軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

オーガ村の発見

「これは結構な数だな」

「オーガの拠点に近づいているのかしら」

わざと軽口を叩くことで、過度な力を抜きながら戦い続けているジーモントとカミラ。

索敵で発見した時には4体だけだったのだが、そちらを倒すのに夢中になっていると追加の4体が合流して来たのである。

「ジーモントさん、こっちに」

「おぅ、そうだな、カミラを挟んで戦おうか」

やはり筋力的にもオーガと斬り結ぶには力不足なところがあるカミラ。氷をまとうショートソードを使用しても、やはりオーガには追いつかない。そこで、ジーモントとブラックが彼女を護るように3人組になって、オーガ2体に応対することになった。

「ユリさんは大丈夫?」

「ストームさんは自分のことだけ気にして貰えれば」

残るオーガ2体に対して、ストームとユリアンネが1体ずつ対峙する。使い魔のシルヴィスを突撃させる手段もあるユリアンネは、いざとなればさらに悪魔ギアマに魔法を発動させることもできるため、まだ気持ちに余裕がある。

しかし、自分が手間取るとそれだけ他の仲間が危険になるので、≪雷撃≫や≪氷槍≫など攻撃力の高い上級魔法を多発する。王級魔法の≪炎槍≫は森を燃やす心配もあるので、なるべく使用を避けている。

ユリアンネは自分の敵を倒した後は、ストームが対応しているオーガに横から攻撃を入れる。そのオーガは集中を乱されたところにストームの刀が襲って来て、さらにユリアンネの≪氷槍≫でとどめを刺される。

「カミラ達は?」

オーガ2体に対峙していた3人も何とかしのいでいたようであり、こちらも別方向からの幾つもの魔法攻撃でそのオーガに隙をつくり、最後には倒しきることができた。

「やったな」

ジーモントがブラックに対して握り拳を突き出す。ブラックも、シミリート達がやっている拳を付き合わせる仕草を見ていたので、見よう見まねで同じようにして、ジーモントと笑顔を交わす。