軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第十三話 最強の陰陽師、取り逃がす

ぼくは、魔族たちがいた場所を見下ろす。

溶けた鉄が煮えたぎり、一面が緋色に染まった演習場に、もはや彼らの姿はない。

御坊之夜簾(オンボノヤス) が熱を嫌がり、溶鉄の周りだけ少し霧が晴れる。

ふとそこに、微かな光を見つけた。

消えかかっているそれは、どうやら魔法陣のようだ。

よく見てみれば――――それは以前、ガレオスが用いていたものに似ている。

ぼくは小さく呟く。

「一匹逃がしたか」

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