作品タイトル不明
さあ行くよ!!
オークの死体の処分をした後に再び野営の準備に戻り予定通りこの開けた場所で夜を過ごした。
「やっぱりあのオーク達はこの森に元からいた魔物だったみたいね」
魔物の襲撃も無く無事に朝を迎えたユリアンがそう言って来たので私は頷く。
「みたいだね、いやぁ良かった」
ティファとミーティアをモフモフしながら答えるとユリアンがジト目で口を開く。
「本気で言ってる?そうは見えないけど?」
え?本気で言ってるのに何疑ってるの?と思い口を開こうとするとユリアンが苦笑する。
「貴女今自分が笑ってるって思ってるでしょ?」
「うん」
笑いながら『良かった』って言ったはずだけど?と思っているとユリアンが話を続ける。
「目が笑ってないのよね・・・・『早いとこ襲って来て欲しい』って目で言ってるわ」
「え?ソンナコトナイヨ」
私がそんな物騒な事考えてる訳ないじゃん!!
「ねえリア・・・・何で緯線を逸らしているの?」
ディアナが呆れた顔でそう言って来るのもスルーして口を開く。
「さあ!遺跡目指して出発しよう!!」
私がそう言うとユリアンが物凄く深い溜息をついた後に口を開く。
「はぁぁぁぁ・・・もういいわ・・・それじゃあ行きましょうか」
私達は馬車の旅を再開した。
「此処が目的地なんだね?」
遺跡を目指してサルーンを出て6日目・・・・目的地である遺跡がある場所の前まで来た・・・・・らしい。
「ええ、えーっと・・あそこね」
ユリアンが周囲を見渡して何かを探し目的の物を見つけたのか指をさしてそう口にしたので私はユリアンが指差した方を見るとかなり巨大で立派な木がありその隣辺りを指差していた。
「あそこら辺の木の後ろ辺りに少し小さめのほらあながある・・はずなのよ」
ユリアンの言葉に私はその大きな木に向かい歩き出そうとして足を止める。
「私が先に行くわ」
ディアナが私の前に立ちながら剣を鞘から抜いてそう言って来たからだ。
私はディアナの背中に隠れるようにして木に近き・・・・『あ』と呟く。
「よくこれを見つけられたね」
大きな木の裏側の岩肌に人一人分が入れるだけの亀裂があった・・・正面から見ればこの亀裂は巨大な木で絶対に見れないよこれ・・・と思っているとユリアンが苦笑する。
「旅人が雨宿りをする為にこの木の下に来た時に見つけたらしいわ、それでその亀裂に入ってみたら遺跡を見つけた・・・と言う訳」
「そりゃ凄い、そのお陰で歴史的遺跡を見つけられたんだから」
そう言うとユリアンが苦笑する。
「確かに歴史的な価値はあったけど・・・それだけだった」
そう言えば珍しいものは何も見つかって無いって言ってたね。
「なら早速入る?」
ユリアンに視線を向けそう聞くとユリアンが少し考えてから口を開く。
「そうしましょうか」
ユリアンがそう言った後に後ろで私達のやり取りを見ていた調査隊の皆を見渡して口を開く。
「これからこの遺跡に入ります、事前に言っていた盗賊やもしかしたらこの前の執事達が出てくるかもしれないので油断はしないで!ではハイ入りましょう!!」
早く入ってどんな遺跡か見てみたい!!さあ行くよ!!