軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第35話

午後の公園には、いつも通りガキ共がいた。

友人。

善性。

社会性。

コミュニケーション。

希望。

未来。

私に無いものが、だいたい全部揃っている、きらきら空間ね。

ベンチへ腰を下ろした私は、まずその事実だけで軽く胃が痛くなった。

食パン五斤しか入っていない胃袋には、精神的ダメージがじわじわ効くのよ。空腹時の私は、だいたい常より被害妄想と劣等感が三割増しになる。困った仕様だわ。

「紬ちゃん、ベイブレードやろーぜ!」

「カードもやろう!」

「ポケモンも!」

「……ずいぶん欲張りな接待メニューね。私を過労死させる気かしら」

とは言ったものの、結局私はその輪の中へ混ざっていた。

どうあがいても、私は完全にひとりでは生きられないのだわ。

そして、こうしてガキ共の遊び相手をしている時だけは、かろうじて“公園の変なお姉さん”という形で社会へ接続できている気がするのよね。

……まあ、その接続先が小学生コミュニティなのは、どうかと思うけれど。

最初はベイブレードだった。

私は大人の威厳を見せるべく、あえて持ち込んだ。

禁止ベイを。

「勝てばよかろうなのだわぁぁぁぁっ!」

発射。

衝突。

蹂躙。

ガキ共のベイが、私の違法気味の暴力へ次々とはじき飛ばされていく。

「うわー! 紬ちゃんまたそれ禁止のやつだろ!」

「うるさいわね。大人の世界ではね、ルールの穴を突くことを『知性』って呼ぶのよ」

「それただのズルじゃん!」

「盤外戦術と言いなさいな」

私は鼻を鳴らしながら勝ち誇った。

やはり、勝利は気持ちがいい。特に、私より未来があって、友達がいて、親からちゃんと自慢の子供と思われていそうなガキ共へ大人げなく勝つのは、わりと格別だわ。

もっとも、その後のカードゲームでは赤単速攻をきっちりメタられてボコられ、ポケモンでは余計な知恵をつけたガキに受け回しを崩されてボコられたのだけれど。

「……ぐすっ」

「泣くなよ紬ちゃん」

「泣いてないわよ。目にゴミが入っただけだわ」

「半泣きじゃん」

「現実で負け越してるんだから、せめて遊びくらい接待しなさいよぉ……この未来あるクソガキ共……」

私はカードを握りしめたまま、実に情けない声で抗議した。

「我、大人ぞ……敬いなさいよ……」

「その大人、さっき禁止ベイ使ってたけど」

「それはそれ! これはこれよ!」

正論がいちいち鋭いのよね、この辺のガキ共。

誰に似たのかしら。親でしょうね。腹立たしい。

そんな感じで公園の治安を乱していたら、そのうち一人がスマホを取り出して、嬉々として私へ画面を向けてきた。

「なあなあ紬ちゃん、これ見て」

「何よ」

「ケイゴの実況。暴食さんのPVP、見た目紬ちゃんそっくりな珍獣」

「……ああ、そういえばそんなの上がってたわね」

何気なく覗き込んだ私は、次の瞬間、少しだけ目を細めた。

再生数は、百二十万を超えていた。

「……あら」

しかも、それだけじゃない。

関連動画の欄にも、切り抜き、考察、反応集、MAD、ゆっくり解説、ショート動画、果ては“暴食さんに食わせたいキャラランキング”みたいな、どこで狂ったのか分からない動画まで並んでいる。

サムネイルもひどい。

【放送事故】【閲覧注意】【ガチで怖い】【でも可愛い】【JDのガキモツうんめえ】【便器ストンピング妹】【倫理観終焉バトル】――人の人生を勝手に見世物へ編集するなと言いたいところだけれど、事実ベースだから困るのよね。

「……うわぁ」

思わず、情けない声が漏れた。

別のガキが、したり顔で口を挟む。

「これ、クラスでも話題だぞ」

「うちの兄ちゃんも見てた」

「俺んちのパパも“この女やべえ”って言ってた」

「ママは“この子ちゃんとお風呂入ってるのかしら”って心配してた」

「最後の感想、なんだか妙に具体的で嫌ね……」

私は引きつった笑みを浮かべた。

でも、画面の勢いは、そんな私の繊細な羞恥心なんて一顧だにしなかった。

コメント欄は秒単位で伸びていて、再生回数も今この瞬間に増え続けている。

おすすめ欄には、私の切り抜きが当然みたいな顔で何本も並んでいた。

しかも厄介なことに、ただの炎上でもないのよね。

怖い。

面白い。

また見たい。

気持ち悪い。

でも好き。

声がいい。

人生終わってそう。

でも妙に応援したくなる。

近くにはいたくない。

遠くから見てる分には最高。

……みたいな、実に複雑で失礼極まりない評価が、恐ろしい規模で拡散されているのだわ。

「これ紬ちゃんだろ」

「ええ、そうね」

私はあっさり認めた。

今さらそこを否定したところで、どうせ余計に面倒になるだけだもの。

「やっぱり!」

「本人だ!」

「うわ、本物だ!」

「生・暴食さんじゃん!」

「水族館の珍魚みたいな言い方をしないでちょうだい」

別のガキが、にやにやしながらさらに別の動画を見せてきた。

「これも見ろよ」

「何よ、今度は」

画面の中では、野獣先輩と暴食さんの合同MADが、異様に高い編集技術で躍動していた。

音ハメ。

切り抜き。

字幕。

無駄に完成度が高い。

悔しいことに、ちょっと面白いのよね。

しかも再生数が、また馬鹿みたいに高い。

コメント欄も、

【作者は病院行け】

【天才すぎる】

【ネットの新旧おもちゃの(悪)夢の共演】

【暴食さん素材多すぎ】

【この女、怪物なのに妙に絵になるのずるい】

みたいな、終わっているのか褒めているのか分からない言葉で埋まっていた。

「…………」

私はしばらく無言で眺めたあと、心の底からため息を吐いた。

「人類に動画編集ソフトを与えたのは、いくらなんでも早すぎたのではないかしら……」

「でもバズってるじゃん」

「めっちゃ有名人じゃん」

「紬ちゃん、もうネットスターだろ」

「やだやだ。そんなキラキラした枠へつむおばを押し込まないであげてよ。どう考えても珍獣枠でしょう」

それでもガキ共は笑っていた。

私も、少しだけ口元を歪めた。

こういう、遠くから雑に面白がられるだけの距離感なら、まあ、そこまで悪くないのよね。

近づかれすぎると死ぬけれど。

■■■■

そんなこんなで遊び終わって、だいたいのガキ共が散ったあと。

私は、近所でもひときわ金回りの良い家の子――要するに、お菓子もゲームもやたら持っている、私にとって非常に有望なスポンサー候補のガキと一緒に帰っていた。

この子は、私が時々本気でお菓子をねだったり、勝手にゲームを覗き込んだりしても、わりと「またかよ」で流してくれるのよね。

ありがたい話だわ。将来、かなり見込みがある。

帰り道、ケーキ屋の前で、私は立ち止まった。

ショーケースの向こうで、苺だの生クリームだのモンブランだのが、実に嫌らしくきらきらしている。

胃が鳴った。

さっきからずっと鳴っていたけれど、この時は特にひどかった。

「……食べたい」

「紬ちゃん、さっきまで公園で駄菓子と弁当めっちゃ食ってただろ」

「駄菓子は駄菓子。ケーキはケーキよ。胃袋の管轄が違うの」

私はその場へ、すとんと寝転がった。

そして地面へ両手両足をばたばた打ちつけながら、凄まじい勢いでじたばたし始めた。

「やだやだやだやだ! ケーキ食べる! 食べさせてくれないとここから動かないぃぃっ!」

「うわっ、ちょっ、やめろって!」

「やだぁぁぁっ! 糖分! 私の血中糖分が枯渇してるのぉぉぉっ!」

「汁! 汁すごい! 顔から色々出てるって!」

実際、涙も鼻水も涎も出ていた。

我ながらだいぶ終わっていたけれど、空腹時の私はこういうところがあるのだわ。できれば理解してほしい。いや、やっぱり理解しなくていい。

最終的に、その金持ちのガキはドン引きしながらもホールケーキを買ってくれた。

偉い。

将来有望ね。

私はそれを歩きながらそのまま貪り食った。

フォークなんて待っていられない。箱を抱えて、直接いく。クリームが口元につこうが知ったことではない。

「ありがとう。君はきっと将来、社会の潤滑油として完璧に機能する立派な歯車になるわ」

「褒めてんのそれ?」

「かなり。私からの最大級の賛辞よ」

そう答えた直後だった。

通りの向こう側へ、黒いワゴン車が滑り込んできたのは。

夕方だった。

公園から流れていた子供の声は、もうだいぶ遠い。

道も半端に静かで、人通りも途切れがち。

嫌な予感がした。

それは、勘というより、においだったわね。

【嗅覚増強】が拾う。

汗の酸っぱさ。

安い煙草。

眠気覚ましの薬みたいな刺激臭。

古い車内へ染みついたビニールのむわっとした熱。

それから、焦りと苛立ちと、場馴れした悪意。

善良な大人のにおいじゃない。

中学時代、私の人生を暗く濁らせていた“敵”たちの、もっと育って、もっと悪質に進化したような種類のにおいだった。

しかも、慣れている。

動きに無駄がない。

車を止める角度も、扉を開ける速さも

ああ、これ、初犯じゃないわね。

「っ! 下がりなさ――」

私がそう言うより早く、車のドアが開いた。

男が二人。

もう一人。

乱暴な手つき。

短い怒鳴り声。

ガキが、引っ張られた。

「っ、おい!」

「静かにしろ!」

ホールケーキの箱が、地面へ落ちた。

白いクリームがひしゃげて、赤い苺が転がる。

その瞬間、不思議と私は落ち着いていた。

怖いことは怖い。

嫌なものは嫌。

でも、こういうのは単純だわ。

暴力も悪意も、昔はただただ怖かった。心臓が凍るくらい嫌だった。

けれど、社会へ出てから味わった、コミュニケーション能力も社会性も善性も足りない自分を、毎日のように突きつけられるあの絶望に比べれば――暴力はまだ分かりやすい。

殴られるなら避ければいい。

殺意があるなら潰せばいい。

少なくとも、“どう振る舞っても正解へ辿り着けない会話”よりは、ずっと単純だわ。

それに、この子は私へケーキを奢ってくれた。

大事なスポンサー候補なのだもの。

ここで攫われてもらっては困るでしょう。

「……私の有望なスポンサー候補に、手を出さないでもらえるかしら」

車が発進しかける。

私は地面を蹴った。

一瞬で後方へ回り込み、後部タイヤを片手で掴む。

ぎゅ、と。

それだけで、車体がありえない角度で軋んだ。

「は?」

「え?」

男たちの間の抜けた声が重なる。

私はそのまま、逃げようとする車を片手で持ち上げた。

浮いた。

本当に、車が浮いた。

私の手の中で、大きな鉄の塊が、まるで中身の抜けた缶みたいに軽かった。

私は【嗅覚増強】を最大限まで開いた。

ガソリンの位置。

人間の位置。

車内で縮こまっているガキのにおい。

全部、鮮明に分かる。

引火は駄目。

殺すのも面倒。

なら、壊すだけでいい。

私は【身体変性】で、手を大量の棘へ変えた。

鉄の中へ潜り込むための、細く鋭い棘。

引き裂くための、食屍姫版アイアンメイデン。

「やめろ!」

「だぁめ♡」

次の瞬間、車体の各所から内側へ向かって棘が突き上がった。

ばきぃっ。

めきめきめきっ。

ガラスが砕ける。

鉄が裂ける。

シートが破れる。

悲鳴が上がる。

でも、私はちゃんと避けていた。

ガキのいる場所も、致命傷になる角度も。

壊していい場所だけを、正確に潰したのだわ。

「ば……化け物」

「最高の褒め言葉ね」

男の一人が失禁した。

もう一人は、その場で気絶した。

残りは震えていた。

まあ、そうでしょうね。私でも逆の立場なら泣くわ。

ただ一人の例外、パニックになった男の一人が、拳銃を抜いた。

ぱんっ。

ぱんっ。

ぱんっ。

乾いた発砲音。

でも、その程度で止まってあげる理由はない。

私は【封式羅刹】を起動し、飛んできた弾丸を、ほとんど反射で口へ放り込んだ。

かしっ。

がりっ。

ごくん。

「……少し味が薄いわね。スパイスが足りないわ」

「は……?」

「ば、化け物……!」

ようやく相手の顔が青ざめた。

あら。気づくのが遅いじゃない。

そこで、ようやく緊張が切れたのか、私のお腹が鳴った。

ぐううううううううう。

「…………」

私は車を見た。

男を見た。

車を見た。

もう一度、車を見た。

私はしばらく考えた。

そして、ごく自然な結論へ辿り着いた。

「いける……かしら」

まずドアを引き剥がした。

ぱりっ。

「……あら」

うん。意外といける。

金属の苦味はあるけれど、悪くない。歯ごたえがいい。

それに、空腹へ差し込むには、こういう“硬いもの”の手応えって案外大事なのよね。

次にハンドル。

これが妙に甘かった。

「うまっ。何これ。ハンドルって、思ったよりお茶菓子寄りじゃない?」

さらにガソリン。

これは一気飲みした。液体だから食べた感じは薄いけれど、カロリーはある。そこは偉い。

「車って、鉄と油のフルコースで、案外栄養バランスいいのかしら!」

私は口腔を追加生成して、あちこちから車を貪った。

がつがつ。

ばくばく。

ごりごり。

ぱりぱり。

鉄。

樹脂。

油。

ガラス。

ゴム。

全部いける。

しかも、案外うまい。

いや、カロリー源として考えなければ、かなり優秀な部類じゃないかしら。

気づけば、車はほぼ消えていた。

「……ごちそうさま!」

私は満足げに息を吐いた。

その足元で、発砲した誘拐犯の一人が気を失いかけていた。

私はしゃがみ込んで、その耳元へ顔を寄せる。

「……食べちゃうぞ、がおー」

男は失禁して、そのまままた気絶した。

あら。思ったより効くのね。

九九パーセントはハッタリなのに。

一パーセント?

知らぬが花よ。

その時、背後でぱちぱちと小さな拍手がした。

振り向くと、いつの間にかガキが起きていて、目をきらきらさせながらこっちを見ていた。

……いや、よく見ると、きらきらだけじゃないわね。少し引いている。少し怯えている。でも、それ以上に“すげえ”が勝っている顔だ。

「すげー……」

「普通そこはドン引きするところじゃないの?」

「した! ちょっとした! でも紬ちゃん、つえーな!」

「それ、褒め言葉として受け取っておくわ」

結構受け入れられていた。

やっぱりガキには、強いは正義なのよね。

細かい倫理とか社会通念とかより、まずは“強いかどうか”なのだわ。

分かりやすくて助かる。

「紬ちゃん、やべー! マジで最強じゃん!」

「やめなさいよ。語彙が貧弱だわね」

「でも本当にすげーもん!」

「自分で言うのもなんだけどだいぶ怪獣めいた事やってたような気がするけど怖くないの?」

「紬ちゃんそういう方向性の邪悪じゃないのは知ってるしな、迷惑で性格悪いクソBBAだけど」

「……そう」

私は少しだけ目を逸らした。

まっすぐ褒められると、居心地が悪い。

ありがたいのだけれど、どう反応すればいいのか分からなくなるのよね。

こういう時、感じよく笑って「ありがとう」と返せる人間なら、もう少し別の人生があったのかもしれないけれど。

「さて、と。警察に通報しないとね」

「紬ちゃんが?」

「嫌よ。私は大人の事情を説明する能力が致命的に欠如しているの」

「じゃあどうすんの」

「君がやりなさい。私は後ろで神妙な顔をして頷く係をやるわ」

「頼りになるんだか、ならないんだか分かんねえ……」

「そこは、ほら。適材適所……じゃなくて、大人の余裕ってやつよ」

■■■■

そのあと、警察へ突き出して、説明して、神妙な顔をして、また説明して。

事情聴取は、想像以上に長引いた。

そもそも誘拐犯達が、「化け物!」「車が食われた!」「弾を食った!」としか言わなくなっていたので、話が一切前へ進まないのよね。

「ええと……では、車両が大破した経緯をもう一度」

「自然に壊れました」

「自然に?」

「……自然ではないかもしれません」

「どういうことでしょうか」

「かなり激しく、不可逆的に、終わった感じで壊れました」

「それは見れば分かるんですが」

「ですよねぇ……」

私は机へ突っ伏したくなった。

説明責任というやつは、どうしてああも人のHPを削るのかしら。

暴力は痛いだけで終わるけれど、説明責任は終わらないのよね。

あれは、暴力よりよほど効くわよ。

金持ちのガキの母親――以前、家へ怒鳴り込んできたあの同年代の人――にも、一応感謝はされた。

「……ありがとう。紬さん……」

「……ええ、どういたしまして」

そう返しながらも、私はもう限界だった。

しかも、その母親の目には、感謝と安堵と、ほんの少しの警戒が混じっていた。

助けてくれたことは本当。

でも、その助けた生物があまりにも人類の想定外すぎる。

そりゃあ、すっきりと“いい人”枠へは入れないでしょうね。

……分かるわ。

私だって自分をそう分類しろと言われたら、かなり困るもの。

帰り道、私はへろへろになりながら思った。

ああ……お腹空いた……。

胃が溶けそうなほど痛い……。

あいつらを警察へ突き出して、説明して、頷いて、また説明して、それだけでものすごく疲れた……。

「帰ったら、さっさとログインしましょう……現実はカロリー消費が激しすぎるわ……」

現実は、面倒くさい。

善悪も、社会も、説明責任も、全部面倒くさい。

でも、ゲームの中なら。

少なくとも、“食べればなんとかなる”のだ。

その単純さが、今の私にはたまらなく恋しかった。

■■■

ログインした瞬間だった。

視界を覆っていた現実の天井がすうっと薄れ、代わりに、見慣れたエリュシオンオンラインのシステムウィンドウが、けたたましい勢いで明滅しながら目の前へ雪崩れ込んできた。

「……は?」

開口一番、それしか出なかったわ。

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『――分体群の捕食結果を還元します』

『――【存在捕食】による恒久ステータス上昇を確認』

『――STR上昇』

『――VIT上昇』

『――AGI上昇』

『――耐性情報を蓄積』

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『――【捕食抵抗 LV10(MAX)】に到達しました』

『――【捕食活性 LV10(MAX)】に到達しました』

『――【断界歯牙 LV10(MAX)】に到達しました』

『――【如何物食い LV10(MAX)】に到達しました』

『――【存在捕食 LV10(MAX)】に到達しました』

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