軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

673.ぴっぴよ踊り★

村に帰った俺はまず着替えることにした。

荷物も置かなきゃいけないしな。

さすがに村でも着ぐるみでいる必要はない……よな?

というわけで先に家へ帰り、着替えることにする。

ステラは少し残念そうだった。

「着ぐるみでいても良いと思いますが……」

「い、いや……。俺がエルぴよだと広く知られたら意味がない気もするし……」

エルぴよの正体は秘密である。

村の住人やザンザスの一部には知られているが。

元々は変装のためだからな。エルぴよ姿でも、村人は俺をエルトとして接してくる。

これを外の人間が見れば、中の人の見当がついてしまう。

「砂ぴよはだいじょーぶぴよ?」

「広場に踊りに行ったので、大丈夫だと思います」

ふむ……。どんな感じになっているんだろうな。

あとで見に行くか。

「ぴっぴよー!」(いえーい!)

「ぴよよー!」(うにゃにゃー!)

砂コカトリスは他のコカトリスに混じって、広場で踊っていた。

特に理由はない。

踊っている仲間がいたら、隣で踊るのがコカトリスである。

ぴっぴよ、ぴっぴよ。

羽を掲げながら、片脚をもにっと上げる。

体の向きを変えて、上げる足を入れ替える。

ぴっぴよ、ぴっぴよ。

ときおり上下に揺れて、お腹のたぷみも燃やしてゆく。

「にゃ。仲がいいにゃー」

広場のナールはコカトリスの踊りを微笑ましく見ていた。新しく住むコカトリスとは全然気付いていない。

「そですねー」

テテトカはのんびりと答えた。

もちろんテテトカは砂コカトリスが外から来たコカトリスだと気付いている。

しかし特に重要なことではないので、言葉にしなかった。

「はむはむ……」

テテトカが懐から草だんごを取り出して食べ始める。

「ぴよっ!?」

瞬間、コカトリスたちがテテトカを見つめて動きを止めた……。

「食べますー?」

テテトカが草だんごを差し出すと、コカトリスたちは一斉にダッシュして集まってきたのであった。

領地情報

地名:ヒールベリーの村

野球チーム名:ヴィレッジ・コカトニア

特別施設:冒険者ギルド、大樹の塔(土風呂付き)、地下広場の宿、コカトリス大浴場、コカトリスボート係留所、たくさんの地下広場、ため池、入浴の塔、魔導トロッコ

総人口:272

住民+3(砂ぴよの皆さん)

観光レベル:B(土風呂、幻想的な地下空間、エルフ料理のレストラン、池と堤防、入浴の塔)

漁業レベル:B(レインボーフィッシュ飼育、鱗の出し汁、マルデホタテ貝、ホンビノス貝)

牧場レベル:B(コカトリス姉妹、目の光るコカトリス、ヒナコカトリス、海コカトリス、砂コカトリス)

魔王レベル:D(悪魔マルわんちゃん、赤い超高速)