作品タイトル不明
頑張って戦うよ!!
「出発しましょう」
休憩を終えて出発の準備が終ってシアがそう言って私達の旅は再開した。
それから何事も無く夜になり野営をする為に開けた場所で馬車を止めて野営の準備を始めてその準備の間にリーダー格が集められてこれからの予定を話す事となった。
「昼の事があるから見張りを強化したい」
アインハルト兄さんの言葉にここに居る全員が頷く。
「わかった。なら最初は俺達【ラセーヌ】が見張ろう。それとリアとレティシアは夜の見張りには参加させない方がいい」
【ラセーヌ】のリーダーを務めるガレスさん
「何故だい?見張りが多い方が良くないかい?」
ガレスさんがそれを聞き首を左右に振り口を開く。
「向こうが常にこっちを観察しているのであれば、リアとレティシアは『護衛される側』と思わせておいた方がいい」
アインハルト兄さんはガレスさんの言葉を聞き納得したように頷き口を開く。
「納得したよ。でもいいのかい?君達の負担が少し増えるよ?まあ僕達も見張りはするけどね」
「構わない、俺達はその為に雇われたんだからな」
「助かるよ」
さすがギレスさん、先を読んでるんだね!見習わないと!!
「だがいざという時にはしっかりと戦ってもらうぞ?」
ギレスさんが私に視線を向けてそう言ったので私は頷き口を開く。
「もちろんだよ、その為に私も此処に居るからね」
誰も傷ついて欲しくないからね、頑張って戦うよ!!
そしてその日は何事も無く無事に終わった。
盗賊共の襲撃を受けた日から2日間は何事も無く旅は進み、今日も野営をすべく準備をして、毎日おなじみのミーティングをしているとシアが真剣な顔で口を開く。
「ねえ、やっぱり私達の考えすぎなのかしら?」
襲われない日々が続き、そう聞いて来たので私は苦笑しながら口を開く。
「別に襲われないのは良い事じゃん?のんびりと旅をしようよ」
その言葉を聞きアインハルト兄さんは微笑みながら口を開く。
「リアの言う通りだよ。でも確かに考えすぎかもしれないけど警戒するに越した事は無いからね。このままこの警戒だけはしておくよ」
アインハルト兄さんの言葉にこの場にいる全員が頷きミーティングを終えた。
そして夜も遅くなって来て見張り組以外の人達は眠る時間になって皆が眠りについて2時間位して・・・見張りの『敵襲!!』の声に叩き起こされた。
その声を聞きテントを出て一緒にテントを出たシアに声を掛ける。
「シア、部下に囚人達のいる場所に結界を張ってもらって!!レティシアはシアと一緒にいて!私はアインハルト兄さんと共に戦う!!」
そう言って走り出そうとした私の手をシアが掴み口を開く。
「待って、今は行かない方がいいわ。アインハルトたちに対応できなくなってから行くべきよ」
シアにそう言われて私はテントの入口で周囲を警戒する事にする。
「チッ!!もう結界を張りやがったか!!」
騎士との戦いを切り抜けて囚人達のいる馬車を襲おうとした襲撃者が結界に弾かれて数歩下がり、そう口にするとその襲撃者が更に口を開く。
「予想はしてたんだ、予定通りにしろ!!」
襲撃者たちはその言葉を聞き騎士達や探索者達と戦い始め、襲撃者の何人かが私とシアのいる場所に向かって走って来た。