軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第28話「困った時のひより様」

#第28話「困った時のひより様」

使役モンスターのラムが1万体倒したら人間と同じようにレベルアップした。

まあ、それはなんとなく予想していた。でもさ……。

まさかの金箱出現! しかも――念話って何さ!?

俺の脳は情報量に処理が追いつかずパンク寸前だった。これどうしたらいい?どう考えてもかなりやばい情報だよな。俺だけが持っていて良い情報ではないよ。こんなとき頼るのは、やっぱりあの人しかいない。

「ひよりえもーん! 助けてぇ!!」

夕飯の後で佇んでいたひよりにお願いしたら……ぷつんと切れたようだ。

「……その馬鹿にしたような相談の仕方、次やったら二度と受け付けないからね?」

「ご、ごめんなさい! 真面目に相談したいんだ! 今日はマジで混乱しててさ……!」

「はぁ、まったく。で、レン、何があったのよ?」

「実はさ……使役モンスターも人間と同じようにレベルアップすることが分かったんだ。今日レベル2になった。」

「……それは、聞いたことあるわね。おそらくハンター協会も認識してるはずよ。でもレンはまだレベル2よね。使役モンスターを自分と同じレベル2にしたの?さすがにそんなやり方は聞いたことないよ」

そう、使役モンスターのレベルアップは俺も予測していたからね。ハンター協会も情報を持っているだろうし、実際に試してもいるだろうと思う。それでも俺のようなレベルの低い人間がやるのはレアケースのようだ。

「うん。使役モンスターのレベルアップは俺も予測していたからいいんだ。でも情報はそれだけじゃないんだ。もっととんでもないことがあるんだよ」

「まだ凄い情報があるの?」

「なんと――使役モンスターでも、自分と同じか格上のモンスターを1万体連続で倒すと金箱が出るっぽい!」

「は……? 嘘、また金箱出たの!? マジで!!!」

「そうなんだよ! 俺それを見てびっくりしてさ。俺自身の時と全く同じ感じで出てきたし、おそらく確定だと思う」

「とんでもないことよ、それ……分かった、それはあとで朝倉さんに伝えておくね」

そうだよ。伝えて欲しい。困った時のあさえもんにお願いして欲しい。もうびっくりなんだよ。

待てよ? そうだ、もう1つ相談することあったんだ。これも聞かないといけない。

「ありがとう! でもね、さらに――」

「え、まだあるの?」

「……ラムと念話ができるようになった」

「……ね、念話? あの……テレパシーってやつ?」

「そう、それそれ。声に出さなくても意思疎通できるやつ。ラムが俺の頭の中に直接語りかけてくるんだ。逆に俺からもできる。もうびっくりしてさ」

「まさか……そんなことがあるはずが。って、ううん。レンの言うことだから信じる。嘘つく人間じゃないしね。これも朝倉さんに報告するね」

「うん、ほんとお願いします!」

これでひよりから朝倉さんに連絡すれば……ハンター協会の情報源できっと何か分かることだろう。その情報で今後の進め方を考えよう。

とりあえず考えられる方向性は……リンのレベルアップかな?再び金箱が出てくる可能性もあるし楽しみだ。

更にはどこかのタイミングでリンとも念話できるかもしれない。