軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

冒険者ギルドでの決闘3

大男が振るってきた両手斧をかわしたシミリート。

「ほぉ、これを避けるなら初心者ではないな」

「ここって冒険者ギルドなのに、審判以外は冒険者証を確認しないんだな」

「冒険者以外が決闘に参加すると問題になるから、ギルド職員の審判はそこだけはチェックするさ。それ以外は、事前情報があると賭けが面白くないだろう!?」

再度急接近しながら振るってくる両手斧。先ほどより速度も上がっていて、シミリートが避けるにも余裕がない。

「武技か?」

「ほぉその若さで≪斬撃≫がわかるなら、なかなかだな」

「ならそろそろ受けてみるか!」

シミリートが槍の武技≪刺突≫を繰り返すが、大男ガルトは斧を盾のように操るのでレザーアーマーに到達することもできない。

「まだまだ甘いな!」

呼吸の合間で槍を斧で下から弾き飛ばされるシミリート。その勢いのまま接近してトドメをさそうと斧を振り下ろそうとして来たガルト。

「ハ!」

しかし、その隙をついて、しゃがみ込んで逆に懐に飛び込み、元々使い慣れた片手剣ショートソードの≪斬撃≫で喉元まで剣を振り上げる。

寸止めとなったところで審判が試合終了を告げる。

「勝者、シミリート」

ガルトが近寄り握手を求めてくる。

「まさか片手剣まで武技を習得していたとはな。油断した」

「いやいや、まだまだ自分の修行不足を感じさせて貰ったよ、先輩。これから王都でもよろしくな」

「あぁ、任せろ。負けたのに言うのもなんだが、ベテランの銅級冒険者であり、王都にも長いガルト様に何でも聞くが良い」