軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

近場の魔物村3

「もう、びっくりしましたよ。まさかオルデンスク国がここまで攻め入って来たのかと」

一応は王都アンダロフの近くの魔物討伐であるので、ほぼ毎日で自分たちの店舗兼住居に寝に帰っているシミリートたち。

そこに待ち構えていたオリガ王女に、廃村を燃やした炎について叱られてしまう。

「でも、衛生面を考えたら……」

「それはそうです。ですが、事前に教えておいてください」

「う」

「もしかして、と冒険者ギルドに確認に行くと、確かにみなさんに依頼した廃村の方向だと分かったので、兵士たちには通常体制に戻るように指示をしました」

「あ。それは申し訳ございませんでした」

「はい、明日からはこちらも皆さんの行動をギルドに教えて貰っておくようにします」

「私たちは気づかなかったけれど、流石に王都だから高いところから確認しているのでしょうね」

「オリガちゃんの言うとおりだよな」

「ま、明日からは気にしなくて良いのだから、あまり気にしすぎないで」

カミラたちにも苦笑いをされてしまう。

冒険者として慣れてきたはずではあるが、そのような失敗もしながら冒険者ギルドからの依頼を順次こなしていくシミリートたち。

その間の店舗の客入りや売り上げは微妙なところであった。

「やはり、ジモの串は人気。でも少し別の料理になると、手軽さがないからか、期待ほどではないみたい。美味しいのだけど」

「あぁ、ハイオーク素材にしたから値段をあげたのもあるけれど、食堂で座って食べるのは贅沢と思ってしまう文化があるみたいだな。屋台みたいな食べ歩きなら、自分を許せても」

「ま、戦争で疲弊している国だからな。それに今は難民も増えて来て」

「そうは言っても、ジモの店、ユリの薬屋のポーションやスクロール、ヨルクの武器はまだ良いじゃない」

カミラが辛そうに発言する。