軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

191.大迷宮の探索

俺たちは大穴の奥へと進んでいく。

かなりの広さがあり、地図がなければ確実に迷子になっていた。

「兄さん、こちらです」

「おう、サンキュー」

チノのガイドのもと、俺たちはスムーズに進んでいく。

「ちびすけ、あんた地図広げてないのによくルートがわかるわね」

ちーちゃんが感心したように言う。

「あの程度、一度見れば頭に全部はいります。どこぞのトカゲと違ってね」

「埋めるわよ、地中深くに」

「落ち着いてね」

途中何度か黒獣がやってくるも、俺の張った聖なる障壁に阻まれ消えるか、チノたちが消し飛ばす。

「すごすぎる……強すぎるのですみなさん……」

そんなふうに迷宮を進んでいくと、断崖絶壁にたどり着いた。

「どうやらこの向こうに正解のルートがあるみたいですね」

「む、向こうって……何も見えないのです……!」

一見すると真っ暗な闇がどこまでも広がっているようにしか見えない。

だがよくよく目をこらすと、向こう岸が見える。

「飛んでいくか?」

「兄さん、どうやら特殊な重力場が発生しているようです。飛んだ瞬間真っ逆さまです」

「なるほど。じゃあちーちゃん、お願い」

「まったく、しょうがないわねぇ~」

ちーちゃんは先頭に立ち、たんっ……! と地面を蹴って飛ぶ。

「え、えええ!? 飛び降り自殺ぅううう!?」

「違うわよ! 変身!」

ちーちゃんの体が光ると、超巨大なドラゴンへと変化した。

「え、えええええええええ!?」

ちーちゃんは両手足を伸ばし、こちらとあちらの橋を作る。

「な、なんなのです!? このドラゴン、なんなのですー!?」

「 地岩竜(ベヒーモス) 。それがちーちゃんの種族名だよ」

「べひ……!? こ、古竜なのです!? どうしてここに!?」

『ま、色々あってね。ほらさっさと渡りなさいよ。結構きついんだからね』

俺たちはちーちゃんの背中に乗って、えっちらおっちらと歩いて行く。

対岸に渡りきった後、ちーちゃんは人間の姿へと戻る。

「お疲れさん」

「腕が疲れちゃったわ」

その様子を、エナが見てつぶやく。

「皆すごすぎて……感覚麻痺ってきちゃうのですぅ~……」