軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

山脈への挑戦2

幸いにして、先に倒したハイオークの肉を食べる昼食をハイオークに邪魔されることはなく休憩が終わる。

「話に聞いていたよりハイオークの出現が少なそうですね」

「騎士団が減らしたということかな」

「ま、いずれにせよこのまま東に進むしかありませんが」

中隊長フェルバーと副官ニキアスが話し合っている。

「ニキアスさんたちらしくないやり方だったわね」

「まぁこの先で遭遇する魔物たちの様子見をしたかったんじゃない?」

ユリアンネとシミリートも再出発した集団の先頭を進みながら話をしている。

その後も何度か魔物とは遭遇するがハイオークばかりであり、またこちらも怪我程度であるので、ユリアンネとドロテアの回復魔法もしくは傷回復ポーションの使用を行っている。魔物が多い山脈越えが控えているため、高級ポーションが不要な場面では、ユリアンネの回復魔法の出し惜しみもできないとの判断である。

「やっと森を抜けるわね」

「山脈の東側では、森を抜けて裸山になる場所で上位ハイオークと遭遇だったよな。ニキアスさんたちにも再度念押ししておく」

集団としては山を登る移動を行いながら、先頭にいたシミリートが集団の中程に戻って行く。

その隙を突かれたわけではないだろうが、矢と攻撃魔法がいくつも降ってくる。

「敵襲!」

ユリアンネとドロテアは各々が騎乗する戦馬のゼラとペルルに回避は任せ、攻撃して来たハイオークアーチャーやハイオークメイジに≪火槍≫≪火炎≫を飛ばす。

まだ全員が森から抜けて来ていないが、出て来たものから同じく攻撃魔法を飛ばしつつ、≪結界≫魔法で矢を防ぐ盾を空中に浮かべ、≪土壁≫≪石壁≫などを前方に作り出す。