軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

新たな指令

再びフェルバーの部屋に呼び出されたドロテアを含めた7人。

「シミリートさんたちのおかげもあり、さらに増援に来たものたちも頑張ったおかげで、ステフェンの近くの村の防衛だけでなくフィノイスの近くの村もかなり解放ができ、村人の治療も進んでいます。あとは、冒険者たちでも偵察が難しかった国境に近い村だけとなりました」

「もうこれだけ周りの村を奪還すれば、フィノイスを包囲しているビザリア神聖王国の軍も水補給などに支障が出てくるはずです。食料は持ち込んだとしても水だけは、あのあたりに川や池はないので村にある井戸に頼ることになりますので」

「そこで、残りの村の解放に注力することとなりました。もちろん私たちの小隊にも期待されています」

フェルバー隊長とニキアス副官の話の先が不安になり黙っているシミリートたち。

「つまり、シミリートさんたちも一緒に前線に向かって貰います」

「いや、それは!私たちはあくまでも治療などの後方支援部隊とのお約束のはず!」

「皆さんの活躍、前回も騎士団員たちの窮地を救ったということで、名指しされているのです。皆さんが所属する小隊長である私にいう扱いで」

「契約と違うことを命令されるのでしたら、契約違反に基づく契約解除を行なった上で帰らせていただきます。報奨は今でも後日に王都で頂くのでも結構です」

シミリートがわざとドアのある後ろに向こうとする。

「まっ、待ってください!」

「いえ、冒険者ギルド経由の契約です。我々の主張が正しいことは認められるはずです」

「シミリートさんのおっしゃる通りですが。では、これではいかがでしょうか?私が使い魔で偵察を行うのにあたり、村の近くまで近づく必要があります。そこまでの護衛では」

「それも話が違います。あくまでも騎士団や守護隊の方が護衛をされて、我々はそれより後方で怪我をされた方を治療するためについて行くだけです」

「わかりました。ではそのように」

フェルバーがその役割分担を認めたので、前回と同様に戦闘班の後ろをついて行くことになる。