作品タイトル不明
一生話をする事は無いと思っていました!!
「やっぱり可愛いわぁー」
あれからすぐに私はエスメラルダさんの着せ替え人形と化し30分後には私の知らないサイズピッタリのドレスを着てセレーヌさんの前に立たされていた。
私を見てご満悦なセレーヌさんはニコニコしながら何度も頷き『可愛い』を連呼している。
「確かに見違えたな」
ティファを抱き抱えながら私を見ていたディアナが目を見開きながらそう言ったので私は苦笑しながら口を開く。
「このドレスのお陰で可愛く見えるんだよ、セレーヌさん着替えた事だし行こうよ」
私の言葉にセレーヌさんは頷いた後に満足そうな顔で立つエスメラルダさんに視線を向けて口を開く。
「エスメラルダ、馬車の用意は?」
「いつお出かけされてもいい様にご用意してあります」
セレーヌさんはエスメラルダさんの言葉に頷き私達に視線を戻し口を開く。
「それじゃあ宮殿へ行きましょう」
私はティファを抱きながら馬車に乗り込み王宮へと向かう。
「ようこそいらっしゃいましたセレーヌ様」
王宮につき馬車から降りるとメイドの恰好をした女性が私達を待っていたようで、降りてすぐにセレーヌさんにそう声を掛けて来た。
「貴女が来るなんて珍しいわねアリエス?」
セレーヌさんが微笑みながらそう言うとアリエスと呼ばれた女性が微笑みながら口を開く。
「セレーヌ様や魔導師殿の出迎えを部下に任せる脇にはいきませんからね、ご案内しますわ」
まさか『魔導師』って名が出るとは思わず驚いているとアリエスと呼ばれた女性が微笑みながらカーテーシーをした後に口を開く。
「お初にお目にかかります魔導師殿、私の名はアリエス・サマーと申します。一応のこの城のメイド部門の長をしておりますので以後よろしくお願いします」
私を見ながらそう言うと微笑み更に口を開く。
「話は聞いていましたが此処まで可愛いとは思いませんでしたわ」
その言葉に私は現状に戻り口を開く。
「フローリア・ランズです、よろしく」
私の自己紹介を聞いてアリエスさんは微笑んだ後に真剣な顔になり口を開く。
「では皆様を陛下の元へご案内いたします」
そう言った後アリエスさんが歩き出したので私達はその背を追いかけるように歩き出した。
「こちらで陛下がお待ちです」
20分位歩いて一つの部屋の前で足を止めて私達を見ながらアリエスさんがそう言って来た。
私達がその部屋を見ているとアリエスさんが扉をノックした後に口を開く。
「セレーヌ様とフローリア様とディアナ様をお連れしました」
アリエスさんの言葉の後すぐに部屋の中から男性の声で『入れ』と聞こえ、それを聞きアリエスさんが扉を開けてその後に横に移動し口を開く。
「どうぞお入りください」
アリエスさんの言葉を聞きまずはセレーヌさんが部屋に入り私とディアナはその後を追いかけるように部屋の中へと入った。
部屋の大きさは10畳ほどの広さで部屋の中央にテーブルと椅子が置いてあり椅子に2人の男女が座っていて部屋に入った私達を見ていた。
「良く来たわねフローリア」
そう声を掛けて来たのは何度か顔を合わせ顔見知りになったこの国の皇后様であるリリア様だった。
私はその言葉を聞きカーテーシーをした後に口を開く。
「お呼びと聞き参上させていただきました」
リリア様の隣にいいる男性・・・この国のトップである皇帝陛下であるジオール様が口を開く。
「まさかこうも早く其方と話せるとは思わなかったぞ」
私は一生話をする事は無いと思っていました!!