軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第98話「新しい戦略」

#第98話「新しい戦略」

レベル4になった。自分自身のレベルの数字は一つ増えただけだけどやることはてんこもりになった。

特に一気に使役モンスターが二体増えたのが大きい(ルフ/クー)。まずは育成計画を立て直さないといけない。

俺たちのステータスは以下の通り。ダンジョンの1階層でステータスを確認しそのままミーティングすることにした。

<名前>

結城蓮

<Lv4>

スピード:40

体力:40

技術:40

経験値:104

<使役モンスター>

ラム、リン、ロア、ルフ、クー

<武具>

武器・剣Lv3

<名前>

ラム(スライム種)

<Lv4>

スピード:40

体力:50

技術:40

経験値:413

<主人>

結城蓮

<FS5>

<武具>

武器・剣Lv2

<名前>

リン(ゴブリン種)

<Lv4>

スピード:40

体力:50

技術:40

経験値:210

<主人>

結城蓮

<FS5>

<武具>

武器・剣Lv2

<名前>

ロア(ベア種)

<Lv2>

スピード:20

体力:30

技術:20

経験値:22560

<主人>

結城蓮

<FS3>

<名前>

ルフ(ウルフ種)

<Lv1>

スピード:20

体力:10

技術:10

経験値:0

<主人>

結城蓮

<FS2>

<名前>

クー(オーク種)

<Lv1>

スピード:20

体力:10

技術:10

経験値:0

<主人>

結城蓮

<FS2>

可能であればレベル1の使役モンスター、ルフとクーのレベルを引き上げ、早く俺たちに合わせたいところだ。

ひよりはロアの育成を任せている関係でお願いするわけにもいかない。2人(1人と1体)には2階層で頑張ってもらっているがこのコンビは変えるわけにはいかないだろう。

「まずはロアの育成なんだけど、引き続きひよりにお願いしたい。いけるかな?」

「うん。私もレベル3になったから2階層は余裕あるし大丈夫。ロアの育成は任せておいて」

「えっ、いつの間にかレベルアップしたんだ。おめでとう。凄いな」

「ありがとう」とひよりがはにかんだ。

そっか、2階層に上がってからひよりは自分のレベルアップに向けて頑張っていたんだ。自力でのレベルアップは凄い。

「ならば問題はルフとクーの育成だが…どうするか?」

といろいろ考えたが俺、ラム、リンのうち1人が1階層で育成を担当するという感じがいいかな。それをローテーションでやればいい。

「じゃあ――俺、ラム、リンの誰か1人が育成。残りの2人で4階層に出る運用だな。育成するのは毎日ローテーションで変えよう」

「基本的にはそれでいいと思います。でも、ご主人様は育成に回らずに4階層のいた方がいいと思います」とラムが提案してきた。

「何故、そう思う?」

「4階層では人に会う可能性もあるでしょう。人化しているとは言え私達ではうまく話をできない可能性があります。逆に1階層ならば人に会うことはまずないでしょうから大丈夫です」

「そうね。私も1階層でロアとずっとやっていたけど人に会うことはまずなかったよ。過疎ダンジョンだけあるわね。でも4階層はたまにだろうけど人に会う可能性があるからレンが常にいた方がいいと思う」とひよりも賛同した。

確かにそうか。人に会う可能性があることが考えたらその場には俺が常にいた方がいいだろう。

「ならばラムとリンがローテーションを組んでルフとクーの育成に回ってもらっていいかな?」

ラムとリンは了解してくれた。

「はい。分かりました」

「分かりましたです」

ということで育成の方針は決まった。

「ああ、そうだもう1つ重要なことがある。ラムとリンはスロットから出した時にすでに人化していることはできるのか?」

「はい。予め時間を教えていただければ大丈夫です。常に人化したままというのは無理だと思いますがスロットの中でモンスターに戻って出る前に人化しておけば大丈夫です。1日におよそ1時間ぐらいはモンスターにしかなれない時間があると考えてもらえればいいです」

「ならスロットから出す前に念話で連絡を入れる。人化するまでに時間はかかるのか?」

「数分いただければ大丈夫です」

「分かった。ならばスロットから出す10分ぐらい前には念話で連絡を入れるよ」

「了解しました」

「了解しましたです」

なるほど。スロットから出す時にすでに人化しているならばバレる可能性はぐっと下がるな。あとはスロットから出す瞬間を見られなければいいだけだ。それも念話で調整可能だから周りに注意だけすれば特に問題はない。

「考えてみたらあっという間に決まったな。考えるべきことがいろいろあると思ったけど意外と少なくて良かった。頭の中がすっきりしたよ」

「では他に何かあるかな?決めた方がいいことがあったら提案してもらいたいけど?」

「ならばご主人様!お願いがありますです」とリンが話しかけてきた。

「なんだ、リン?」

「覚えたての剣技をいきなり4階層で披露するのはやめましょう。危なっかしいです」とのことだった。

俺の心を抉る厳しい意見だがそれは自分でも分かっている。今は新しい剣技を試すなら1階層のスライムでもいいのだ。わざわざ危険なところでやる必要もない。

リンは俺がレベル3の時に3階層で新しい剣技を試した時に何度も危なっかしいと感じたのだろう。裏技の関係で階層を選べないという事情があったからだけど今は自由だ。

「そうだな。新しい剣技を試す時は3階層のクイックベアとかを相手にするよ。それならば楽勝だと思うし」

「あと、ご主人様は剣技を繰り出す時に叫ばない方がいいですね。相手に簡単に悟られて危険です」とラムも容赦なく俺の心をえぐってきた。

「分かってはいるんだ。でもかっこいい技を出す時は叫びたくもなるよな?」

そうなんだ。どうしても打ち込む前とか、つい「袈裟斬り!」とかの技名を言ってしまったり「えぃ!」とか掛け声をかけてしまう時がある。ルナにも怒られたのだけどまさかラムにも言われるとは思わなかったよ。

「全く理解できません。危険なだけですからやめましょうよ」とラムの厳しいお言葉。

「分かりました。善処します。やっぱり安全一番だよね」

一応、俺がご主人様のはずなんだけど……使役モンスターが強くなるだけでなく、かしこくなっているような気がする。そして俺の地位が低くなっていない?しばらくしたら主人の地位を奪われるような気もするのだけど大丈夫かな?

心なしかひよりもジト目で見ている。あれはどう見ても呆れている顔だ。やっぱりひよりも男のロマンは分かってくれないらしい。

とりあえず最優先はルフとクーの育成。そしてそのためにラムとリンがローテーションを組んで育成をする。

そしてロアは引き続きひよりと組んで2階層。

俺はラムもしくはリンと組んで4階層へのチャレンジ、新しい剣技を試す時は3階層以下でとうことで、ほぼ今後の方針が決まった。

このやり方で何とか頑張っていこうと思う。