軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

獣ダンジョンの中層2

「しっかり寝られたし、朝食もしっかり食べた。じゃあ、行くぞ!」

念の為の見張り当番も二人ずつ用意したが、≪石壁≫を越えてくる角兎は居なかった。しかし、集まってきた角兎はその壁から離れることなく居座り続けている。

仕方ないので、≪石壁≫の一部だけを取り崩すのだが細い入口を作るように他の壁を作り出しておく。

「ほら来たぞ!」

その細い入口に順番に誘い込まれてくる角兎。

「早く倒さないと後が詰まるな」

笑いながら順番に倒していく。その細い通路は幸いに角兎の強力な突進行為を抑止することになったようである。

ジーモントとサンダーがカイトシールドを前面に押し出して防御している横から、ヨルクがハルバードで攻撃を行い、そこから漏れ出たホーンラビットをシミリートたちが対処する。

カミラたちはかなり暇になるので、倒した角兎を引き寄せて、それをユリアンネが魔法の収納袋にしまう役割になっている。

「うーん、このままでは時間がかかって仕方ないな」

「そうね、まだまだ壁の外には残っているみたいよ」

もう一つの入口を作りそちらで対応する班も作ると、流石に袋に死体を収納する余力は無くなるので、それだけ死体が積み上がっていく。

「はぁ、これは結構な量になったな。解体の手間も面倒だからそのまま納品するしかないな」

戦闘が終わったところで、その収納しきれていない死体の山を見てつぶやいてしまうシミリート。

「急がないと2階を進むのも遅くなるわね」

慌てて階段を降りて、昨日のうちに決めていた岩山の方角へ狼を倒しながら進む。