軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

14-20 イグドラ大森林 精霊達の目的?

エミリーはお酒を置いて去っていってしまったし、俺も寝直そうかなーと思って酒を魔法空間にしまい宿に帰ろうとしたんだがな……。

んんー? どうしたんだい妖精さん。

どうして俺が立ち上がらないように押さえるのかな?

「え? なに? まだ帰っちゃ駄目なの?」

うんうんって頷いているという事は、エミリーと話をさせるのが目的ではなかったのか。

月精の日のこの光景を見せる為でもなかった上に、エミリーがいたのがたまたまだとしたら他に何の目的が……?

ほどよく酔っぱらっている上に、中途半端な睡眠時間のせいで凄く眠いのだけど寝ちゃ駄目?

え? あれって、掛け布団的な……。

皆で持ってきたの? ここで寝ろって事?

それが目的なのか……? 俺を 世界に根付く精霊樹(スペリオルイグドラシル) の傍で寝かせるのが目的って事? …………何故?

ああ、身振り手振りじゃあ伝えられないやつなのね。

とにかくここで寝ろと……ん。はい。分かった分かった。

んじゃあ、この根っこを枕に寝かせてもらいますよ……ふわあ……あふう。

んんー……おやすみなさい……。

※※※

ううーん……枕ぁ……硬い……。

「……おい。とっとと起きろよ。いきなり現れて人の胸を枕にして寝てんじゃねえ」

「ううん……洗濯板ぁ……」

「よし。5秒以内に起きろ。じゃねえと殺す。54321殺す」

「っ!!」

うおおお! なんだ今のゾクッとしたの!

一瞬で目が覚めたというか、全身鳥肌が立つような、カサンドラと対峙した時よりも凄い寒気が……あれ?

えっと……なんで、目の前に女神であるアトロス様が……?

「よう。ようやく目が覚めたか」

「あ、はい……えっと、これは……どういう?」

目の前には長く美しい髪を床に広げてしまっているアトロス様が俺を見上げていらっしゃる?

つまり……俺は今アトロス様を押し倒して……いる?

えっと、理解するのに数分いただいてもよろしいでしょうか?

「どういうも何も、お前がいきなり現れたと思ったら人の上でぐーすかこいてたんだろうが。いきなり押し倒してきたからヤンのかと思ったら寝てやがってこの野郎」

「うわあ、ごめんなさい! あの……とても怒っていらっしゃる気がするのですが……」

「ああん? 怒ってねえよ? 人の胸を枕にしたうえに洗濯板扱いした奴がいたけど怒ってねえよ?」

怒っているじゃないですか!

というか誰だそんな命知らずのやつは!

そいつのせいでアトロス様の怒りが俺に向かっている気がするんですけど!?

出て来い! 出てきて! 早くして!

俺に罪を擦り付けないで!

「で? お前はいつまで私を押し倒しているつもりだ。んんー? ヤンのか? いいぜ来いよ」

「殺らないです! 失礼致しましたぁ!」

未だかつてない程に最速で横に数回ローリングしてアトロス様の上からどきますね!

っていうか……あれ!? なんでアトロス様がいるの!?

ここ……あ、真っ白な世界だ! また来られたのか!?

「ちっ。どいたな。じゃあ、殺すな?」

「何でですか!?」

「そらお前……人の胸を洗濯板扱いしたら駄目だよな? 人として駄目だよな? てめえのち〇こをすりこぎ棒にしてやろうか?」

「な、なんて恐ろしい事を言うんですか!」

しかもなんでわざわざすりこぎ棒!?

ザラザラに押し付けて擦るとか、想像しただけでひゅんってなっちゃいます!

え、というか、まさか先ほどの命知らずは俺ですか!?

「俺……洗濯板言いました?」

「おう。ばっちりと」

すぅぅ……はぁぁぁ……悪い皆。俺、死んだわ。

ウェンディ、シロ、アイナ、ソルテ、レンゲ、ミゼラ、シオン……愛してるぞ。

「いやあ、まさかレイディアナに怒られるのが分かっていたのに力を貸してやったお返しがこれとはなあ」

「ううう……すみませんすみません……」

その節は大変お世話になりました……。

アトロス様のお力添えが無ければウェンディを助ける事が出来なかったかもしれません……。

それなのに洗濯板とか言って本当にすみません!

流石に洗濯板よりはふくらみはあると思います!

「ああん? 反省してんのかー?」

「はい。とてもしています! アトロス様のちっぱいは素晴らしいと思います!」

「そうか。レイディアナのおっぱいよりもだよな?」

「……っす」

「だよな?」

「はいいいいいい!」

痛い痛い痛いです! 頬をねじきろうとしないでください取れちゃいます!

っていうか俺、今回お祈りとかしていないんですけどどうしてここに来れたんですかね!?

月精の日にアトロス様にゆかりのあるエルフの村の世界に根付く精霊樹の傍で寝たせいですか!?

あ、もしかして妖精達の目的ってこれですか!?

あの子達にはあそこで寝たら、アトロス様とお会いできるのが分かっていた感じなんですかね!

「ったく……まあでも、確かに乳はでかい方が良いよな」

「へ? 別にそうとは言い切れませんが……」

どこぞの帝国皇帝ではないので、偏った趣味ではないです。

大きいのは良い事だとは思いますが、その限りではないはずです!

「いや。でかい方が良い。レイディアナのを揉むと気持ちが良いからな。それに良い声で鳴くんだよあいつ」

え、あの、アトロス様とレイディアナ様はそう言うご関係ですか……?

そういえば以前レイディアナ様の下着がどうのとか、尻がどうのとかおっしゃっていましたね!

「私はノーマルだが、あいつはなかなかの変態だぜ? 今度あいつにあったら、いきなり尻を引っ叩いてみろよ。良い声で鳴くからよ」

「そんな事出来るわけないじゃないですか……っ!」

レイディアナ様の尻を叩く……?

女神様だぜ? 普通に不敬どころじゃないですよ!?

ロウカクの女王であるコレンの尻を叩くのとは訳が違うよ!?

「んだよ。男は度胸だろ? さっきの詫びにやってみろよ」

「無理です無理です……」

勘弁してください!

俺アトロス様も信奉していますが、レイディアナ様も信奉しているんです!

お小遣いから味噌や醤油もいただいているのに、そんな事出来る訳ないじゃないですかぁ!

「なんだよ。おっぱいとかいきなり強めに揉みしだいてやれよ。喜ぶのに……ん? お。お前今酒持ってるだろ?」

「酒……? あ、エミリーが置いていった……」

「そうそれだよ。私の好物だ」

エルフの森産のお酒だったもんな。

アトロス様にとっては故郷の酒ということか。

「どうぞ、お納めください……!」

「おう」

おお、瓶から直飲みですかワイルドな……。

あとそれ、結構酒気が強かった気がするんですがゴクゴクいってますね。

「ぷはああああ。あー久々。美味えなあ!」

少し機嫌が良くなっていらっしゃいます?

ではどんどん飲んでくださいな!

エミリーから貰った物だけれど、お姉様に差し上げたとお伝えすれば大丈夫かと!

「おい。つまみなんかねえのか?」

「おつまみっすか。えっと……」

何が好みなのだろう?

ここを外さなければきっと俺、生きて帰れる気がする。

考えろ……ワイルドなアトロス様に合うワイルドなおつまみを!

「んんー? おお、良いもんあるじゃねえか。おい。グレイトガリオとパーフェクトマッカ、あとローヤルウースタースコーピオとスッポガラーナ出せよ」

「……へ?」

何でそれを知ってって……もしかして、『 全てを見通す祖の神眼(シースルーアイ) 』ですか?

それって魔法空間内に何があるかもわかるんですか!?

「早くしろよ」

「は、はい!」

言われるがままに薬草畑のガチャの木から出た薬草達を出したのだが、まさかこれをつまみに飲むのか!?

いくらワイルドなアトロス様でもワイルドすぎやしませんか!?

「ふんふふふーん。『丸薬生成』」

「ふぁ!?」

「んん? なんだよ」

「ア、アトロス様って、薬師でもあるんですか?」

「別に薬師ではねえよ。スキルが使えるだけだ。私は見ての通り相当優秀なエルフだったからな。まあ、何をやらせても大概出来ちまうんだよ」

そういえばエミリーも神童だと言っていたな。

戦闘神のはずだけど、生産も出来て魔法陣にも詳しいと……。

そしてあれらの材料をスキルでまとめて小さな丸薬を沢山……豆のような感じでおつまみにって事ですか?

「ん……くぁぁぁ! 効くなあ。ほんで酒を……ぷはあ!」

わああ……豪快だあ。

あの材料で作った小さな丸薬を口に含んで噛み砕き、それを酒で流し込んだよ。

「ほら。イツキも食えよ」

「いや、俺は――」

「遠慮すんな」

「っはぶん!」

目に見えない速さで人の口をあけて丸薬押し込まないでくれます!?

っていうか、辛! 苦っ! 痛っ! おああああ、癖が強い! うごおおお……なんだこれえ……!

「はっはっは。おら」

手渡された酒で急いで口内を浸してから一気に飲む。

うへあ……まだひりひりする気がするが、なんとか押し流せた……ああ……丸薬食べて酒を飲んだだけなのに凄い消耗した気がする……。

「はっはー! 美味えだろう?」

「ま、まあ確かに……」

味なんて二の次ではあったけど、思い返せば美味しかったとは思う……。

癖は強いけどその分、酒がより美味く感じはしましたが……正直、二回目はもういいです。大丈夫です。貴重な体験をしたという事で……。

「んだよ。もう終わりかよ……じゃあヤルか」

「殺らないでください!」

「あ? なんか変な……ああ。ちげえよ馬鹿。ヤルっていったら交尾に決まってんだろう?」

「…………ふえ?」

「こちとら溜まってんだよ。おら。脱げや」

ヤルってそっちですか!?

え、神様と? 女神様とするんですか!?

そういうの抵抗ないんですか!? って、本気で脱いでいらっしゃる!?

あ、あれ? 俺も体が熱……って、あの丸薬を飲んだら当たり前か!

「言ったろ? 前回、次来た時サービスなって」

言った! 言ってた! 覚えてます!

確かに言ってましたけど……。

「サービスってこれですか!?」

「お前に期待する事なんざこれしかねえだろうが」

そんな事は無いと思うの!

えっと、マッサージとかも得意だと思います!

ほ、豊胸マッサージとか試してみますか! ソルテに効果はありませんでしたし、知識もないのでなんとなくでしか出来ませんが……。

「んだよ、嫌なのか?」

「嫌……じゃないですけど……」

畏れ多いというかなんというか……!

そらだって、女神様ですし? アトロス様胸はちっぱいですけれど、モデルみたいにスレンダーでありえんくらい美人ですしって、じゃあいいなって俺の方を脱がさんでください!? ああー! 頭も心も丸薬のせいで熱い!

というか俺、以前教会でお祈りした際にこちらに来た時って肉体はあの世界にありましたよね?

じゃあ今の俺は精神だけとか、そういうスピリチュアルな存在だと思うんですけど出来るんですかね!?

って、なんで下だけ脱ぐんですか? 上は恥ずかしいと?

……え、可愛い……あ、ちょ、待って! 力強……ああっ!