圧感のある強い男の声音が響く。

キャッキャしながら纏わりついているサキュバス達をそれとなく払いのけながら、男が立ち上れば、ピンクは一目でその正体を悟った。

「レオンハルト王、いるじゃん!!」

「如何にも、我こそはレオンハルト・トリスタン・スパーダ――――だが、すでに王位はウィルへと譲った。今は、ただのレオンハルトに過ぎぬ」

「なんでいんの!?」

「隠れ潜むのに、これほど良い場所は他になかろう」

そうして、サキュバス達を足元に侍らせながら、かつて剣王と呼ばれた男は威風堂々と言い放った。