軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第22話「ひよりへの告白?」

#第22話「ひよりへの告白?」

そのまま俺はラムと討伐を進めた。俺はフォローに回るだけなのでかなり楽ちん。もちろんラムが討伐しても俺には経験値は入らないけどね。

それでも2人(1人と1体)いるということは大きい。これまで面倒だった討伐がスムーズに進む。

戦いはほとんどラムに任せ、俺はフォローに回るだけ。体力的にも精神的にも随分と余裕が出てきた。俺がストロングスライムを弱らせてラムにトドメを刺させる形なので討伐効率も上がる。

「よし、今日だけで150体だな。いいペースだ」

たまに俺の攻撃が強すぎてラムより先に倒してしまうこともあるが、それはまあ誤差のうちだ(ただし10体以上倒すと次の階層で1万体連続で倒す前にレベルアップしてしまうのでまずい。そこは注意しないとな(詳細文末参照))。

とはいえ、今後どうすればいいのか考えどころだった。確か講習では、使役モンスターは“スロット”に収納できると言っていたような?

「えーと……スロットに入れるには、確か意識するだけで良かったよな?」

ラムの姿を見ながら「スロットに入れ」と意識した瞬間、ラムの姿がふっと消えた。

「おお、すげえ……本当に消えたぞ!」

すぐにステータスを確認すると、新しい欄が追加されていた。

<名前>

結城蓮

<Lv2>

スピード:20

体力:20

技術:20

経験値:3

<スロット>

ラム

「……入ってる。ちゃんとスロットに入ってる! スロットから出せば5体までは同時出撃できるんだっけな。ラムはしばらくは出しっぱなしでいいか」

ただ、問題もある。

ラムの存在を隠しておくわけにはいかない。いずれ誰かに見られるだろうし、それなら先に受付か、信頼できる人に伝えておいた方がいい。

まずは、ひよりに相談するのが先かもしれない。

そこで俺は夕食後にひよりに伝えることにした。

「ひより、大事な話がある」

「……えっ?」

(大事な話って……な、何? まさか、もしかしてレンからの告白?)

ひよりが小さく目を見開いた。なぜか顔がほんのり赤い。どうした風邪でも引いたのか?でもそれを気にしている場合ではない。

「……ひよりにしか話せないことなんだ。でも秘密にしてほしい」

「うん、分かった」

(き、きた! やっぱりそういう話!? どうしようまだ心の準備ができていないのに!)

「……実は、ダンジョンで金箱が出た」

「……は?」

(告白ではなかった……)

ひよりが固まった。そうだよな。宝箱が出たとかびっくりするよな。

「はぁ……。でも、どういうこと? レンはまだレベル1よね? 金箱なんて、出るはずないじゃん」

「ああ、裏技を使ったんだ。ゲームでよくあるやつ。もしかしたらこの世界でも通じるかもって思って」

「裏技って……何?」

「今のダンジョンはゲームの『ダークファンタズム・オンライン』に近いって言われているよな。そのゲームにある裏技なんだけど、レベルが同じか上の同じモンスターを連続で1万体を1年以内に倒すってやつ。試してみたんだよ」

「1万体!? ちょっと待ってよレン、あなたハンターとして活動してからまだ数か月しか経ってないのに……どうやってそんなに倒したの?」

「うん? 慣れだよ。だいたい1日100体以上は倒せるようになったからな。まあかなり頑張ったよ」

「……信じられない……初心者は1日10体でも凄いって言われるのに。ほんと、レンってちょっとおかしいよ……」

「で、その金箱、どうするの? 売るの?」

「いや、もう開けた。中には使役モンスターが入ってた」

「……えー、使役モンスターだったの、残念だったね。でも売れば2000万円ぐらいのお金になるって前に言ったよね。何で開けたの?」

「なんで残念なんだよ。俺は大当たりだと思ってるけど?」

「……ま、まあ、レンがそう思うならいいかな。それなら……うん、よかったね」

そう言いながらも、ひよりはどこか複雑そうに視線をそらした。うーん、どうやらかなり考え方に乖離があるような気がする。俺は本当に大当たりだと思っているのだが?

ともかく相談したいことはまだまだある。ひよりにいろいろと聞こう。

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読者からの矛盾ありそうなところ指摘感謝です。指摘があって経験値を修正、更に以下の文章を追記しました。

(ただし10体以上倒すと次の階層で1万体連続で倒す前にレベルアップしてしまうのでまずい。そこは注意しないとな)

何故追加したかと言いますと……10体以上倒すと経験値が10以上になり2階層で9999体を倒した時にレベルアップしてしまうのですよね。

すなわち「同じレベルもしくは自分のレベル以上のモンスターを連続で1万体」のはずが自分の方がレベルが高くなってしまい失敗扱いになっちゃう。この問題に私自身が気が付かなかったので指摘いただいてほんと感謝です。