軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

オークダンジョン

サンダーの案内で向かうオークダンジョンは、何度か向かった東の山脈の麓ではなく、南部の森の中の方にあるようである。

徒歩で向かうと時間がかかるので 戦馬(バトルホース) に乗って行く。サンダーも自身の馬は戦馬であり、森の木々程度では困ることなく進むことができている。

「あの丘です」

サンダーが到着を伝えた場所は、森の中でも少し高くなった程度の場所であり、丘自体にも木が生い茂っているので特に目印になるものはない。

強いて言えば、ダンジョンの入り口というところに岩がある程度であった。

「慣れた隊列で行こうか」

シミリートが提案して来たのは、盾役のシミリートとジーモントが前、ヨルクとカミラがその後ろ、遠隔攻撃ができるゾフィとユリアンネがさらに後ろ。最後はドロテアとサンダーの順番である。

元々6人組であった“選ばれた盟友”がトリアンのダンジョンで慣れた隊列の後ろに、ドロテアとサンダーがついて行く。

「せっかくだから、サンダーさんにはダンジョンの中の道案内も無しでお願いね」

「承知しました」

強くもない魔物であり、特に罠もないダンジョンということなので、探索という楽しみも追加したい意図である。

ユリアンネの≪灯り≫魔法を隊列の前方と後方に発動し、ゆっくりと洞窟に潜っていく8人。

「この感じ、かなり久しぶりな気がするわね」

「あぁ。楽しくなってくるな」

「気を抜きすぎないようにね」

幼馴染同士の慣れた感じを、後ろから少し羨ましく思うドロテアとサンダー。顔を見合わせて苦笑いしてしまう。