作品タイトル不明
光属性の子供たち
ギルドの会議室を借りられるようだ。そこに10名の子供たちが待っているという。
受付のお姉さんに案内されて部屋へはいると上は15歳下は10歳くらいの貧しい身なりの子が緊張気味に座っていた。
「この人が依頼主のアリスさんです」
それだけ言って受付のお姉さんは帰っていたた。
10人の視線が私に向く。
一番の年長に見える男の子が声を上げた。
「なぁ、みんな大銅貨1枚もらえるのか?」
年長の男の子の影に隠れるようにして5歳くらいの男の子が顔を出した。
おや?11人いる。
「こいつはまだギルドに登録できないんだが、光魔法が使える」
お、おお!そういうことか。
「この子はあなたの弟?」
年長の子が唇を噛んだ。
「俺たちは孤児だ。弟じゃない」
孤児!
「ってことは、えーっと……」
まさかと思ったけど。
「君の稼ぎは孤児院の子たちのために使うの?」
うんと年長の子が頷いた。
うひゃー!孤児院って予算は何処から出ているのか問題勃発!領主ぅ、領主がぁぁちゃんとぉ、やってくれないとぉ!
って、違うな。孤児院などを慰問したり寄付したりって、主に貴族婦人の役目だよ。夫人や令嬢の!手が回ってないのか、予算が回せないのか、それともどこかでだれかの不正が行われてお金が回ってないのか。
「冒険者じゃなくても……こいつは俺より魔力があって役に立つんだ、だから……その……」
「ん?属性って8歳で分かるよね……?」
「こいつは8歳だ」
うそ。5歳くらいに見えた。
小さすぎない?
細くて小さくて……食べる物が足りてないから、成長できないのかな……。
「お待たせしましたアリス様」
焼いたお肉のいい匂いとともに、カイが食料を持って現れた。
くぅーと小さなお腹のなる音が聞こえる。
音のしたほうを見ると、子供が恥ずかしそうに顔を伏せた。他の子たちは匂いの元であるカイの手にある食べ物にくぎ付けになっている。
「さぁ、食べながら話をしましょう!席について!」
テーブルの中央にパンと肉串を置いてもらう。
「食べていいのか?」
「ええ、もちろんよ。これも依頼料の一つだと思って。お金と違うからギルドに手数料を取られないから得でしょ?ふふふ。私もお腹ぺこぺこ。えーっと、一人肉串2本とパン4個ね」
「それじゃあ、あの子の分はないの?」
中学生くらいの女の子が男の子を見て口を開いた。
計算早い。そうなのだ。私とカイをのぞいて冒険者は10人。冒険者じゃない子供をいれると1人。もともと20人前をお願いしたから2人前づつ配ると……って。計算できるのかな、この子は。計算がこれだけできれば有能じゃない?
「カイ、追加で私とカイとあの子の分お願い」
別の子が声を上げた。