軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

177話 クトゥルー、キレる【後編】

外なる神、それはクトゥルーが力を使い、創造した神々のこと。

それは六邪神将など比じゃない強さを秘めた存在。

圧倒的なプレッシャーを前に、イグですら立っているのでやっとだった。

「さぁ……! 準備は整ったぞぉ! いよいよ、幕引きといこうじゃあないか!」

クトゥルーはパチンッ、と指を鳴らす。

漆黒のマントを創造し、神々の神殿を出る。

「あ、あの……我らはどうすれば……?」

六邪神将たちが不安げな瞳を、クトゥルーに向ける。

「いたの、君たち? 外なる神がいればもう用済みなんだけど?」

「そ、そんな……!」「我らとてクトゥルー様のお役に立ちたいです!」

チッ……とクトゥルーが舌を鳴らす。

「ま、いいよ別に。ついてきたければついてくれば?」

クトゥルーの後に邪神将たちが続く。

その扱いに、イグは不満をあらわにする。

「なんだよ?」

「……いえ」

その後を続き、神殿を出ると、神々が待ち構えていた。

「クトゥルー様!」「くとぅるーさまぁ!」

手を上げると、神々が黙る。

「諸君! 長いこと待たせたね! 一年……ちょうど一年か。早いものだ」

ルルイエがけん制をしてきてから、なんやかんやあって、1年が経過していた。

「魔竜は完成し、われらの準備は万端! 万の1つも、叛逆の勇者どもに負ける要素が見当たらない!」

「「「おお……!」」」

クトゥルーは手を広げる。

星食みの魔竜が、おおぉ……! と叫ぶ。

それはこの星全体を揺らすほど。

「さぁ……! 愚かなる人間どもに、教えてやろうじゃないか! この星の真の支配者が、この未来神クトゥルーであるとぉ!」

「「「うぉおおおお! クトゥルー! クトゥルー! クトゥルー」」」

彼は全能感に酔いしれながら、凶悪な笑みを浮かべていう。

「さぁ……! 【聖戦】のはじまりだ!」