作品タイトル不明
だから使った!!
襲って来た本人に聞けばいい!!と思いそう聞くとユリアンが首を左右に振り口を開く。
「ゲレンスキーは命令されて来ただけで理由は聞かされていないわ」
なるほどキルアスキルの本部が有能な人材・・・・『ナンバーズ』に命令したって事ね。
って言うか微笑みながら言ってるけど怖いよ!!これかなり怒ってるよね?まあ気持ちはわかるけど!!
「って事で私はこのまま拠点に残っているわ、リア達は遺跡の調査を頑張ってね?勿論警戒しながらね」
「わかった」
まあ賊以外にも魔物いるから警戒はするよ。
「それじゃあ今日も一日頑張って調べようか!!」
こうして3日目の調査が始まった。
「ん?」
元街の端のほうにある建物を調べていたら石でできた床に何かの違和感を感じてその違和感を探るべく石で出来た床をしっかりと観察する。
「これ・・・だね」
この石で出来た床は1つ灰色の岩を削って作られた床っぽいんだけど床の一か所だけ少し色は違う場所があった、私はそれを見て違和感を感じたっぽい。
「偶々ここだけ違うものを使った?」
取りあえず色違いの床にエーテルを流し込んだけど何の反応もしなかったからそう考えたんだけど、何かもやもやするので後ろで私の行動を見守ってるディアナに視線を向ける。
「気になるからその床を吹き飛ばしてみるから少し下がってて」
「は?吹き飛ばすって」
私がいきなりそう言ったのに驚きながらティファとミーティアを引っ張るようにして後ろに下がったディアナを見た後に標的である床を見ながらニーズヘッグを握りしめ深呼吸を一回して口を開く。
「魔法を司る神リリアーナよ我が願いを聞き届け我が敵を打ち倒す力を貸し与えたまえ」
此処まではよく使う使う【サウザンドボルト】と一緒。
「我は目の前の敵を打ち倒す力を求める・・・・その力をもって敵を打ち倒せ・・・・【ボルテックスピアー】」
その言葉を紡ぎ終わると空の一部が曇って行き灰色の雲が集まりだし・・そしてその雲から一閃の光を放ちながら勢いよく雷が標的である床へを一直線に落ちる。
ド派手な音と地響きを起こしながら遥かな時をかけて積もった砂や埃を巻き上げ・・・・そしてそれが収まった後には標的の床が無くなって底の見えない穴が開いた状態になった。
「リア・・・・今の【魔法】は初めて見るわね」
もう接近しても問題ないと考えたディアナが私にそう声を掛けながら近いて来たので私は頷く。
「ニーズヘッグに教えてもらった【魔法】だよ、よく使ってる【サウザンドボルト】は広範囲殲滅型魔法なんだけど【ボルテックススピアー】は少数って言うより単独の敵専用みたいな【魔法】なんだよ」
ニーズヘッグを仲間にして幾つかの【魔法】を覚えたんだけどほぼ使う機会が無かった、けど!!使う機会があれば使いたいじゃん?だから使った!!
ってのをディアナに説明したらユリアンやムーラさん・・・いや調査隊の全員が私達のほうに向かって走って来るのが見えた。
「なんであんなに焦った顔で走って来るの?」
こっちに向かって走って来る皆を見ながら首を傾げていると隣にいるディアナが深い溜息をつく。
「あのねリア?あんな凄い音を立てておいて『心配するな』ってのは無理があるわよ?」
「あ」
言われてみれば確かに!!あれだけの騒音をたてたら誰だって驚くよね!!
「えっと・・・・・どうしよう」
私がそう言うとディアナが深い溜息をつく。
「自分で考えなさい主席さん」
あれ?呆れられてる?