軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

674.ぴよと砂ぴよ中編

昼になるとコカトリスの活動は二極化する。

「ぴよ……」(おひるね……)

「ぴよよ……」(すややー……)

一部のコカトリスは良さそうな場所でお昼寝を開始するのだ。

コカトリスのお昼寝スタイルは密着系である。

大抵、数体のコカトリスが集まって寄りかかったり重なったりしている。

「ぴよ」「ぴよ」

(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)

最近の流行りは砂コカトリスから学んだ、羽と脚を引っ込めて重なるお昼寝スタイルだ。

下に負担がかかるようだが、コカトリスのタフさなら全く問題ない。

むしろ上のコカトリスがもぞもぞすると、背中がほどよく刺激されるのだ。

他のコカトリスは活発に活動する。

「ぴよー!」(いえーい!)

「ぴよっぴー!」(飛び込むぜー!)

どっぽーん!!

コカトリスが溜池に飛び込む。

コカトリスは好奇心が強い。新しいものはとりあえず楽しむのだ。

「ぴよー」(潜水ー)

「ぴよよよよー」(ぱしゃぱしゃぱしゃー)

数体のコカトリスが水を思い切り楽しむ。

高速で泳ぐコカトリスもいれば、ゆったり潜水を楽しむコカトリスも……。

少しの間そうしたあと、とあるコカトリスが羽の間に隠したボールを取り出す。

コカトリスの羽毛はマジカルなので、こうしたことも可能なのだ。

「ぴよっ!」(そろそろキャッチボールしよー!)

「「ぴよよー!」」(はーい!)

溜池に浮かぶコカトリスがキャッチボールを始める。

「ぴよーっ!」(それー!)

「ぴよっぴー!」(キャッチー!)

ぱちゃーん!

コカトリスの投げた球をジャンプしたコカトリスが華麗にキャッチする。

そうして午後も過ぎていき……。

夕方になるとコカトリスたちは宿舎へと帰っていく。

「ぴっぴよ」(今日も楽しかったねー)

「ぴよよー」(お土産もたくさんー)

コカトリスは収穫した農作物のうち、好きなものを好きなだけ持ち帰る権利がある。

末端価格にすると大変な金額であるが、コカトリスのパワーのおかげで村は大いに潤っているのだ。

「ぴっぴよー……」(えーと、今日は……桃、ヒールマンゴー、メロン……)

「ぴよー!」(いいね、帰ったら皆で食べようー!)

こうして日は暮れていくのだ……。