作品タイトル不明
登場人物紹介・3 ネタばれあり
主要登場人物
第七皇子 アルノルト・レークス・アードラー
肩書『出涸らし皇子』
俺。親しいものはアルと呼ぶ
アードラシア帝国の第七皇子。
黒髪黒目の十八歳。皇帝家の中で唯一の双子。その兄。容姿はレオナルト同様に整っているが、締まりがない、精悍さに欠ける。優美でないと散々な評価をされている。
良いところは弟にすべてを持っていかれた出涸らし皇子と呼ばれており、無能無気力でサボり魔。向上心に欠けており、皇帝争いに関しては最下位といってもいい。
無気力であることは真実だが無能ではなく、強力な古代魔法を扱うことができる。ただし、古代魔法は帝国および皇族の中ではあまり良い感情(かつて曽祖父が古代魔法に傾倒したあげくに狂って帝都を混乱に陥れた)を持たれていないため、そのことは隠している。
ほかの有力候補者が皇帝になった場合、間違いなく自分や母も殺されるため、レオナルトを皇帝にするために暗躍することを決意する。
帝都反乱時には城内にて暗躍。
虹天玉を守り通し、反乱軍を翻弄し続けた。
帝国北部での内乱では、極秘裏にレオを救援。北部貴族をまとめあげ、決戦に参加した。
その後、北部全権代官として北部を統治。
藩国王女マリアンヌを救出し、帝都に凱旋。
マリアンヌとの縁談話が出るが、トラウゴットに助けられ、藩国宰相として藩国へ向かった。
シルバー
肩書『帝国最強の冒険者』
大陸に五人しかいないSS級冒険者の一人で、過去に古竜を討伐したこともある。銀仮面をつけた黒いローブの男。
帝都から動かない冒険者であり、帝都支部に所属して冒険者ギルドから要請でもないかぎりは基本的に帝都周辺の依頼しか受けない。
正体はアルノルトであり、古代魔法を使って影ながら帝国を守っている。
その師は狂帝とまで言われた曽祖父の精神体で、古代魔法や謀略など幅広く教わっている。
第八皇子 レオナルト・レークス・アードラー
肩書『旗印』
僕。親しいものはレオと呼ぶ。
黒髪黒目の十八歳。兄と同じ容姿ながら精悍でありながら優美さもあると評価されており、求婚者があとをたたない。
剣術、魔法、政治、あらゆる面で優れており、次期皇帝の有力候補者の一人。
優しく、人を思いやれる性格で血のつながった家族で争うことに疑問を抱いている。
帝位争いを勝ち抜くには優しすぎ、甘いとアルノルトは思っており、人の負の面よりも正の面に期待して目を向ける傾向にある。得難き長所であるが、同時に短所ともなっている。
兄であるアルノルトを誰よりも信頼している。
聖女レティシアの拉致から始まった帝都反乱では、レティシアを救出後、そのまま強行軍で帝都へ反転。
決定的な援軍として現れた。
その後、北部にてウィリアム・ゴードンと交戦。
アルが動き始めたことを感じ、完璧な連携を見せて敵軍を壊滅状態まで追い詰めた。
終盤、ゴードンとの一騎打ちで見事、ゴードンを討ち取った。
休む間もなく、西部国境にて王国軍を撃破。
その功績からエリクと肩を並べる帝位候補者となった。
セバスチャン
肩書『万能執事』
セバスと呼ばれるアルの執事。
かつて死神と恐れられた暗殺者だが、いろいろあって執事になった。
常にアルに従うアルの理解者。
その実力はいまだ健在で、情報収集能力はずば抜けている。そのため弱小のレオナルト勢力の貴重なアドバンテージである。
フィーネ・フォン・クライネルト
16歳。
肩書『蒼鴎姫・秘密の共有者』
蒼鴎姫ブラウ・メーヴェとも評される絶世の美女。
ウェーブのかかった綺麗な金髪に海のように深い青色の瞳を持つ小柄な少女。
小柄な体に似合わずグラマー。
二年前、皇帝ヨハネスは国の細工師たちに鳥を象った髪飾りを作れと命じた。そしてその中で見事な蒼色の鴎を象った髪飾りが皇帝の目に留まった。いたくそれを気に入った皇帝は国一番の美女にそれを捧ぐといって美女コンクールを開催した。そのときフィーネはまだ十四歳でありながらそのコンクールで優勝したため、国中に絶世の美女として知られている。
セバス以外にシルバーの正体を知る唯一の人間となり、アルの傍でアルを助けることを決意。
常にアルを第一として動きつつ、帝都反乱時には冒険者たちを説得し、流れを変える一役を担った。
アルが北部を治める際には、その補佐を担当。
藩国王女マリアンヌとの結婚騒ぎでは、頑なだった皇太子妃テレーゼを説得し、アルの望む結果へ導いた。
常に対話という形で、アルに貢献する。
エルナ・フォン・アムスベルグ
17歳。
肩書『勇爵家の神童・最強幼馴染』
アルとレオの幼馴染。
桜色の髪に翡翠の瞳を持つ美少女。胸は控え目。
完璧超人と評され、子供の頃から何をしても優秀だった
最高クラスの実力を誇り、とりわけ、勇爵家に伝わる聖剣を使えばほぼ無敵。
魔王を討った勇者の家系であるアムスベルグ勇爵家の跡取り娘。虐められているアルを常に助け、アルを叱咤した救世主にして天敵。
僅か十一歳で近衛騎士となり、十四歳で騎士隊長になった天才。次期近衛騎士団長候補。
歴代の勇爵家の中でもひときわ優秀で、初代の再来と言われている。
政治には関わらないという勇爵家のスタンスから、大々的にアルへ協力できないものの、できる範囲では常に手助けをしてきた。
帝都反乱時には帝都の結界を聖剣にて破壊。
アルを追う兵士たちの足止めを行った。
常に剣として、アルに貢献する。
帝国皇族・アードラー家
ヨハネス・レークス・アードラー
アードラシア帝国の皇帝
金髪青目。
子沢山な皇帝で、十三人も子供がいる。子供たちに帝位を争わせ、実力のある者が継ぐのが帝国のためと考えている。自分もそういう争いの中で皇帝となった。
皇族としての誇りと義務を自覚しており、広大な帝国領を治められる後継者を輩出するのは皇族の義務であると語る。
しかし、皇太子がいれば起こり得なかった子供同士の争いに心を痛め、皇帝としての責任との間で板挟み状態になっている。
帝都反乱時には近衛騎士とリーゼと共に防衛戦を展開。
援軍が来るまで耐え抜いた。
その後、多方面に敵を抱える状況の中、皇族をトップに据える形で各地の軍を掌握。
一つずつ潰していくことで、敵同盟を瓦解させた。
第一皇子 ヴィルヘルム・レークス・アードラー
27歳没
三年前に亡くなった皇太子。存命中は理想の皇太子として帝国中の期待を一身に受けており、その人気と実力から帝位争い自体が発生しなかった傑物。ヴィルヘルムの死が帝位争いの引き金となった。母親は皇后
第一皇女 リーゼロッテ・レークス・アードラー
25歳
東部国境守備軍を束ねる帝国元帥。皇族最強の姫将軍として周辺諸国から恐れられる。帝位争いには関与せず、だれが皇帝になっても元帥として仕えると宣言している。
帝都反乱時には極秘裏に少数を率いて帝都入りし、皇帝を守り通した。
その後、藩国侵攻を任されるが、アルの説得によって恨みを封印。
無用な被害を出さず、迅速に藩国を占領した。
第二皇子 エリク・レークス・アードラー
28歳
青髪眼鏡。
外務大臣を務める皇太子最有力の皇子。
冷徹でリアリスト。
勢力基盤は文官であり、大貴族の支持も集めている最大勢力。
最も皇帝の座に近いことを理解しているため、自ら動くことはしない。
帝都反乱時には冒険者ギルドへ逃げ込み、皇国の要人を使って偽情報を連合王国へ流した。
一方で、配下を使って反乱軍に協力。
双方の弱体化を狙う動きを見せていた。
以後、皇国を対帝国戦に参戦させないように注力し、外務大臣として最大の手柄を立てた。
第二皇女 ザンドラ・レークス・アードラー
22歳・死亡
緑髪で美人だがキツイ顔つき。
魔導師で、禁術について研究している。
もっとも残酷な皇族。
勢力基盤は魔導師。
帝都にてゴードンと組み反乱。
鎮圧された後に、これまでの罪を明らかにされて死罪が決定。
帝国最凶の毒である帝毒酒にて、七日七晩、苦痛を味わったあとに死亡した。
第三皇子 ゴードン・レークス・アードラー
26歳・死亡
赤髪で大柄。
将軍職につく皇子。
武人であり、考え方は単純。
勢力基盤は武官。
帝都にてザンドラと組んで反乱。
連合王国の支援を受けながら、帝国北部を支配しようとするが、北部貴族をまとめあげたアルとレオによって追い詰められ、レオとの一騎打ちの果てに死亡した。
帝位争いが始まる前は弟たちに剣の手ほどきをしていた。
第三皇女 クリスタ・レークス・アードラー
12歳。
金髪紫目。
母を亡くし、アルとレオの母であるミツバを母と慕う。
不安定ながら予知能力があり、それを知る者はごく少数。
ザンドラに能力を知られ、その身を狙われるものの、親友リタとエルナによって難を逃れた。
帝都反乱時もその身を狙われるが、アルによって救出された。
ぬいぐるみはアルに買ってもらった物
第四皇子 トラウゴット・レークス・アードラー
25歳
茶色の髪に青い瞳。そしてダサい眼鏡が特徴。
まんまる太った皇子で、文才がないのに文豪を目指している。
趣味人。
帝位争いには関わっていなかったが、アルとレオに協力することを決意。
帝都反乱時には亡き皇太子の部下を呼び寄せ、反乱鎮圧に貢献した。
その後、アルのために藩国王女マリアンヌと結婚し、藩国へと向かった。
美少女が好き。美幼女ならなお良し。
第五皇子 カルロス・レークス・アードラー
23歳・半死人
優秀と評されたことも、無能と評されたこともない平凡な皇子。しかし能力に反して夢見がちで英雄願望を持ち合わせている。帝位争いでは同母兄であるエリクを表向きは支持している。
吸血鬼を使い、東部に混乱を招いたが一生寝たきりの体なため、命だけは助かった。
とある場所にて軟禁されており、自らの愚かさを後世に示すために生きていくことを決めている。
第六皇子 コンラート・レークス・アードラー
21歳
ゴードンの同母弟だが、軽い性格で帝位争いにはあまり関心は示していない。表向きはゴードンを支持している。
だが、裏ではエリクと繋がっており、北部での内乱中、母親である第四妃と共に城へ潜入。
皇帝を討とうとする母を不意打ちで殺した。
その所業を見た皇帝からは、遠ざけられることになった。
第九皇子 ヘンリック・レークス・アードラー
16歳・半死人
ザンドラの同母弟。アルを見下しており、レオにはライバル心を燃やしている。帝位争いでは同母姉であるザンドラを支持している。ギード・フォン・ホルツヴァートとは仲が良い。
帝都反乱時、コンラートと共にゴードンの下へ身を寄せ、アルとレオと戦うも敗れ去る。
敗走する竜王子ウィリアムと共に連合王国へ撤退するも、ゴードンの子を守るために帝国へ帰還。
自ら毒を含み、命を以てゴードンの子を連合王国へ留めておくことを皇帝に約束させた。
その後、アルの策略で命を助けられ、表向きは死んでいる駒として動くことを決意した。
第十皇子 ルーペルト・レークス・アードラー
10歳
第七妃の唯一の子。まだ幼く、帝位争いには参加していない。誰も支持はしておらず、第七妃の言う通りに過ごしている。性格は気弱。
帝都反乱時、アルから虹天玉の偽物を託され、城を脱出。
本人が偽物と思っていたそれは本物であり、見事に反乱軍の目を欺くことに貢献した。
グスタフ・レークス・アードラー
アルたちの曽祖父にあたる。先々代皇帝。
皇帝位を息子に譲ったあと、古代魔法に没頭しやがては狂って帝都を混乱に陥れた。
それ以来、皇族の間では古代魔法はタブーとなっている。
しかし、実際は城の隠し部屋にある魔導書の中に人格が封印されている。
そこに封印されていた悪魔に体を乗っ取られてしまっていたため。
アルの古代魔法の師。
必要以上に弟子へ肩入れする気はなかったが、悪魔が動き出したことで重い腰を上げる。
皇后 ブリュンヒルト・レークス・アードラー
皇帝の正妻。
皇太子と第四皇子の母
皇太子の死後、皇帝との仲は悪い。
第二妃 アメリア・レークス・アードラー
本編開始前に死亡
皇帝が最も愛した妃。
第一皇女と第三皇女の母
第三妃 カミラ・レークス・アードラー
第二皇子と第五皇子の母。
エリクの配下を使って暗躍する。
第四妃 ゾフィーア・レークス・アードラー
第三皇子と第六皇子の母。
妃にならなければ近衛騎士隊長になれたと言われる剣士。北部公爵家出身。
皇帝を襲撃した際、背後から息子であるコンラートに刺されて死亡した。
第五妃 ズーザン・レークス・アードラー
第二皇女と第九皇子の母。
禁術使いであり、ザンドラにすべてを教えた。
魔奥公団とも繋がり、ザンドラを皇帝につけようとするが、最後はリーゼによって討ち取られた。
第六妃 ミツバ・レークス・アードラー
第七皇子と第八皇子の母。
踊り子であり、その踊りを見て皇帝が見初めた妃。
広い見識を持ち、常に落ち着いているため、他人から頼られやすい。
放任主義で、今のアルとレオを形作った。
原因不明の病にかかっている。
第七妃 ジアーナ・レークス・アードラー
第十皇子の母。
皇国から嫁いできた政略結婚相手。
後ろ盾がないため、息子のルーペルトと共にひっそりと暮らしている。
アル・レオ陣営
リンフィア
肩書『有能冒険者』
アルを助けたA級冒険者。
茶色の髪を短めのポニーテールでまとめている。
帽子を被り、少年のような恰好をしている。
南部辺境にある流民の村の出身。
村で起こった問題の解決をアルに依頼し、その見返りにアルに協力する。
形を変える魔剣を持っている。
気が利く上に、実力もあるため、フィーネの護衛につくことが多い。
帝都反乱時にはセバス、ジークと共に城門を突破。
アルの首を狙う将軍を足止めした。
ジークムント・アイスラー
肩書『ペット』
通称ジーク
ぬいぐるみのような子熊。
元々は大陸屈指の槍使いにして、S級冒険者。
だが、任務中に熊へ変えられてしまい、帝国へやってきた。
女好きで、軽薄な性格。
懲りないため、何度もお仕置きを受けている。
その槍捌きは熊になってからでも健在で、アル陣営の貴重な戦力となっている。
ときどき自分が人間であることを忘れる。
ミア
肩書き『朱月の騎士』
藩国で活動する義賊。
魔弓使い。
悪徳貴族や魔奥公団と戦っており、魔奥公団の計画を知り、帝国へやってきた。
アルに正体がバレてしまい、なしくずし的に協力する。
帝都での反乱ではフィーネと共に行動し、帝国を助けた。
藩国侵攻の際、王女マリアンヌを逃がすために孤軍奮闘。
重傷を負うがアルによって助けられた。
SS級冒険者ジャックの娘。
帝国・関係者
フランツ・ゼーベック
帝国宰相。
宿屋の息子から成り上がった稀代の天才、帝国一の出世頭であり、ヨハネスの最も偉大な功績はフランツを見出したことだと言われるほど。
ギード・フォン・ホルツヴァート
18歳。
茶髪でおかっぱ。ひょろながで服のセンスが悪い
貴族の中では二番目に古い歴史を持つホルツヴァート公爵の息子。
アルとレオの幼馴染で、アルをずっとイジメていたいじめっ子。
現在、片腕を失い、消息不明。
ロルフ・フォン・ホルツヴァート
ホルツヴァート公爵家の当主。
常に自分たちを利するように立ち回り、それぞれの帝位候補者たちに駒を送り込んでいた。
北部内乱ではゴードン側に参戦したが、裏でエリクと繋がっており、戦場にて離反。
疲弊したゴードンの首を狙うが、逆襲に遭い、ゴードンによって討ち取られた。
ライナー・フォン・ホルツヴァート
ホルツヴァート公爵家の次男。
エリクの陣営に入っていたホルツヴァート公爵家の次期当主。
ギードとは打って変わって優秀であり、静かに帝位争いを立ち回っていた。
北部内乱の終盤、ホルツヴァート公爵家の騎士団は壊滅したものの、レオの下へ使者と訪れていたため、生存。
弱体化したホルツヴァート公爵家を引き継ぐことになった。
マルク・タイバー
壮年の男性。
近衛騎士団に所属する騎士で、エルナの部隊の副隊長。
元々は勇爵家に仕えていた騎士で、エルナが近衛騎士となったときに自分も近衛騎士となった。
かつてアルを命の危機から救ったことがある。
ガイ
19歳
最外層で子供たちの面倒を見る冒険者。B級だが、そろそろA級に上がれそう。
生傷が絶えないが底抜けに明るい。
アルにとっては気の置けない友人。
リタ
11歳
ガイの下で剣術を教わってた少女。
くすんだ金髪をサイドポニーにしている。
活発で常に笑顔を絶やさない。
クリスタと出会い、親友となる。
ソニア・ラスペード
ショートカットの薄紫色の髪。赤紫色の瞳。
ハーフエルフで若干耳が尖っている。
生まれから母と共に里を追放され、十一年前。王国と帝国との戦火に巻き込まれて母とはぐれる。泣いていたところを帝国軍の軍師に拾われ、そこで育てられた結果、本人も優秀な軍師となる。
エルフらしく様々な魔法にも秀でており、自衛のために戦うこともできる。
ゴードンの協力要請に応え、ゴードンの軍師として帝都に向かい、その途中でレベッカと出会ってなし崩し的に同行することになる。
ゴードンが北部に左遷されたのち、霊亀戦にて民を救助。
その行動を見たエゴールとシルバーによって家族ともども助けられ、ドワーフの里に身を寄せる。
ユリヤ
亜人商会の代表
銀髪の吸血鬼であり、各国で差別される亜人たちを取り込んで、大陸全土で商売をしている商人。
アルたちの資金源となる。
シャルロッテ・フォン・ツヴァイク
北部貴族の代表
雷神・ローエンシュタイン公爵の孫娘。
アルの恩人であるツヴァイク侯爵の孫娘でもあり、北部での内乱ではアルを信用し、北部諸侯連合の成立に貢献した。
ミツバと同様の病にかかっており、ときたま動けなくなる時があるが、雷を扱う魔導師であり、新世代の雷神。
内乱終結後は北部貴族の代表となった。
ヴィクトール・フォン・ローエンシュタイン
皇族嫌いの公爵
北部最大の公爵にして、かつては戦場を渡り歩いた魔導将軍。
雷神の異名で各国に知られる。
第四妃の実父であり、娘を皇族に引き入れながら、三年間、北部貴族の冷遇に対処しなかった皇帝を恨んでいる。
ゴードンの祖父でもあり、北部内乱では動向が注目されていたが動かず。
だが、アルの説得を受けて北部諸侯を招集。
北部諸侯連合を率いて、ゴードンと戦った。
しかし、その身は病に侵されており、アルにシャルロッテのことを頼みながら、戦場で息を引き取った。
王国
レティシア
王国の聖女
鷲獅子に跨り、聖杖を掲げる王国の聖女。
アルとレオとは面識があり、記念式典ではどちらかを接待役に希望した。
レオと打ち解け、プロポーズを受けるが、そこでダークエルフによって拉致され、実験体にされそうになる。
レオによって救出された後、反乱軍を阻止するためにレオへ助力。
王国軍の帝国侵攻に際しては、自ら西部国境へ出向き、王国軍を説得。多くの離反者を生んだ。
以後、帝国に留まり、レオの庇護下に入った。
リュシアン・ド・ペルラン
王国の王太子
実質的な王国の支配者。
反帝国派と手を組み、帝国との戦争を画策した。
公国
エヴァンジェリナ・ディ・アルバトロ
アルバトロ公国の第一公女。
双子の姉。
色素の薄い茶色の髪の少女。髪を肩口で切りそろえ、瞳は緑。
双子の弟であるジュリオと共に先天的に音を使った魔法を使える。
大人しいジュリオに比べて非常に活発。
ジュリオ・ディ・アルバトロ
アルバトロ公国の第一公子。
双子の弟。
エヴァと瓜二つの少年。
性格的にジュリオのほうが女に見られることが多いのが悩み。
男らしさに憧れを持っており、英雄のようなレオに憧れる。
藩国
マリアンヌ
藩国の王女
連合王国に人質として出向いていた王女であり、藩国の腐敗に染まっていない。
藩国が占領されたあとは帝国へ出向き、トラウゴットのプロポーズを受け入れた。
ミヅホ仙国
オリヒメ・クオン
黒髪金目の美少女。見た目は十五、六歳。尊大な喋り方で常に上から目線。
仙姫と呼ばれるミヅホの守護巫女。九尾の巫女。
仙狐族の血筋で、高い魔力を持ち、結界張りを得意とする。この仙姫が代々張っている結界により、ミヅホの国は難攻不落であり、皇国も手が出せない。
帝国でいえば勇爵家のような存在であり、国王級の待遇を受ける。
長い黒髪。背は小さく、耳も小さい。しかし胸はデカい。尻尾は一本生えている。
明るく闊達で、深く物事を考えない。上から目線ではあるが人懐っこいため嫌なイメージは抱かれない。
連合王国
ウィリアム・ヴァン・ドラモンド
島国の竜王子
連合王国の第二王子。
飛竜に跨る竜騎士であり、実績と人気を兼ね備えた傑物。
帝都における反乱ではゴードンにつき、虹天玉奪取に動く。
レオの援軍が来てからは、レオと激しい一騎打ちを演じた。
北部内乱では孤軍奮闘し戦線を保ち続ける。
決戦場にて、レオを討つべく死闘を繰り広げるが重傷を負わされ、本陣に退いた。
その後、ゴードンの要請で負傷兵を連れて撤退。
殿を務めるゴードンに激励を送り、一万以上の兵を連合王国へ退かせた。
本国では戦犯として首を取られそうになるが、反旗を翻して王都を制圧。
自ら竜王となって、ヘンリックと共に帝国へやってきた。
冒険者ギルド
迷子の剣聖 エゴール
大陸最強とうたわれるドワーフの剣士。
数百年間、SS級冒険者として大陸を守護してきた。
放浪の弓神 ジャック
大陸全土の弓使いの頂点。
魔弓使いであり、酒飲み。
素行の悪いSS級冒険者であり、妻と娘に逃げられている。
ミアが自分の娘だと知り、改心。
シルバーの正体を知る数少ない一人になった。
両極の拳仙 リナレス
オカマの拳法家。
大柄な男性であるが、口調は女性。
美しさこそがすべてであり、判断基準も美しいかどうか。
空滅の魔剣士 ノーネーム
仮面を被った正体不明の魔剣士。
冥神という強力な魔剣を所持しており、聖剣に勝つことを目的としている。
最も謎の多いSS級冒険者。
ブルース・ターラント
S級冒険者。
ソロで活躍する魔導師で、氷結の貴公子とよばれる。
イケメン、水色髪。
連合王国所属
シドニー&オーギュスト
王国所属
三十代の夫婦。
タッグを組んでおり、二人のタッグでS級扱いを受けている。
夫のオーギュストが防御、妻のシドニーが攻撃を担当する。
イグナート
皇国を拠点とするS級冒険者。
粗暴で過激な性格でS級の中では相当な問題児だが、実力は確か。
雷の勇兵団グローム・ソルダート
皇国で活躍する五人組のS級冒険者パーティー。
クロエ
ミヅホ仙国の冒険者。
双剣使いであり、強力な魔法を操る。
シルバーの弟子。
大陸概要
翼を広げた鳥のような形の大陸。
大陸中央部、鳥の胴体にあたる部分にはアードラシア帝国 (モデルはドイツ)。
西の翼部分はペルラン王国 (モデルはフランス)、東の翼部分はソーカル皇国 (モデルはロシア)。
この三か国が大陸三強と評される。
南部にある尻尾のように細く飛び出た半島 (イタリアをイメージしてください)にはアルバトロ公国とロンディネ公国がある。
頭部の部分にはコルニクス藩国、そのさらに上には島国国家イーグレット連合王国がある。