軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

トリアンでの今後の計画2

ニキアスに、マンファンからの手紙を渡したタイミングで、シミリートは自分が衛兵団の一員であったことを告白する。

「なるほど。今となっては納得できるところがいくつかあります。ただ……」

「はい、新人であまり経験を積まないうちに休職になっているので、衛兵らしくないところが多々あったかと」

そこには触れずに少し笑っただけでマンファンの手紙を読むニキアス。

「こちらの中身をご存じですか?」

「いえ、預かっただけです」

「ではどうぞお読みください。その間にフェルバー中隊長を呼んで来ます」

フェルバーと共にニキアスが戻って来たので返すと、ニキアスはフェルバーにその手紙を渡す。

「衛兵団の分隊長としては、この独立騒動は早期に終了させて平和に戻したい。そのためには王国の騎士団や魔術師団が独立派を早期に倒してくれることを希望する。大雑把にはそのようなことを書いていますね」

「はい、フェルバー様。もし我々が了承すると彼も衛兵団の上部にその旨を伝えていくかと」

「もちろん共同でことを進められるのはありがたいが、我々は先発の15人のみであり戦力不足が否めない」

「先方もそのことは承知の上で、できるところから、なのかと。また、なおさらこのことを隣のルオルゾン領や王都に急ぎ伝える必要がありますね」

「これ以上戦力を減らせないので、シミリートさん、また誰か頼りになる冒険者の方に使者をお願いできそうでしょうか」

ウィンデルのことを念頭に頷くシミリート。

「では、少しお待ちいただいて」

フェルバーから、マンファン宛とルオルゾン領・王都宛の2種類の手紙を預かるシミリート。

その様子を見てニキアスが声をかけてくれる。

「これからも敵対ではなく連携できること、ありがたく思います」

「こちらこそ、引き続きよろしくお願いします」