軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

男爵への追い込み2

“秘密基地”へ攻めてきた男爵の私兵から追加入手した犯罪の情報をもとに、男爵の拠点潰しを加速する。逃げ道を作らせないために、王国魔術師団員達も分散させながら同時の踏み込みも行い、そこで入手できた追加情報をもとにさらに、と芋蔓式に攻めていく。

「おい、どういうことだ!」

エードルフ・シャイデン男爵は屋敷で憤る。

「それが、裏商会や“闇ギルド”の拠点だけでなく、普通の別邸にまで衛兵団の査察が入りまして」

「鼻薬はどうなっている?」

「溺れる者の巻き添えは食いたくない、と。逆に追及する側にまわったようです」

「くそ!」

「あのー、陛下がお呼びですが」

「分かった」

トリアンの北にある小山の、領主館の本邸の主となっているインガルズ。国王を称しているが、最近は旗色が悪く、機嫌が良くない。

「おい、どういうことだ!この小山の北側にモンタール王国騎士団を見かけたという話の後、全然進捗がないだろう!それに最近はお前の私兵達も捕まっていると聞いたぞ!」

「は、申し訳ありません」

「このままでは……」

「申し上げます!西側から狼煙が。モンタール王国軍を発見したとのことです」

「またか!今度こそ本当なのか!」

「は、すぐに確認をさせてきます」

シャイデンも叱責を回避できる良い機会だとインガルズの前から逃げ出す。

近衛である金虎騎士団に対して調査の指示を出しながら、自分の側近にも同様の指示を出す。

「どうせまた誤報か何かだろう。モンヴァルト山脈の魔物達を越えてくるなど」

インガルズの前に戻る気もないため、そのまま馬車に乗り自分の屋敷に戻るシャイデン。