軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

60話 裏大陸。

翌日には裏海にあるという大陸を目指して出発。その日のうちに大陸までたどり着けた。

ニーナの機嫌が良くて邪魔されなかったしな。ずっと昨日のココア擬きを反芻しているようだ。

長寿の竜だけあって、反芻も長いのだろうか。

大陸に上陸して夜営準備をしたら、ココアのご要望。

もう夕方で時間がないんだがなあ。

でもまあ、作らざるを得ない。怖いし。

分量は昨日よりカカオ多めで。

俺の分はいいや、カップごと石化収納で取っておこう。

落ち着いたところで、アースサーチ。最近は風呂に浸かりながらアースサーチしてる気がする。

裏大陸は想像以上に大きかった。赤道を跨いで北半球にも南半球にも広がる大地。

ジェル島とは大違いだ。

南東大陸も赤道に掛かる大きさだが、こちらの方が断然大きい。

早速世界儀に反映させる。これで主要な大陸は完成ってことになるな。細かい島は見つける度に増やしていくことにしよう。

「ほう、それが完成形かや」

例によって当然のように一緒に湯船で寛いでいるニーナだったが、完成した世界儀には興味を引かれるようだ。

仕方がないので、収納コピーで同じものをもう一つ作る。

「おう、気が利くのう。ではこちらの方は妾が借りておくとするぞ」

ああ、はい。借りるんですね。二度と返ってこない気がするけど。壊れても。

ニーナは世界儀で暫く遊んだ後、収納魔法で仕舞う。

ドラゴンって言えば、巣の中に金銀財宝を溜め込んでるイメージだったけど、使えるんだね収納魔法。

すると、ファンタジーに出てくるドラゴンはもっとたくさん宝を持っている可能性が出てきたな。

もしくは、相手を倒したら収納魔法の中身が勝手に出てくるパターンだろうか?

それなら、モンスターを倒すとドロップ品や宝箱が出てくるのも納得できるな。あれはモンスターの収納魔法に入っていたわけか。知らんけど。

裏大陸横断には二日かかった。

空から見ると、平原がずっと続いていて、たまに四足歩行の獣だか魔獣だかの集団が群で走っていたりする。

アフリカのサバンナみたいだ。

「ニーナもこの辺で狩りをしたりするのか?」

「うむ、この辺りは良い狩り場じゃな。食いごたえのある獲物が多いのが良い」

すると、あの群がこっちをみて逃げてるように見えるのは錯覚ではなかったということか。

平地が続いていたので、着陸場所には困らなかったのは幸いだ。

裏大陸から外周大陸まで再び一日かけて海を航る。

翌日に対岸まで飛んで、余裕を持って宿泊。

ここで、再び周辺を探索し、米を発見した。残念ながらインディカ米だったが。

肉を消費するためにも、今日の夕食は肉丼だな。

脱穀の方は千歯扱きで良い。なぜか使ったことも無いのにどんなものか知ってるよな、千歯扱き。

籾すりが面倒くさい。米は玄米で一向に構わないのだけれど、さすがに籾殻は除かないと食べられない。

そのうちエンジン使って自動化するか。

そして米を炊く。始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋とるな、だ。

要は穀物なので、一度沸騰させたら弱火でじっくり煮込み柔らかくし、最後に水が残らないように蒸発させてしまえば米を炊くという調理になる。煮るでも焼くでもなく、炊くなのだ。

後で調整できるので水は多めで良い。多すぎてもお粥か雑炊になるだけだ。

今回はうまいこと炊けた。丼によそって、上に炒めただけの肉。

肉汁を米に吸わせるだけで、なぜこんなにも美味しくなるのか。やはり米は必須だ。ジャポニカ米も探そう。もう少し北の方がありそうだろうか?