軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ルードルフの街

荒野を北上し、ルードルフの街を遠目に見えるところまでたどり着いた一行。

「街の城壁を魔物が取り囲んでいることも無かったな」

「冗談でもそんなこと言わないでよ」

何かとフラグを立てやすいヨルクをゾフィがたしなめている。

無事にルードルフの街に入り、宿の確保や冒険者ギルドでの情報収集などに手分けして別れる。

冒険者ギルドに向かったウィンデルとアントニウスは、この街の周辺、そして北部に広がる魔の森、セルヴ大森林での魔物の異常発生が無いことを確認できた。この街から東に当たるフスハレ付近ではその話があるようであり、やはりモンヴァルト山脈を無理に越えなくて良かったと思われる。

このルードルフの街は主街道の街ではあるが、メイユなどに比べて規模が小さな街であるため、東に向かう商隊の多くはこのルオルゾン領でも東部側にある領都か、ここに来る前、隣のローニョレ領で待機しているらしい。

同じモンタール王国ではあるが、ストローデ領ではない領での衛兵や城壁などを興味深く確認するシミリートを中心に、シャドウとフェザーの兄妹を含めた8人が揃って街を散策している。

魔の森が近いため城壁はしっかりしているが、メイユに比べて規模が小さく、店舗の数も少なかった。ただ、ステルビア王国ほど品不足ということもないようで、魔物の肉を素材にした屋台もあったのでヨルクの不満は無いようである。

巨蠍ジャイアントスコーピオンの殻を革鎧の強化にする発注は早々に頼んだ後の散策であり、鎧を脱いだ身軽さ、護衛業務からの一時免除による解放感などが伴い、品数が多い街で買い物を楽しむ一行。