軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ぺシぺシ!!

「確かに何もなさそうだね」

盗賊や魔物に襲われる事も無く目的地である遺跡につく事が出来て『遺跡跡』を見渡してそう呟くとユリアンが苦笑する。

「各自野営の準備を!それとムーアは5人位連れてこの遺跡の周囲を調べて来て」

ユリアンの言葉に各自が動き出して私も【ディメンションスペース】に入れてあるテントを取り出して設置する。

「リア・・・私のも頼めるかしら?」

ディアナがそう言って来たので頷き預かっているディアナのテントも【ディメンションスペース】から取り出して私のテントの隣に置く。

「ありがとう」

そう言いながらディアナが設置し始めるのを見ていたらユリアンが私の方へと歩いてくるのが見えた。

「リア」

ユリアンが私の所に来て周囲を見渡した後に私に視線を戻して口を開く。

「明日から此処の調査をするんだけどティファの力を貸してもらいたいのよ」

「わかったよ」

まあこの遺跡跡を見る感じじゃ地上には何もないからあるとしたら地下・・・そしてそこに行く為の入口探しになるからね。

「それでなんだけど」

頷く私にユリアンが話を続けようとした時に少し離れた場所から『ウミャ!!』ってティファとミーティアがこっちを見ながら座っていて、ティファが地面を『ぺシぺシ!!』って叩いてるのを見て固まる。

「・・・・・早速見つけたみたいだよ?」

固まるユリアンを見ながら私がそう言うとユリアンが現実に戻って来て深い溜息をつく。

「これは予想外ね・・・でも見つかったんだから良しとしましょう」

まあ見つからないより見つかった方が良いからね!!と思いながら私とユリアンは地面をぺシぺシと叩いているティファの所まで歩いて行く。

「で?リア・・・・何かわかる?」

ティファが『何かあるよ!!』と教えてくれた場所を見ていたらユリアンがそう聞いて来たから私は首を左右に振り口を開く。

「見た目じゃわからないよ?だから・・」

左手にニーズヘッグを握りティファが教えてくれた場所に右手を置き右手でエーテルを流し込む。

「やっぱり」

エーテルを流してすぐに触っていた地面が横へと『ズズズ・・・・』とずれて行き下へと行く為の4人位並んで降りれるくらいの広さを持つ階段が出て来た。

「これは・・・・皆集まって!!」

ユリアンが階段を見てすぐに周囲で野営の準備をしている皆に声を掛けて集まってもらうようにお声を掛けた。

「見てわかるように地下へといける階段を見つけたわ、それで大きめのテントをこの階段を隠すように設置して欲しいの」

外から見れば少し大きめのテントがあるって感じにしたいのね。

「それと地下の調査は明日からとします」

えええ!!せっかく見つけたのにそりゃないよ!!

「今からでもいいじゃん」

私がそう言うとユリアンが真剣な顔で口を開く。

「この下に何があるか分からないからベストな状態で調べたいのよ、しっかりと食事をして睡眠をとってベストな状態で調べましょう」

そう言われれば納得するしかないので私も頷き他の皆も納得して野営の準備に戻って行く。

「んじゃ私もテントに戻るね」

自分のテントはもう設置してあるのでテントまで行こうと思って足を止める。

「ティファとミーティア、行こう」

階段の脇で動かずに私を見ていたティファとミーティアを誘って私は自分のテントへと戻った。