軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第31話 9つの聖剣だよ

ドワーフのリダフのおかげで、俺は聖剣ユグドラシルを手にした。

どうやらこの聖剣は、俺の魔力を流し込んで作ったものだから、俺にしか使えないようだ。

リダフには、ユグドラシル鋼を使って、あと8本ほど聖剣を作ってもらうことにした。

あまりにも多く強い剣を作りすぎても、外に流出したりしたときに大変だからな。

この8本の聖剣は、それぞれの種族のリーダーに持ってもらうことにする。

そうすることで、それぞれの種族のパワーバランスができて、街の平和が確固たるものとなるからだ。

まず、ゴブリン族のリーダー、ヨークに聖剣をもってもらう。

ヨークは聖剣に魔力を流し込んだ。

すると、こんどは俺の持つ聖剣ユグドラシルとはまた別の姿に変形した。

ゴブリンっぽいみための、緑色の聖剣になった。

ヨークはそれに、聖剣ゴブリオンと名付けた。

ワーウルフのリーダー、ジョナスも聖剣に魔力を注ぎ込んだ。

今度は、獣のような見た目をした、ワイルドな見た目になった。

聖剣は、ウルフファングと名付けられた。

エルフの聖剣は、エルマと名付けられた。

ドワーフの聖剣は、ドワルブヴルム。

人間族の聖剣は、エクスカリバー。

アラクネーの聖剣はアルネクリオン。

スライムガールに与えられた聖剣は、スラムブリンガー。

鬼狼たちの聖剣は、デュランダル。

それぞれ、違った見た目の聖剣が与えらた。

俺たちは、この9つの聖剣を、9始剣と名付けることにした。

この街の防衛力は、この9つの聖剣でさらに強大なものとなった。

ある夜のことだ。

ドワーフたちは、温泉に浸かりながら、酒を飲んでいた。

街には、露天風呂もあった。

ドワーフたちは湯舟につかりながら、べろんべろんに酔っ払っていた。

リダフの手には、世界樹酒が握られていた。

「いやぁ、しかし。この世界樹酒はなんともすばらしいな。まるで体中の疲れがふっとぶ感じじゃ。それに、味もすばらしくうまい」

「まったくじゃ、わしなんか、腰の痛みが消え去ったわい」

世界樹酒は、病気の人間すらも一瞬で治してしまうほどの効果だ。

腰の痛みくらい、簡単に治ってしまう。

「おっと……」

よっぱらリダフは、手をすべらせた。

そして、手に持っていた世界樹酒を温泉の中に落してしまったのだ。

じゃぽん。

「おおっと……」

「おいおい、酔っ払いすぎじゃねのか」

「すまんすまん」

「まあいいか、世界樹酒の風呂じゃ、がっはっはっは!」

「背中の痛みにより効くわい」

リダフたちは、世界樹酒を風呂に落しても、さほど気にしていないようすだ。

だが、のちにこれがとんでもないことになるとは、気づいていなかった。