軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

秘密基地

意図は理解した仲間たちは、まず不動産屋に向かう。

「そうですね。冒険者パーティーの拠点ですか。クランほどではなくても少し多めの人数が出入り、寝泊まりされるのですか」

「はい、できれば東部の衛兵団の拠点にも近くて治安が良いところがありがたいです」

「色々あり冒険者の皆さんがトリアンから減っていますので、取扱物件はいくつかありますよ。お待ちくださいね」

「秘密基地みたいだな」

「アジトってやつね」

変なところで興奮している仲間たち。

「あのー。私はここで住んでも良いでしょうか?宿代を払い続けなくてすみますし、奴隷の主人であるユリさんが払われる家ならばなおさら」

「え?あ、うん。でも奴隷にしたと言っても犯罪者の男2人との同居は……」

「あ、じゃあ俺もここに来ようか」

「シミ?じゃあ私も?」

「ユリも?え、じゃあ私も。家だと親がうるさいし」

王都では一緒に暮らしていた仲間たちであり、どうせなら、という話の流れで大きくて部屋数の多い借家を借りることになる。

ゾフィやカミラが家具や生活用品を揃えることを楽しみと言い出す。

「待って。もしかすると“闇ギルド”と戦う場所になるかもしれないのだから」

とシミリートが注意し、緩みかけた気持ちを引き締めさせる。

「“満月の宿木亭”に預けっぱなしの馬たちもこっちに連れてきた方が良いわよね」

「そうね。テアがこっちに来るとなると、シャドウやフェザーも来たいと言いそうね」

「あの2人を巻き込むわけにはいかないから、上手く断らないとね」

「じゃあ、俺はマンファンさんたちに話をしてくるから、みんなはそれぞれの用意をしてね」

シミリートが役割分担を指示して、いったん解散となる。