軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ハイオーク集落2

地図からは21階層の出口はもうすぐのはずであるが、他人、冒険者クラン“極東の輪舞曲”がこの付近のハイオーク退治に取り掛かっているところで、下手に紛れ込んで邪魔をすることになるのも気が引ける。

という名目のもと、彼らがハイオークの集落をどのように攻略するのかを遠目に勉強させて貰う流れになった。

途中で目があった相手からも、邪魔をしないならば見ていて良いという感じのジェスチャーではあったので、それに甘えさせて貰う。

ある程度のハイオークを集落の外に誘い出してそれぞれ個別に倒した後は、皆で集落に攻め入ったようである。

「なんか、前半の罠などを使ったときとは逆のかなりな力押しね」

「あぁ、それでも最初は門番を弓矢などの遠隔攻撃で倒していたようだけどね。力押しも訓練の一つなんだろうね」

「これが大規模クランの力、って見せつけられた感じね」

「俺たち鉄級冒険者6人ではこの集落の対処はできないよな。ハイオーク達に隠れながらこっそり出口に向かうのが攻略方法だったのかな」

「まぁ今回は彼らが倒した今のうちに普通に出口を使わせて貰おう」

邪魔にならないように遠目で目に入った“極東の輪舞曲”メンバにお辞儀だけして、22階層への階段を降りていく6人。

無事に22階層に着いたので、最初の部屋から外、砂漠地帯であることだけ覗いてみてすぐに戻り魔法陣で迷宮の出口に転移する。

「何とか月が切り替わる前に帰って来られたな」

「そうね、シミリートと一緒なのは最後になる長期挑戦、無事に達成できたわね」

「色々とあったけれどな」

「本当ね」

「感傷に浸るのもここまでにして、冒険者ギルドに行きましょう!」