軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

827.噴水できて★

「噴水は好評のようですわね……」

「そうだな……」

……この村らしいといえばらしい。

あとで「胃腸が強くない人は飲まないでください」と看板を作って置かねばだが。

まぁ、噴水の水をごくごく飲む者はそんなにいない……はずではある。

「なかなか風情ありますぜー」

アラサー冒険者たち、冒険者一団は腕を組みながら眺めている。

様々な奇怪な代物を見てきたであろう冒険者者にとっても、そうらしい。

「土風呂から見えるにゃん?」

「水が上に来たところなら……頭の位置を逆にすれば……いけるんじゃないっすかね」

すでに村のどこからどの角度で見ればいいか、考えてくれている。

あとで聞いて、村の観光に活かすか。

『ここからでも見える噴水!』

こういうフレーズはプラスになる。

うん、いい感じだ。

「わっふー……」

「どうしたぴよ? マルちゃん?」

「我、レベルが上がったんだぞ!」

マルコシアスのピンクの毛がふわっと盛り上がった。

「ぴよっ! ふわっとぴよね!」

「わふー……どうなんだぞ?」

ステラがマルコシアスのそばに屈み、目を輝かせながら手を伸ばす。

「おおー……これは……」

「ウゴ、どんな感じ?」

「毛が変わったんだものな」

ディアもふんふんとマルコシアスの毛を堪能していた。

「いい感じぴよ!」

ステラが手を横にすーすーと動かして、マルコシアスの毛の感触を確かめる。

「これは――」

ステラがごくりと喉を鳴らした。

「冬毛ですね」

領地情報

地名:ヒールベリーの村

野球チーム名:ヴィレッジ・コカトニア

特別施設:冒険者ギルド、大樹の塔(土風呂付き)、地下広場の宿、コカトリス大浴場、コカトリスボート係留所、たくさんの地下広場、ため池、入浴の塔、魔導トロッコ、噴水

総人口:272

観光レベル:A(土風呂、幻想的な地下空間、エルフ料理のレストラン、池と堤防、入浴の塔、噴水)

漁業レベル:B(レインボーフィッシュ飼育、鱗の出し汁、マルデホタテ貝、ホンビノス貝)

牧場レベル:B(コカトリス姉妹、目の光るコカトリス、ヒナコカトリス、海コカトリス、砂コカトリス)

魔王レベル:C(悪魔マルわんちゃん、赤い超高速、ふかふか)