軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

427.作戦開始

翌日。

船乗り、村の仲間やコカトリス達と一緒に港へ向かう。

コカトリスはなんか、おめめぱっちりしてるな。

昨日休んで英気を養えたのかもしれない。

「ぴよ」(なんか元気ある)

「ぴよよ!」(たぷも燃え燃え間違いなし!)

俺もコカトリス着ぐるみを着て、ぴよぴよと一緒に港を歩く……。

住人達が列をなして見物している。

目的は……先頭のルイーゼとこのコカトリス達か。

ルイーゼはふよふよ浮きながら手を振って、市民にアピールしているな。

まぁ、彼女はこの街の領主一族だから、こういうのも重要なお仕事だ。

ディアとマルコシアスはステラの胸元に収まっている。

「今日も天気は良さそうぴよねー」

「だぞ。風もないしスムーズに行きそうなんだぞ」

「頑張るぴよよ!」

「頼もしいです……!」

「よろしく頼んだぞ」

「おまかせぴよ!」

ディアがぴよっと羽を上げる。通訳として、ディアの役割は大きい。

「みんなでクラゲ撃退! ぴよ!」

港から船に乗り、大海原へと出発する。

船には大きな網が乗せられているな。これで星クラゲを捕獲していく。

その網の準備をルイーゼが眺めながら、

「昨日一日でなんとか数を揃えたんだけどなー……。あとは燃やす準備、と」

「星クラゲは食べることもできますけど、量が多すぎますわ。高火力で焼かないと駄目ですわ」

ジェシカの言葉にクロウズが補足する。

「小舟を中心に港で手はずは整っています。問題はないかと」

星クラゲの海域に近づくにつれ、船上の緊張が高まるのを感じる。

解毒ポーションは用意しているが、それでも船の数で割ると数個ずつしかない。

それと突貫作戦の不安か……全てはコカトリスにかかっている。

「ぴよぴよ?」(そろそろー?)

「ぴよぴよぴよ」(ストレッチも終わったし、いつでもバッチコーイ)

コカトリスに緊張感はないな……。

ぴよぴよしてる。

「博士はあとで合流っぽいから、先に始めるぞ」

「わかった。ディア、それじゃ……」

「ラジャーぴよよ!」

ディアがコカトリスに呼びかける。

「ぴよぴよぴよぴよ!」

「「ぴよぴよぴよぴよー!」」

コカトリスの高速ぴよ語。

何を話しているかはわからないが、コカトリスの顔がちょっとキリッとなった。

どうやら海に潜る時が来ているのを認識したらしい。

「僕達もコカトリスが散開したら、海に行くよ」

「俺とナナ、ステラがフロントだな」

潜水部隊の船乗りは無理せず、中衛と後衛を任せる。

というより、連絡役に徹してくれたほうがかえって効率良さそうだし。

「海中で仕留める必要はないですわ。海面から大量に網にかければ……ですわ!」

レイアは船団の向こうで指揮を取る。正直、網の使い方や星クラゲの動きについてはぶっつけ本番に近い。

こういうとき、魔物に動じない指揮官は必要だからな。

コカトリスに気合が入ったのを見て、ルイーゼが声を上げる。

「よし、ぴよぴよ大作戦の開始だぜー!」

「「おー!」」