軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

秘密基地への来襲3

侵入者達の戦闘能力はまちまちのようであったが、情報収集をしたいため1人も殺さないように手加減していた。

そのため、衛兵団が到着した際に戦闘不能になっていたのは半数強だけだった。ただ、その残りが剣を振い続けられたのも短い間であった。

「あ、こいつ!」

「あら、子爵家の薬師様ですね」

「し、知らんぞ。お前達のことなんて」

「まぁ話は後で聞くから大人しくしろ」

セレスランは事情を察したのだろうが、他の捕縛した者達が自害しないようにすることを優先していた。

「ふむ。21人か。この数を衛兵団の牢屋に連れていくのも面倒だな。奴隷商人を連れてくるからしばらくここに置かせてくれ」

「でも班長」

シミリートがセレスランに目線で、デンと名乗っている侯爵家嫡男デレックのことを合図する。

「分かっている。連れて来た衛兵をほとんど残すから」

「デン様、そろそろ屋敷内に」

喧騒も落ち着いたところでゼバスターと共に庭に出て来ていたデレックだが、カミラとヨルクに連れられていく。

夜が明けてすぐに奴隷商人がやって来て、順番に犯罪奴隷にしていく。

「はぁ、やはり子爵家の薬師がこの場所を案内したみたいだな。当日のことを反省して謝罪したいからと、場所を教えて貰ったみたいだ。子爵家には文句を言わないとな」

「でも、残りの奴らは?魔法使いまで居たから、その薬師が適当に集められる範囲を超えていますよね」

「エードルフ・シャイデン男爵の私兵だ」

最後は小声でシミリートに答えるセレスラン。