作品タイトル不明
ご褒美に思いっきり撫でてあげよう!!
ユリアンが私を見て呆れた顔で深い溜息をついてからここに居る全員を見わたしてから口を開く。
「それで話を戻すけど見ての通りここにあった魔道具が壊されたわけだけど二つの事をしないといけないと思うの」
ん?どういう事?と思ってユリアンを見るとユリアンが人差し指を立てる。
「まず1つ目・・・この魔道具がどういう魔道具なのかの確認・・・と言っても壊れているからそんなに正確な答えを求めている訳じゃないけどね」
まあ残骸を見て『これはアレをするための物だ!!』って当てる事なんて出来ないからね!!と思っているとユリアンが更に中指を立てる。
「2つ目・・・・この空間に目の前の魔道具以外に他に何か無いかと・・この空間に隠された部屋があるかを確認しなきゃいけないと思うの」
確かにそうだね、もしかしたらこの空間の何処かに隠し部屋があるかもしれないからね!!
「という感じで此処の調査をしたいと思うんだけど他に何かあるかしら?」
私は何も思いつかないから首を左右に振ったけどリッカちゃんが手をそっと上げる。
「何かあるのリッカ?」
ユリアンがそう聞くとリッカちゃん真剣な顔で口を開く。
「地上も調べた方が良いと思います」
ん?どういう事?地上には『遺跡跡』しかなかったよ?と首を傾げているとリッカちゃんが話を続ける。
「此処みたいに地下への入口が他の場所から見つかるかもしれません」
あああ!確かに!!それは失念してた!!確かに調べた方が良いかも!!と思っていると全員がリッカちゃんの言葉に頷く。
「その通りね、これはティファとミーティアに頑張ってもらいましょう」
そう言いながら全員の視線がティファとミーティアに向くと2人はドヤ顔で鳴き声をあげる。
「任せなさいって事だね」
ああもう!うちの子達は可愛くて優秀だよ!!ご褒美に思いっきり撫でてあげよう!!
「・・・・・リアはそのまま聞いてなさいね」
ユリアンがティファとミーティアを思いっ切り撫で始めた私を呆れた顔で見ながらそう言って来たので答える代わりに更に2人を撫でまくる。
「他には無いかしら?」
ユリアンが皆を見渡してそう聞いて、それを見た全員がなにも無いと首を左右に振る。
「あ!」
思いついた事があってそう声を上げるといきなり声を上げた私に視線が集まる。
「何かあったのリア?」
ユリアンがそう聞いて来たので私は首を左右に振り口を開く。
「あのメイドさんの名前を執事さんが口にしたのを思い出した」
まあメイドさんの名前が分かったからどいうなるって訳じゃないけど何もない状態よりはいいと思うんだ。
私の言葉にディアナも『あ』と呟くのを聞き今度はディアナに視線が集まる。
「ディアナは私と一緒に執事さんと対峙してたんだから聞こえてるよね」
そう言うとディアナが頷く。
「メイドさんの名前は『ミズキ』・・・執事さんがそう呼んでいた」
私がそう言うとユリアンが小声で何度も口にして・・・そして頷く。
「今度ミズキに会った時は絶対に負けないようにする」
決意するように口にしい一度頷いた後に微笑んで口を開く。
「さて!話は此処まで!!お腹が空いたから上に上がってご飯を食べましょう!!」
ユリアンの言葉に黙って撫でられていたミーティアが尻尾をブンブン振り始めてユリアンの所へと走っていき体を擦り寄せる。
「本当に食いしん坊だねミーティアは」
全員がミーティアを見てほっこりとした気分になった。
・・・・・あ!もしかして執事さん達に負けて落ち込む私達の気持ちを切り替えさせたくてそんな態度を・・・・いや!!この子は元から食いしん坊だった!!